小金沢山・牛奥ノ雁ヶ腹摺山の山歩き記  2012年5月13日(日)


  

2009.8.9に石丸峠-大菩薩峠-大菩薩嶺を歩いたときに石丸峠周辺の笹原がとても気に入った。この笹原の道を歩いて小金沢山、牛奥ノ雁ヶ腹摺山に行き、富士山を眺めてみたいと思った。3年後に天気予報から富士山が見えそうな日を選び決行。快晴のもと、快適な笹原歩きと石丸峠・小金沢山・牛奥ノ雁ヶ腹摺山からの見事な富士山を堪能しました。



コースと時間

小屋平バス停-小金沢山-牛奥ノ雁ヶ腹摺山の往復コース。標高差564mできつい登りもなく、高原のハイキングという感じです。

・小屋平バス停〜牛奥ノ雁ヶ腹摺山:2時間55分(休憩23分含む)  ・牛奥ノ雁ヶ腹摺山〜小屋平バス停:2時間42分(休憩22分含む)

・今回は小金沢山から石丸峠に戻ったが、最近、すずらん昆虫館前バス停-牛奥ノ雁ヶ腹摺山の道が山地図にも記載されているようです。下りはこの道を歩くこともできます。


コース
時刻
小田急江ノ島線
長後駅

 5:35
JR東日本中央本線甲斐大和駅
(小屋平までバス)
7:45
小屋平(石丸峠登山口)  1452m
8:25
8:35
石丸峠の5分程手前手前の
富士山展望地
9:27
9:38
石丸峠 1925m
9:43
小金沢山  2014m
10:45
10:57
牛奥ノ雁ヶ腹摺山  1990m
11:30
13:05
小金沢山
13:42
13:56
石丸峠
14:57
15:05
小屋平
(甲斐大和駅までバス)
15:47
16:05
甲斐大和駅
16:43
小田急江ノ島線
長後駅
19:59

石丸峠・小金沢山・牛奥ノ雁ヶ原摺山と富士山(三森北峰から)

石丸峠・小金沢山・牛奥ノ雁ヶ原摺山と富士山(



小金沢山・牛奥ノ雁ヶ腹摺山の山歩き記  2012.5.13(日)


 

■5:35 小田急江ノ島線長後駅


■7:45-8:25甲斐大和駅から小屋平までバス(950円)。 

 バス停に「上日川峠線は平成24年4月21日(日)〜11月25日(日)の間の土・日・祝日のみ運行します。但し、下記の平日は運行します。」と記載。平日の運行は限られており、バス利用で冠雪した富士山を見る登山期間は短い。タクシーは6290円と高い。そこで、天気予報が晴れの日で、冠雪状態最高の5月13日の日曜日に登山日を決定。
 この日はバス利用の登山者が多く、定刻より25分も早く臨時バスが出た。富士山展望にとって25分早く目的地に着くことはありがたい、天気も快晴で、幸先良し。



バス運行表    タクシー料金表









■8:35 小屋平(石丸峠登山口)出発。右側に行くと上日川峠の道。


 小屋平




■8:53 小屋平→石丸峠で木立の間から早くも南アルプスが見えてくる。



 小屋平→石丸峠からの南アルプス




■8:54 八ヶ岳が見えています。左から編笠岳-三ツ頭-権現岳-阿弥陀岳-赤岳-横岳。 

 

 八ヶ岳




■8:55 小屋平→石丸峠。富士山も見えてきました。右に大菩薩湖も見えます。



 富小屋平→石丸峠。冨士山も見えてきました。




■9:08 5月なのに霞が少なく、くっきりとした富士山です。



くっきりとした富士山




■9:21 視界が開けてきました。雲が少し出てきました。上昇気流による雲か、大きくならないでと願う。



 富士山




■9:21 なだらかなすそ野が美しく、冠雪状態最高の秀麗富士。



冠雪状態最高の秀麗富士




■9:24 富士山右側の山並みも見えてきました。



富士山右側の山並みも見えてきました




■9:28 石丸峠5分程手前の絶景ポイント 富士山展望時間11分



  石丸峠5分程手前の絶景ポイント



■9:30 石丸峠5分程手前の絶景ポイントからの富士山と南アルプス。

富士山、三ツ峠山、御坂山塊、南アルプス、甲府盆地に大菩薩湖と、大菩薩連嶺関連の役者勢ぞろいの絶景です。
登山者も休憩を取り、見とれています。私は座り込んでじっくり眺めています。撮影は相棒さんの担当です。このころ、私は「富士山展望は一期一会」と言って、カメラは持っていません。後に写真を見ないと何も思い出せないことに気づき、2013年12月からカメラを持って富士山を撮りまくっています。




