通常は都民の森バス停から三頭山、分岐、三頭ノ大滝で下山が一般的なコースです。三頭山、御前山、大岳山の奥多摩三山を日帰りで縦走する元気な人もいるが、60歳台には少し厳しい。今回は、三頭山から笹尾根の槇寄山、和田峠、数馬峠までのコースを選んだ。富士山眺めて笹尾根歩きコースです。
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■今回のコース ・都民の森バス停-(84分)- 三頭山西峰-(87分)-槇寄山-(37分)-数馬峠-(56分)−仲の平バス停 (休憩時間含まず) ・歩行時間:4時間24分 ・ 休憩時間:1時間41分 ![]() |
|
■6:08 小田急江ノ島線長後駅出発。 ■8:22 五日市線武蔵五日市駅-都民の森バス停 68分 ![]() ■9:30 都民の森バス停到着。8〜10℃風なく日差しが暖かい。 「都民の森」は、二つあります。都民が自然に親しみ、森林や林業に対する理解を深めることができるようにと、秩父多摩甲斐国立公園内に「東京都檜原都民の森」、「東京都奥多摩都民の森」を設置しています。 ここ「東京都檜原都民の森」は奥多摩三山の最高峰、三頭山の麓にあり、山頂近くのブナ林は自然公園特別保護地区に指定されています。この都民の森には、森林館、木材工芸センター、野鳥観察小屋などの施設があります。そのため、日曜日ということもあり、三頭山登山の人だけでなく、家族連れ、トレイルランのグループなどで大賑わいです。 「東京都奥多摩都民の森」は、カタクリの自生地がある御前山の麓にあり、カラマツ、スギ、ヒノキなどを中心とした林が広がっているようです。 ■9:40 都民の森バス停出発。観光地の雰囲気です。 ![]() ■9:42 すこし進むと森林館があり、それを横に見ながら、鞘口峠に進みます。 ![]() ■10;01 鞘口峠に到着、右に行くと「月夜見山」-「御前山」、左に行くと三頭山。左に進みます。 鞘口峠の読み方は「さいぐちとうげ」。鞘の訓読みは「さや」、音読みは「ショウ」。「さい」とは読まない。 デジタル大辞泉では、「鞘口」は「さやぐち」と読み。 御前山と大岳山の間に鞘口山もあり、読み方はヤマレコでは「さいぐちやま」 近くに「サイグチ沢」がある(漢字で鞘口沢と書く場合もあります)。 鞘口峠も、昔は「サイグチ峠」と書いていたが、「鞘」の字を「サイ」と読ませて「鞘口峠」と書くようになった。・・という記述がネットにあると思ったが、今の所見つからない。 ![]() ■10:07 山道を進みます。 ![]() ■10:43 見晴らし小屋。北側の大岳山、馬頭刈山などが見られる。 「←ブナの道 至三頭山」の表示板。手前の木は「ホツツジ」。和名は穂躑躅で、花が細長い円錐状の穂につくことに由来する。 ![]() ■11:07 「三頭山 (東峰) 標高1527.5m 東京都」の表示柱。 ![]() ■11:09 三頭山東峰展望台から北東の景観。 ![]() ■11:10 三頭山東峰展望台にある景観表示板。あきるの市方面の御前山、大岳山、馬頭刈山。 ![]() ■11:11 「三頭山 (中央峰) 標高1531m 」の表示柱。見晴らし無し。 ![]() ■11:12 三頭山西峰。頂上広場にはベンチがあります。 ![]() ■11:14 三頭山西峰到着、「奥多摩三山 (西峰) 1524.5m 三頭山 東京都」の表示柱。 ![]() ■11:17 三頭山西峰の富士山展望地からの富士山。展望地の木の枝がかなり伸びて視界を遮ります。 ![]() ■11:18 場所変えても枝が邪魔をします。 ![]() ■11:20 三頭山西峰の富士山展望地からの富士山。富士山を中央において。 富士みちの到着地である富士吉田が見え、その上に秀麗な富士山がいます。もっとも離れた距離49kmから眺める富士みちと富士山です。形が良い吉田大沢の雪の陰影がまだ見えていますが、11時を過ぎているので、かなり霞が多くなっています。 西南西にある奈良倉山からの富士山とほぼ同じ景観です。富士山からの距離は、三頭山が49km、奈良倉山が45kmです。 ■11:20 三頭山西峰の富士山展望地からの富士山。壁紙用(1920*1200 ■11.21 展望台にある、木の枝枝が伸びていないときの景観と山座同定。富士山手前の杓子山などを青字で追加記入。 ![]() ■11:23 三頭山西峰の頂上広場は登山客で賑わっています。 ![]() ■11:46 三頭山中央峰で30分休憩して、槇寄山に向けて出発。 ■11:56 「←三頭大滝 30分」の表示板があります。三頭大滝はバス停の南側にある滝です。 ![]() ■12:00 「三頭山避難小屋」です。」 ![]() ■12:01 立派な室内です。トイレもあります。 ![]() ■12:08 大沢山 標高1482m。 ![]() ■12:10 大沢山から表示板のように富士山が見えるはずですが、2014年11月時点では樹木のため殆ど見えませんでした。 (2018年には樹木の枝が伐採され表示板のように富士山が見えるようです) ![]() ■12:10 富士山が見える大沢山の表示板。 ![]() ■12:21 三頭大滝に行く分岐。 ![]() ■12:21 三頭大滝分岐からの富士山。 ![]() ■12:21 分岐からの富士山、富士山部拡大。 ![]() ■12:50 三頭大滝分岐から30分ほどで意味不明な「クメケタワ (社)東京都山岳連盟」の表示板。 後で調べると、地名のようです。当てはめる漢字がなかったようです。 ![]() ■12:55 紅葉の道を進みます。 ![]() ■12:57 相棒さんが「遅い!!早くおいで」と声をかけます。気にせず景色を楽しみながらゆっくり進みます。 ![]() ■13:17 槇寄山、標高1188m到着。 ![]() ■13:19 槇寄山からの富士山。山並みの上にかすかに富士山が見えます。 ![]() ■13:19 槇寄山からの富士山。槇寄山には山名がついた表示板が無いので、山座同定。 私の好きな三ッ森北峰とほぼ同じ方位から富士山を見ていることになります。 三ッ森北峰、三ッ峠山、三頭山は山頂部が三つあることからついた山名です。面白い組み合わせでできた山座同定図です。 富士山の山頂部は、八神峰とよばれ八つの峰からなります。 この図だけで「峰」を表すのに「森」、「峠」、「頭」、「峰」が使われています。まだありそうです。 ![]() ■13:21 槇寄山からの富士山。画像処理により鮮明度向上。冠雪部の陰影が見えました。 ![]() ■13:17-14:01 槇寄山のベンチで昼飯。 ![]() ![]() ![]() ■14:21 田和峠。「←三頭山 西原峠 ↓上野原町田和 →笛吹峠 浅間峠」の表示板。 「田和峠」の表示は無いが、檜原村観光協会のWebサイトなどで「田和峠」としている。 ![]() ■14:21 田和峠からの富士山 ![]() ■14:21 田和峠からの富士山。完全にシルエット富士。 ![]() ■14:25 田和峠 ![]() ■14:30 尾根道を進みます。 ![]() ■14:33 紅葉を眺めて進みます。 ![]() ■14:39 数馬峠が見えてきました。 ![]() ■14:40 数馬峠からの富士山。富士山と書いたがこの倍率の写真では見えない。肉眼では画面右側にかすかに見えた。 権現山の山並みの左側の奥には、大室山、蛭ヶ岳、丹沢山の丹沢山地が見えます。 ![]() ■14:40 数馬峠からの富士山。撮影条件が良く、倍率の高いレンズで、富士山が写っていた写真があった。しかし、かなりの画像処理を加えてかすかに見える状態です。いちおう、数馬峠からどのような富士山が見えるかはわかります。 ![]() ■14:51 「富士山眺めて笹尾根歩き」を終了して、数馬峠から仲の原バス停まで下ります。 三頭山槇寄山までは多くの登山客がいましたが、槇寄山から数馬峠間では登山者一組しか会いませんでした。 笹尾根を更に進むと、笛吹峠。「笛吹」がつく地名は、殆どが「ふえふき」と読みますが、「笛吹峠」は、昭文社の地図では「うずしきとうげ」です。 笛吹峠(うずしきとうげ): 檜原(ひのはら)村南西部と山梨県上野原町の都県境にある峠。土地の人は「うそふき」ときに「うずひき」と呼ぶ。別称大日峠は大日百番塔碑が峠にあることに由来する。【角川日本地名大辞典】 笹尾根歩きで、笛吹峠を更に進むと、生藤山、陣馬山、高尾山まで、つながります。 *笹尾根:三頭山 - 槇寄山 - 笹ヶタワノ峰 - 丸山 - 土俵岳 - 浅間峠 - 熊倉山 - 三国峠 - 生藤山 - 連行峰 - 醍醐丸 - 和田峠 - 陣馬山 - 明王峠 - 堂所山 - 景信山 - 小仏峠 - 城山 - 高尾山 ![]() ■14:55 杉林の道を進みます。 ![]() ■15:11 仲の平は左側。 ![]() ■15:15 黄葉がきれいです。 ![]() ■15:16 黄葉がきれいです。 ![]() ■15:25 垂直に伸びる杉林が好きです。 ![]() ■15:26 垂直に伸びる杉林の中を歩きます ![]() ■15:27 黄葉に囲まれて進みます。 ![]() ■15:39 仲の原バス停に近づきました。 ![]() ■15:45 仲の原バス停でバスを待ちます。 ![]() ■15:45-16:10 バスを待つ間に三頭山から数馬峠の富士山展望地を整理した。 ![]() ■16:10-17:33 仲の平バス停-武蔵五日駅バス停 渋滞のため行きより15分多い83分 ![]() ■17:44 武蔵五日駅発 ■19:37 長後駅 END |