鍋割山は、神奈川県北西部に広がる丹沢山地の南部にある標高1273mの山。 鍋割山登山には、自分の足で山を登る楽しさに加えて、更に三つの楽しみがあります。 (1)4ヶ所の富士山展望地から富士山を眺める。(山頂手前の富士山展望台、鍋割山山頂、小丸手前の登り坂、小丸尾根分岐) (2)山頂で鍋割山荘のアツアツの鍋焼きうどんを食べる。 (3)鍋割山稜(鍋割山~小丸尾根分岐)のブナ林の尾根歩き 今回は、各季節に(3)鍋割山稜(鍋割山~小丸尾根分岐)のブナ林の尾根歩きの記録です。
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鍋割山稜のブナ林を歩く 各季節
鍋割山山頂で富士山を眺めながら、アツアツの鍋焼きうどんを食べ、一眠りして、小丸尾根分岐経由で下山します。
下山と書きましたが鍋割山は1272m、小丸尾根分岐分岐は70mほど高い1342mで、上がり下がりがあるため、小丸尾根分岐までの鍋割山稜コースは100mほど登るコースです。 昼飯を食べた後の登りコースは苦手ですが、ブナ林の快適な尾根歩きを味わうため、いつもこのコースを歩きます、 鍋割山山頂からの富士山 ![]() 鍋割山荘の鍋焼きうどん ![]()
■2009年1月18日 幸運にも樹氷を眺めながら尾根歩き。
2014.1.19には、樹氷はほとんど無し。その時の温度、湿度、風などの気象条件により発生状況が異なるようです。
12:40 鍋割山山頂で、「鍋割山稜11」を出発。気温0℃。 ![]() 12:45 山頂付近は、霞んでいます。 ![]() ![]() 12:46 寒さ対策万全。 ![]() 12:46 尾根道で、見事な霧氷を眺めています。 ![]() 12:47 ![]()
13:09 地表には積雪も少なく、樹枝だけが樹氷に覆われているため、まるで満開の桜並木のように見えました。。 ![]() ![]() 13:13 小丸尾根分岐です
![]() 13:18 小丸尾根分岐横の広場から、塔ノ岳表尾根の花立山荘を眺める。 ![]() ■2014年1月19日 幸運にも富士山を眺めながら尾根歩き。 13:03 山頂で88分もランチタイム&珈琲タイムをとった後、鍋割山から小丸分岐に向けて出発
![]() 13:26 鍋割山稜の小丸手前の富士山展望場地からの富士山
小丸に向かう坂道を登り途中で振返ると、富士山がいる雄大な景観を見ることができます。 鍋割山から小丸までの登山道が前方にあり、富士山の右側には丹沢主脈の山々が見えます。 ![]() ■13:27 鍋割山稜の小丸手前の富士山展望場地からの富士山
■13:27 右側の鍋割山山頂に鍋割山荘が見えています。
![]() ![]() ■13:39 相模湾が見えます。
![]() ■13:40 蛭ヶ岳が見えます。
![]() ■13:40 尾根道を進みます。
![]() 13:42 鍋山山稜⑫の小丸1341mに到着。小丸尾根分岐はこの先にあります。
![]() 13:56 小丸尾根分岐横の二俣へ下りる道の広場から、富士山のいる大展望です。
![]() 13:57 小丸分岐横の二俣へ下りる道の広場からの富士山と愛鷹山。
![]() 14:14 ここから小丸尾根を下り二俣に進みます。
初めはジクザク道で、杉林、自然林の道と景観の変化はありますが、標高差800mもあり、傾斜はきつく90分ほどかかります。 2009.8.31の夏にこの道を登ってきましたが、汗だくだくでかなり厳しかったです。この道は下りに使ったほうがいいと思います。 ![]() ■2010年4月25日 まだ緑はほとんどありません。樹幹の色合いを楽しんで歩きます。
12:48鍋割山出発 ![]() 12:52 蛭ヶ岳を眺めて、鍋割山稜の尾根道を進みます。 ![]() 12:58 鍋割山山頂から10分後のブナの木に囲まれた尾根道。 ![]() ブナの木は、成長するに従い根から毒素を出して、他の樹木、自分より弱いブナを駆遂している説があります。
13:12 尾根道から ![]() 鍋山山稜⑬の小丸尾根分岐に到着。 ![]() ■2011年5月5日 マメザクラが咲き、鍋割山稜が、ところどころ色づいてきました。
