2010.1.10に登ったときは晴れていたが、富士山に雲がかかっていた。雲のない富士山を見るために天気予想を検討し、同じコースで2回目の登山。 ■コース&時間 お坊山で富士山が見られるようですが、笹子駅-笹子雁ヶ腹摺山-米沢山-お坊山-景徳院のコースは60歳代には日帰りでは少し厳しいので、笹子雁ヶ腹摺山から矢立の杉を見て笹子駅に戻るコースで歩く。快晴、最高温度10℃、湿度35%。 ・登り:笹子駅-新中橋バス停-笹子雁ヶ腹摺山 3時間23分 ・下り:笹子雁ヶ腹摺山-笹子峠-新中橋バス停-笹子駅 3時間36分
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■笹子雁ヶ腹摺山と富士山(本社ヶ丸の造り岩から) |
■6:49 小田急江ノ島線長後駅発 ■9:03 JR中央本線笹子駅到着。予定では9:02笹子駅発の新中橋行きのバスに乗る予定でしたが、初狩で電車トラブルがあり笹子駅到着が遅れ、電車の窓からそのバスが走っていくのを見ていた。 ■9:08 そのため歩いていくので笹子駅出発。 ![]() ■9:09 笹子駅から車道に下りて左に進みます。快晴。 ![]() ■9:40 新中橋バス停到着。バスだと7分ぐらいのところ32分かけて到着。 ![]() ■9:40 右の道へ行くと新笹子トンネル。その左側の道に進むと道路工事が行われており、臨時の登山コースの表示があるので、それに従い進む。 ![]() ■9:51 臨時の登山コースの途中の墓所で休憩。 ![]() ■10:25 鉄塔があります。 ![]() ■10:49 雪道を進みます。 ![]() ■11:07 ほぼ標高1100mで休憩。標高差400m登りました。 ![]() ■11:37 振るかえると木立の間から富士山の山頂部が見えます。 ![]() ■11:49 笹子雁ヶ腹摺山の山頂が見えてきました。山頂付近に電波反射板が見えます。山頂より富士山展望が良いという記載がありますので、まず電波反射板に向けて進みます。 ![]() ■12:33 電波反射板到着。電波反射板は有刺鉄線で囲まれており、現在は使われいないようです。 山並みの上に富士山。枝を避けて有刺鉄線に近づくとこのぐらいの視界が得られます。左端に御正体山、右端の枝の奥に釈迦ヶ岳。 ![]() ■12:33 富士山の右下は御坂山-御坂峠-御坂黒岳、中央下に大沢山、左下には清八山-本社ヶ丸、その稜線の奥に鉄塔がある三ツ峠山(御巣鷹山、開運山)、左端の奥に鹿留山が見えます。大沢山と清八山の間の山並みの同定が難しい。清八山から西へ尾根道を進むと分岐があり北に進むと大沢山、南に進むと八丁山、御坂山、この周辺の山並みが富士山左下にあるようです。拡大画像と山座同定で確認してください。 ■12:33 笹子雁ヶ腹山頂手前の電波反射板からの富士山。笹子雁ヶ腹山は大月市秀麗富嶽十二景の4番山頂です。近くにある滝子山も同じく4番山頂。 秀麗富嶽十九景にはしたくないためか、二つの山がある番号が七つ有ります。 ![]() ■12:33 笹子雁ヶ腹山頂手前の電波反射板からの富士山。 笹子雁ヶ腹山からの富士山は山頂部しか見えず、又取り囲む山稜の鉄塔が邪魔になることから、大月市秀麗十二景のなかでは人気が低い。 しかし、笹子雁ヶ腹摺山は富士山山頂部愛好家にとってはとても魅力的な山です。富士山山頂部の変化に富んだ切り取り方が良い。単に水平線や逆三角形ではなく、大小の凹凸により切り取っており、小御岳の盛り上がりに対応して大沢山の大きな山頂部を配置している。鉄塔もその切り取り線の一部としてみると気にならない。その切り取った山頂部は、吉田大沢が左に流れる天下一品の容姿で、富士山の美しさを凝縮したように感じます。 富士山山頂部愛好家とは、周りの山々が切り取った富士山山頂部を眺めることを愛し好む人です。ここでの富士山山頂部は単に山頂だけではなくほぼ五合目以上の山体を示し、ここに富士山の美しさ、神聖さが凝縮されていると思い、眺めます。私は富士山山頂部愛好家の駆出しです。 ■12:33 笹子雁ヶ腹山頂手前の電波反射板からの富士山。壁紙用画像(WUXGA 1920×1200)。 ■12:33 笹子雁ヶ腹山頂手前の電波反射板からの富士山。冠雪部の美しいところを切り取ったような富士山山頂部です。12時を過ぎているため、日差しが吉田大沢の左横にしか当たっていないのが残念です。 ![]() ■12:40 反射板から3分ほどで笹子雁ヶ腹摺山山頂。 大月市の「秀麗富嶽十二景4番山頂」、大和村の「大和十二景」など多くの表示板がたってます。大和村は、かつて山梨県に存在した村です。郡境合併で誕生し、「大いに和する」の願意を込めて大和村と名付けた。2005年11月1日、隣接する塩山市及び勝沼町と新設合併して甲州市となり消滅しました。笹子雁ヶ腹摺山は大月市と甲州市の境にあることになります。 右に行くと米沢山、お坊山、左に行くと笹子峠です。 ![]() ■12:40 笹子雁ヶ腹摺山山頂からの展望。枝が伸びており、その奥に富士山、御坂山地、南アルプスが見えます。 富士山の中央下にある大沢山から続く山並みの右側はボッコノ頭-大洞山-カヤノキビラノ頭(三境)-ヤナギ平。カヤノキビラノ頭から笹子峠を越えて笹子雁ヶ腹摺山に来る登山道があります。枝が邪魔をしなければかなり良い展望ですので残念です。 ■12:41 枝を避けて最適な場所を選んでも笹子雁ヶ腹摺山山頂からの富士山はこのぐらいです。 ![]() ■12:42 南アルプスが鮮明に見えます。中央に農鳥岳-間ノ岳-北岳その右に鳳凰三山-甲斐駒ヶ岳 ![]() ■12:42 南アルプスの右には八ヶ岳も見えます。権現岳-阿弥陀岳-赤岳-横岳-硫黄岳 ![]() ■12:44 頂上は細長く表示板の手前にベンチがあります。ここでおにぎりを食べました。 ![]() ■12:46 ベンチの前も枝が多いので、手を上に伸ばして富士山を撮影。今のところ反射板横が最適な富士山展望地です。 ![]() ■6年前の2010.1.10 11:50頃の笹子雁ヶ腹摺山山頂からの富士山 |