 石丸峠5分程手前の絶景ポイントからの富士山と南アルプス。


拡大画像と山座同定 



■9:31 石丸峠5分程手前の絶景ポイントからの富士山。



石丸峠5分程手前の絶景ポイントからの富士山

  


■9:34 石丸峠5分程手前の絶景ポイントからの富士山



 石丸峠5分程手前の絶景ポイントからの富士山




■9:34 石丸峠5分程手前の絶景ポイントからの富士山山頂部。



石丸峠5分程手前の絶景ポイントからの富士山山頂部




■9:43 石丸峠(1925m)到着。富士山方向を見て写したので、右が熊沢山・大菩薩峠・大菩薩嶺、左が小金沢山・牛ノ寝通り。

 


石丸峠の標識




■9:43 熊沢山です。これを越えると大菩薩峠。大菩薩嶺から大菩薩峠、石丸峠を経由して、小金沢山にいく登山者も多いようです。



熊沢山




■9:53 石丸峠から小金沢山に向かう道。右の奥に小金沢山が見えています。しばらくは笹原の道を進みます。笹原はまだ色づいていませんが快適です。この辺りが天狗棚山か。



石丸峠から小金沢山に向かう道




■9:54  大菩薩湖を右下に眺めながら笹原を進む。富士山は小金沢山の後ろ、南アルプスの右側に八ヶ岳が見えています。いい眺めです。




石丸峠付近の笹原からの眺め





■9:54  大菩薩湖を右下に眺めながら笹原を進む。




大菩薩湖は右下




■9:55 石丸峠→小金沢山。周りの景観を眺めながら、なだらかな笹原の尾根道を進む。



笹原の尾根道

 


■9:55 笹原の道の後ろに熊沢山。



笹原の道の後ろに熊沢山




■10:03 狼平到着。 




狼平


2012年に確認しなかったので、2016.8.13の写真掲載






■10:04 狼平から、歩いてきた道を振り返る。心地よい高原の散歩道。右の山は熊沢山、左は大菩薩嶺。



右の山は熊沢山、左は大菩薩嶺


                                                


■10:16 狼平を過ぎてから、小金沢山山頂までは木立の間の道を進む。 

 

小金沢山山頂までは木立の間の道




■10:19 花の季節にはまだ早く、バイカオウレンだけが咲いていた。
 
バイカオウレン(梅花黄蓮)はキンポウゲ科オウレン属の多年草。別名、ゴカヨウオウレン(五加葉黄蓮)。
花期は4-6月。高さ4-15cmになる褐色を帯びた花茎を出し、1個の花を上向きにつける。花の径は12-18mm、白い花弁にみえるのは萼(がく)片で5枚あり、倒卵形。花弁は蜜を分泌し、黄色で萼片より小さい。牧野富太郎がこよなく愛した花とされ、高知県立牧野植物園ではボランティアにより育成されている。(バイカオウレン - Wikipedia


牧野博士の生家の裏山に咲いていたことから「博士の原風景」といわれています。朝ドラ「らんまん」の第1週タイトルは「バイカオウレン」
花びらのように見える白い部分はガクで、黄色のコップ状の形をしたのが花びらです。




バイカオウレン




■10:45 小金沢山(2014m)到着。山梨百名山の表示。中央の方向指示板は「牛奥ノ雁ヶ腹摺山」。山頂はあまり広くない。
 



小金沢山(2014m)到着




■10:45 小金沢山から富士山を眺める。表示板の柱に小金沢山(雨沢の頭)と書いてある。この山頂は、三角点が設置された当初は雨沢ノ頭と命名され、小金沢山の名は、当山より南側の現在の黒岳につけられていたようです。

 






■10:48 小金沢山山頂からの富士山。

山頂からはこの富士山の眺めが最初に目にはいってきます。牛奥ノ雁ヶ腹摺山の尾根と御坂山地で作られた台座に鎮座している富士山です。



  




■10:48 小金沢山山頂からの富士山。端正で容姿端麗な富士山です。富士山からの方向角は三ツ峠山が19度、小金沢山が16度で、吉田大沢が最も流麗に見える方向角だと思います。