12:15 マメザクラ。 富士山近辺やその山麓、箱根近辺等に自生しており、フジザクラやハコネザクラとも言う。タンザワザクラとは言わないようです。 ![]() 12:23 ブナに囲まれた鍋割山稜の尾根道を進みます。 ![]() ![]() ![]()
12:33 ブナ林
![]() 12:53 ブナ林
![]() 12;54 ブナの樹皮が美しい。樹皮と書きましたが、それは樹皮を覆っている、地衣類やコケのようです。 ![]()
12:48 鍋山山稜⑫の小丸到着 ![]() ■2017年5月16日 新緑の季節ですが、鍋割山稜は霧に覆われており、幻想的な尾根歩き。
この日は、鍋割山稜⑮の金冷しまで行き、大倉尾根を下りました。 11:54 鍋割山山頂出発。
![]() ヒガラ ![]() 12:21 雲の中を歩いているようです。 ![]() ![]() 12:26 鍋山山稜⑫の小丸到着 ![]() 12:31 小丸分岐へ進みます。 ![]() ![]() 12:37 鍋山山稜⑬の小丸分岐到着。いつもは、ここから右側に進み、小丸尾根を下りて、二股へ行きます。 今回は、森林整備のため通行止めの表示があります。そのため、まっすぐ進んで、金冷しの分岐までいき、大倉尾根を下ります。 ![]() 12:56 鍋割山稜⑭大丸、標高1386m。鍋割山稜の最高地点。 ![]() 12:58 ツルシロカンネソウ(蔓白銀草) ![]() 13:19 鍋割山稜⑮金冷し。小丸分岐から42分。ここから大倉尾根を下りて、大倉バス停へ行きます。
元気な人は、25分ほど歩いて塔ノ岳山頂に進み、それから下山します。 ![]() ■2009年6月9日 ブナ独特の文様の樹幹に、満ち溢れる葉の緑、最高の尾根歩きです。
12:30 鍋割山稜⑪の鍋割山山頂出発。
![]() 12:31 鍋割山山頂から小丸へ ![]() 12:39 尾根道が緑に覆われています。 ![]() 12:41 シロバナノベニイチゴ。果実は花後に径1 cmの球形から卵形になり、赤熟し、食用になます。 ![]() 12:55 鍋割山山頂から小丸への道を進みます。。
![]() 12:55 ブナの見事な幹を眺めて緑の回廊を進みます。 12:56 鍋割山稜⑫の小丸到着。 ![]() 12:57 小丸から小丸分岐へ ![]() 13:02 ブナの樹幹文様と緑の葉 ![]() ![]() ブナの葉は互生し楕円形(長さ4-9 cm、幅2-4 cm)で、薄くてやや固め、縁は波打っていて、 鋸歯というよりは葉脈の所で少しくぼんでいる感じになる。 秋には黄葉し、その後落葉する。冬芽は褐色の鱗片に包まれ、茎が伸びた後もそれがぶら下がっている。 芽から展開した若葉には長い軟毛があり、後に無毛となる。 13:03 ウツギ ■2008年8月31日 この時は小丸尾根を登り、小丸尾根分岐から鍋割山山頂へ進みました。
23℃の暑さの中、以前訓練所尾根と呼ばれていた小丸尾根を登る。ジグザグの坂道はかなり厳しい。 夏場は覚悟して登らないといけない。 この時期の写真担当の相棒さんも相当疲れたようで、小丸尾根分岐から鍋割山の尾根道の写真が少ない。 12:08 小丸尾根分岐出発 12:23 小丸尾根から小丸へ ![]() 12:25 小丸尾根分岐から小丸へ。 ![]() 12:40 小丸分岐分岐~鍋割山 マツカゼソウが咲いていた。アザミも咲いていた。
![]() ![]() ■2015年9月20日(日) 気温19℃の快適なブナの樹木に囲まれた尾根道歩き。
2、3分おきに撮影した写真を載せますので、尾根道歩きを味わって下さい。 12:50 鍋割山出発
12:51 ![]() 12:51
![]() 12:51
![]() 12:52 ![]() 12:52 空にもろ手を挙げて踊っているような大木に見とれています。
![]() 12:54 ![]() 12:54 尾根道から箱根の山と相模湾
![]() 12:55 尾根道から蛭ヶ岳。山頂が雲に隠れています。
