箱根外輪山・芦ノ湖公園への雪道登り記  2014年2月25日(火)


  

箱根外輪山・芦ノ湖公園へ登った2014年2月25日の11日前、2月14日夕方から2月15日朝にかけて、日本の各地で記録的な豪雪が有りました。



2014年(平成26年)2月に日本で発生した豪雪  関東・甲信



神奈川県横浜市旭区の様子。60 - 70 cmの積雪となった。
2月14日夕方から2月15日朝にかけては、特に甲信地方の山梨県で記録的な大雪となり、甲府市(1894年観測開始)で114 cm、河口湖(1933年〈昭和8年〉観測開始)でも143 cmと、いずれもそれまでの過去最深積雪を大幅に塗り替える積雪を記録した他、関東地方でも秩父市(1926年観測開始)で98 cm、前橋市(1896年観測開始)で73 cm、熊谷市(1896年観測開始)で62cm宇都宮市(1890年観測開始)で32cm[13] と過去最深積雪を記録した。

東京都心でも、8日に続いて東京都千代田区大手町で最深積雪27 cmを記録。千代田区大手町から1キロメートル離れた北の丸公園試験観測場では、大手町を大きく上回る39 cmの積雪となった。



記録的積雪を記録した山梨県甲府市街地

記録的積雪を記録した山梨県甲府市街地




山梨県鳴沢村 除雪後の道路の様子


山梨県鳴沢村 除雪後の道路の様子、周辺では2月20日まで一部家屋の孤立が続い


平成26年の大雪 - Wikipedia より引用



 



   2014年2月14-15日の豪雪の後の山歩き




  

■2014.2.18 11:29 大雪の3日後ですが、曽我梅林は、雪はほとんど溶けていました。標高317m。



曽我梅林



■2014.2.23 8:36 高尾山。稲荷神社展望台へ。標高350mほど。大雪の8日後ですが結構雪が残っています。日の当たり方で積雪状態が異なるようです。

しかし、アイゼンを付ければ快適な雪道歩きです。



高尾山







箱根外輪山・芦ノ湖公園への雪道登り記 2014年2月25日(火) 




  

■9:19 湘南台駅から浜石岳目的で沼津まで行くも霞みが強く愛鷹連峰付近に雲が多いことから、急遽予定変更。

■9:47 御殿場線で沼津~御殿場、御殿場からバスで桃源台行きに乗る
御殿場線からは富士山がはっきり、冠雪満杯。浜石岳でもよかったかと少し反省。






御殿場線の車窓から




9;40 御殿場駅からバス

予定では最も登りが楽な芦ノ湖展望公園へ行き、そこから乙女峠まで歩く予定でしたが、芦ノ湖展望公園から即下りてきました。そのわけをこの「芦ノ湖公園への雪道登り記」に書きました




富士山と箱根外輪山の地図





 