端正で眉目秀麗な富士山




■10:48 小金沢山山頂からの富士山。壁紙用画像(WUXGA 1920×1200)。






(WUXGA 1920×1200)。



■10:48 小金沢山山頂からの大展望

 富士山の左裾野は牛奥ノ雁ヶ原摺山、黒岳により一旦途切れますが、その左側は道志、丹沢の山々、更に奥多摩三山、雲取山まで展望は広がります。雲取山と富士山の距離は58km。



 小金沢山山頂からの大展望

拡大画像と山座同定 





■10:48 小金沢山山頂から。富士山の右は樹木で視界が遮られていますが、木立の間から八ヶ岳が見えます 
 


小金沢山山頂からの八ヶ岳




■10:57 牛奥ノ雁ヶ腹摺山にできるだけ早くつきたいため12分の休憩で、小金沢山出発


■11:07 富士山を眺めながら歩きます。 




 




■11:09 小金沢山から牛奥ノ雁ヶ腹摺山へ富士山を眺めながら歩きます。富士山の右側の山並みが見えてきました。
 


小金沢山から牛奥ノ雁ヶ腹摺山へ富士山を眺めながら歩きます




■11:30 牛奥ノ雁ヶ腹摺山(1994m)に到着。




牛奥ノ雁ヶ腹摺山からの富士山




■11:30 牛奥ノ雁ヶ腹摺山からの富士山。壁紙用画像(WUXGA 1920×1200)。



牛奥ノ雁ヶ腹摺山からの富士山


(WUXGA 1920×1200)



■11:35 牛奥ノ雁ヶ腹摺山山頂からの富士山。富士山の右側の視界が広がり、小金沢山よりも解放的な景観です。左右の裾野を広げた見事な富士山です。 三ツ峠山の手前に大蔵高丸が現れ、御坂山の下にお坊山と米子沢が見えます。
 


牛奥ノ雁ヶ腹摺山山頂からの富士山




■11:35 牛奥ノ雁ヶ腹摺山山頂からの富士山。


牛奥ノ雁ヶ腹摺山山頂からの富士山




■11:35 牛奥ノ雁ヶ腹摺山山頂からの富士山。 雲が多くなり、少し霞んできましたが、富士山はまだ鮮明に見えています。富士山展望には、とても恵まれた天候です。
 



牛奥ノ雁ヶ腹摺山山頂からの富士山




■11:35 牛奥ノ雁ヶ腹摺山山頂からの富士山 



牛奥ノ雁ヶ腹摺山山頂からの富士山




■11:35 富士山右手に南アルプスが見えます。。

 
富士山右手に南アルプス






  おにぎりの時間  11:36-13:00   



山頂には広々とした平坦部があります。富士山を眺めて昼食をとるには絶好な場所です。
 昼食休憩は通常60分ですが、青空、富士山、広場、気温22℃と、とても心地よいため90分も休憩しました。

おにぎりを食べ、寝転んで富士山を眺めて、ウトウト。



山頂広場









■13:00 出発前に記念撮影。来た道を戻ります。

(牛奥ノ雁ヶ腹摺山からすずらん昆虫館へ下るコースがこの後できました。2016.8.13にこのコースで下山しましたが、快適な下り道です。)



記念撮影




■13:09 一番奥の山並みは、六ツ石山、雲取山か。



奥の山は六ツ石山、雲取山




■13:12 木立の間の道をを進みます







■13:41 同じ道でも進む方向が違うと違った景色に見えます。







■13:42 小金沢山到着 山頂は寂しい雰囲気です。







■14:05 富士山は見えないのかわかりませんが、相棒さんの記録にはありません。それで、牧野富太郎が愛したバイカオウレンをもう一度。






■14:31 小金沢山→石丸峠。笹原の尾根道を進みます。ここの笹原の道はいいですね。行き帰り歩いても飽きません。



笹原の尾根道を進みます




■14:32 小金沢山→石丸峠。大菩薩湖を見ながら進みます。南アルプスが霞んでいます。
 
大菩薩湖




■14:57 石丸峠到着。 



 石丸峠




■15:47 小屋平到着。ここから甲斐大和駅までバス








■16:05 小屋平から甲斐大和駅までバス







■16:43 甲斐大和駅到着。 


■16:59 小田急江ノ島線長後駅着。 



END


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