![]() 12:56 ホトトギス(杜鵑草) 花被片の斑点を鳥類のホトトギス(杜鵑)の胸にある斑点になぞらえてホトトギス。 このホトトギスを登山道で見つけると、歩く元気が湧いてきます。 ![]() このホトトギスの花が好きです。20年以上前の1996年に描いた顔彩画がありました。 ![]() 12:58 鍋割山山頂から小丸へ。山頂から7分。日曜日なので登山者が多い。
![]() 13:00 ![]() 13:02
![]() 13:05 緑のなかの、ブナの白い樹幹がとても良い。 ![]() 13:07 ブナの木の幹にキノコ ![]() 13:11 ![]() 13:14 ![]() 13:18 ブナの木のトンネル
![]() 13:20 箱根の山と相模湾
![]() 13:21 小丸の前のひと登りのあとに、ベンチがあります。晴れていたら、上る途中で富士山が見えますが今日は残念ながら雲の中です。 ![]() 13:24 鍋割山稜⑫の小丸標高1341m到着。
![]() 13:24 休まず歩きます。
![]() 13:24 ![]() 13:24 小丸から小丸分岐へ
![]() 13:25 ![]() 13:25
![]() 13:26 ![]() 13:27
![]() 13:28 ![]() 13:30 小丸から小丸分岐へ ![]() 13:30
![]() 13:30 ![]() 13:31
![]() ![]() 13:32 ![]() 13:35 小丸尾根分岐 小丸尾根を下るため、右側に行きます。 ![]() 13:35 アザミが沢山咲いています。 ![]() 13:36 小丸尾根を下りるところに狭い広場があり、そこに座り、休憩して相模湾を眺めます。画面の右側に富士山がいますが、今日は雲の中。 ![]()
■2009年10月12日 山は秋のきざし
12:37 鍋割山山頂出発、気温11℃。 12:41 小丸へ
![]() 12:51 ![]() 13:06 ブナの紅葉 ![]() 13:12 小丸尾根分岐 かなり霞んできました。 ![]() ■2012年10月22日 山の上は秋
12:17 鍋割山出発 12:22 小丸へ
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![]() 12:29
![]() 12:32
![]() 12:37 小丸の手前で一登りして、振り返ると、右のほうに同角ノ頭、檜洞丸、画面の左側に富士山がいますが、今日は雲の中。 ![]() 12:38 リンドウが盛り ![]() リンドウの花が好きで、顔彩画を描きました。山登りを始める前、20年以上前なので、山のリンドウではなく園芸種です。 ![]() 12:46 小丸 ![]() 12:47 小丸分岐へ
![]() 12:48 ![]() 12:52
![]() 12:56 小丸分岐到着 ■2011.11.8 山の上は晩秋、ブナの葉がほとんど落ちており、落葉の道を進みます。
12:22 鍋割山山頂から出発 ![]() 12:23 小丸へ進みます。 ![]() ![]() ![]() 12:25
![]() ![]() 12:26
![]() ![]() 12:27
![]() 13:21 ブナの葉は、ほとんど落ちています
![]() 12:34 ![]() 12:37 晩秋の雰囲気 ![]() 12:38 ![]() 12:41 ![]() 12:44 ![]() 12:53 鍋割山稜⑫の小丸到着 ![]() 13:01 小丸から小丸尾根分岐へ ![]() 13:02 鍋割山稜⑬小丸分岐到着 ![]() 今回は小丸分岐から二股までの下りを載せます。紅葉の状態を示します。
13:44 小丸分岐から二股へ。小丸尾根分岐から34分。このあたりは紅葉が美しい。 ![]() 13:47 紅葉 ![]() 14:05 小丸尾根分岐から55分のところ。 標高1000-1200mの紅葉がが見どころ ![]() 14:10 小丸尾根分岐から1000m下りてきました。 ![]() ![]() 14:52 二股
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