■10:18 箱根レイクホテル前バス停から出発。 標高730mほど。


■10:21 ゴルフ場前の道は除雪されていますが、標高が740mほどあるためか道端の積雪は多い。



■10:27 箱根外輪山の雪もかなりあるようです。


■10:41 登山口から芦ノ湖展望台への登り始め。。




登山口




当然、アイゼンを付けています。このぐらいの積雪だと問題は有りません。

アイゼンを付けています



■此の後ですが2014.10.1に登った時の登り口。

箱根芦ノ湖展望台公園への登り口



■10:56 登り口から10分ほどで登山道の積雪は深くなります。
雪をかき分け登るとその労力は2倍以上です。


■11:22 積雪はだんだん深くなります。



積雪はだんだん深くなります




■11:23 足跡の深さは1mを越えて腰の高さほどの所もあります。



足跡の深さは1mを越えて





■11:24-11:30 登り口から40分ほどで休憩。雪がない時には芦ノ湖展望公園についている時間です。

まだ、半分も登っていないのに、積雪が深くなり、足の疲労も大きい。芦ノ湖展望公園まで登ることができるか


頭の中で、このまま登るか、ここから降りるかの葛藤が生じます。






葛藤




相棒さんと相談して、道に迷うことはなさそうだ、
ここまで登ったからには山頂まで行きましょうと決める。





金時山の時と似た画像ですが、決意の表情が違います。




登ります




■11:45 休憩からの雪道の深さはさらに深くなり、腰のうえまであります。足を抜き取り、一歩一歩登ります。






■   芦ノ湖展望公園の登り道は背の高い笹に囲まれています。2014..10..1


笹に囲まれた道






■12:05 上に示した背の高い笹が雪で曲げられてトンネルになります。これがとても厄介です。



笹が雪で曲げられてトンネル






とても厄介なところ。  ①トンネルの中を進むか、②トンネルの上の笹の上を行くか。



とても厄介なところ




とても厄介なところを登るため以下のようになります。

①トンネルの中を進む:半分ぐらいはトンネルを抜けて空が見える雪道に出れた、半分は抜ける事ができず戻る。

②トンネルの上の笹の上を行く:前は見えているが、足が笹の下に沈み前に進めないことが多い。体力消耗が大きい。


くぐったり、はったり、はまったり、すべったり、もがいて進む。



くぐったり、はったり、はまったり、すべったり、もがいて






■12:24 これは笹の上を乗り越えたようです




笹の上を乗り越え







■12:30 人物の周りの雪に足跡がないので、笹のトンネルを抜けたところか。






■12:35-12:42 休憩



頑張ります




■12:58 湖尻水門の分岐標が見えました。





■13:03 箱根芦ノ湖展望公園到着。   

10:41登山開始-13:03到着、2時間22分、144分かかりました。雪のない時は40分程ですので、3.6倍かかりました。





■13:04 箱根芦ノ湖展望公園から富士山がいる方向の景色。愛鷹連峰と富士山の左すそ野の一部が見えています。

残念ながら富士山の所だけ雲がかかっています。10時過ぎると富士山の周りに雲が発生することが多いです。
箱根スカイラインはまだ通行禁止です。





■13:05 箱根芦ノ湖展望公園からの芦ノ湖。芦ノ湖の左に冠ヶ岳、神山、駒ヶ岳、右に外輪山の三国山。
















 芦ノ湖展望公園でおにぎりの時間 13:06-13:55  


❶今回芦ノ湖展望公園への雪道を登り、「箱根の雪道を侮ってははいけない」という教訓を得た。


①②のため箱根の芦ノ湖展望公園への雪道を侮っていた。しかし実情は③の状態であった。

2/14.15の大雪の後、
①5/18:曽我梅林では雪が解けていた。どうしてこんなに雪が少なかったのでしょう。
②2/23:高尾山では雪がかなりあったが雪道は踏み固められて、とても歩きやすかった。そのため、箱根の雪道を同じぐらいと思っていた。

③2/25:芦ノ湖展望公園への道。道の周りは背の高い笹で子込まれているので、雪が降った後日が当たらず雪は解けない。場所によっては笹が曲り、笹のトンネルを作り、出口の無いトンネルもある。この雪道を登る人はいないので、常に雪を掻き分けて進まなければならない。。


曽我梅林  高尾山 山道





❷「箱根の雨道を侮ってはいけない」



一日目神山(?)に登り、仙石原の六花荘に泊まった、翌朝起きると大雨です。

一定雨量を超える大雨の時、箱根のバスは運航停止になります。

宿の主人が親切に強羅まで車で送ってくれた。

しかし大雨の時、強羅から湯本への箱根登山戦も根登山鉄道も運航停止です。

どうやって湯本まで行こうか


箱根駅伝で学生さんが走って下りていきます



雨に打たれて二人は、箱根駅伝の箱根越えの道を、歩いて下りていきました



この雨で「箱根の雨道を侮ってはいけない」という教訓を得ました。



(*この件については、相棒さんと私の記憶があるは、その記録がなぜか無くなっている。そのため写真、年月日、時刻の記載無し)

 








■14:17-18 二人で反省した後、芦ノ湖展望公園で記念撮影。この記念撮影のために登ってきたようです。ここから乙女峠まで行く予定でしたが、その先がどのようになっているか不明です。箱根の雪道を侮ってはいけないということで、登ってきた道を下ります。



芦ノ湖展望公園で記念撮影




■14:22 笹のない道か、笹の上の道かを下りていきます。



笹のない道か、笹の上の道か





■14:41 登ってきた時の記憶で通過可能と判断して、笹のトンネルをくぐっていきます。


笹のトンネル




二人とも雨用のズボンをはいているので、笹の上の雪道は足が埋まらないように体全体で滑るようにして下りていkます。下りは快調です。




■5:14 登山口到着     下り時間は56分。2014.01.2にj比べて1.6倍です。雪道ですので順調な下山です。


地図




■15:14 ゴルフ場の横を下ります。





ゴルフ場の横




■11:17 バスで箱根レイクホテルから小田原駅へ





■15:55-18:26 JR東海道線小田原駅



■17:10 小田急江ノ島線湘南台駅着


END




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