今回はむすび山のカタクリの花が第一目的です。そのため、快晴ですが富士山は春の霞の中にいます。 |
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■今回のコース:
・中央本線初狩駅-男坂―高川山:1時間25分(休憩8分含む) 何回歩いても、高川山からむすび山までは長い。 ・高川山-天神峠-むすび山:2時間57分(昼食時間除く) ・むすび山-中央本線大月駅26分 ![]() |
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■6:42 小田急線長後駅 気温12℃。少し寒い。 ■8:53-9:00 中央本線初狩駅出発 ![]() ■9:09 今日は4月1日、初狩の桜は満開。スイセンも咲いています。60歳を過ぎるとエイプリルフ-ルはあまり関係なくなる。 ![]() ■9:23 高川山の登山道到着。 ![]() ■9:42 木の根が作った階段を登ります。 ![]() ■9:43 男坂を登ります。 ![]() ■10:02 岩ゴロゴロの山道を登ります。。 ![]() ■10:06 男坂と女坂の合流点 ![]() ■10:07 男坂と女坂の合流点からの富士山。晴天ですが、富士山は4月の春霞の中にいます。 ![]() ![]() ■10:25 高川山山頂到着。 ![]() ■10:25 高川山山頂からの富士山。富士みちが富士吉田の市街地に入り、150度ほどの角度で拡がり、その上に富士山がいます。その富士吉田の市街地を更に登っていくと富士山山頂に到達します。富士山の参拝者を歓迎するようなこの景色が好きです。 ■10:26 高川山山頂からの富士山。 ![]() ■10:26 高川山山頂からの富士山。春霞の中の富士みちと富士山。春を実感できます。 ■10:59 高川山山頂は結構広い。岩場に座り、富士山を見ながらおにぎりを食べることができます。今日は、おにぎりにはまだ早いので、珈琲を淹れます。 ![]() ![]() ![]() ![]() 気温も21℃になり、ゆったりと霞んでいく富士山を眺めながら珈琲を味わいます、山頂滞在時間34分で出発。 ![]() ■11:22 田野倉分岐への尾根道を進みます ![]() ■11:42 右側に富士みちが見えます。禾生駅から田野倉駅までのみちです。 ![]() ■11:45 アブラチャン。 ![]() ■11:47 田野倉分岐到着。相棒さんが木の枝の方を向いて何かしています。 相棒さんが持っているのは、鳥を撮影するために購入したカメラcanonのPowerShot SX60 HSです。光学65倍[21mm-1365mm]F3.4-F6.5のレンズです。 カメラの倍率が高くても、鳥さんはなかなか静止してくれません。3秒たつと移動します。ここでは撮影は失敗。その成果はこの後、 ![]() ■11:55 ヤマツツジの蕾 ![]() ■12:20 天神峠到着。富士みちの方に下りると、田野倉駅にいけます。 ![]() ■12:24 キブシ 華やかで、爽やかで、鮮やか キブシ(木五倍子)は、キブシ科キブシ属に属する雌雄異株の落葉低木。別名、キフジともいう。庭木や花材などに使われる。樹高は3m、ときに7mに達するものもある。 花は、3-5月の葉が伸びる前に淡黄色の総状花序につける。長さ3-10cmになる花茎は前年枝の葉腋から出て垂れ下がり、それに一面に花がつくので、まだ花の少ない時期だけによく目立つ。花には長さ0.5mmの短い花柄があり、花は長さ7-9mmの鐘形になる。萼片は4個で内側の2個は大きく花弁状、花弁は4個で花時にも開出せず直立する。雄花は淡黄色、雌花はやや緑色を帯びる。和名は、果実を染料の原料である五倍子(ふし)の代用として使ったことによる。。 (キブシ - Wikipediaより) ![]() ■12:25-38 天神峠の上で休憩 ■12:39 マメザクラ マメザクラ(豆桜)はバラ科、サクラ属の植物。桜の野生種の一つ。富士山近辺やその山麓、箱根近辺等に自生しており、フジザクラやハコネザクラとも言う。マメ(豆)の名が表すように、この種は樹高が大きくならず、花も小さい。 花の時期は3月下旬から5月上旬で、花弁は五枚一重で色は白から薄紅色。花は1cmから2cmと小ぶり。他種と違い花を下に向けて開かせる。(マメザクラ - Wikipediaより) ![]() ![]() ![]() ■12:54 ヤマガラ ヤマガラ(山雀)は、スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属に分類される鳥類。 全長13-15センチメートル。頭部は黒い羽毛で被われ、額から頬、後頸部にかけて明色斑が入る。下嘴基部(腮)から胸部にかけて黒い帯模様が入る。尾羽の色彩は黒褐色。初列風切や次列風切の色彩は黒褐色で、羽毛の外縁(羽縁)は青みがかった灰色。雨覆や三列風切の色彩は青みがかった灰色。(ヤマガラ - Wikipediaより) 相棒さんの熱意に応えて、山雀さんがしばらく静止してくれました。canonのPowerShot SX60 HSのシャッターをきります。 ![]() オウ!横顔が見えました。 ![]() おうおう!こちらを向いて「コンチワ」といってます。こんな小さな鳥の眼でも、こちらを向いてるとわかります。 顔にも表情があります。 勝手に思っているだけか? ![]() |
丸太のベンチ跡で、おにぎりを食べる。 富士山は見えません。右側に富士みちが見えるだけです。珈琲は高川山山頂で飲んでしまったので、食後のコーヒーはなし そこで、11:45にアブラチャン、と記載したアブラチャンについて考察します。 ![]() 1.高川山の黄色い花はアブラチャンか、ダンコウバイか 同じところで撮影しアブラチャンと書いた黄色い花です。 ![]() 「アブラチャン」Wikipediaには次のように書かれています。
しかし、同じような春に黄色い花を咲かせるダンコウバイがあります。
その見分け方は、
2018.4.1の黄色い花の写真で識別できそうな所を拡大してみた。左の花には柄は無く枝のようである。右の花の前が枝か柄か識別が難しい。 ![]() 2018年に写したもう一枚の黄色い花もダンコウバイのようです。しかし確定はできない。 ![]() Webで他のサイトをみると、同じように高川山の黄色い花はアブラチャンかダンコウバイか判断に迷っているようです。 なお、アブラチャンといえば、鉄砲木ノ頭と高指山の間に、「アブラチャン純林」があります。アブラチャンは別名がムラダチ(群立)というように、主幹は作らず数本の幹を叢生させます。この叢生でダンコウバイと識別できると思ったのですが、ダンコウバイも叢生するようです。 やはり、次回カタクリの季節3-4月に高川山に登ったときに、意識して黄色い花の「花序と枝の間に柄がある」か否かを撮影することにする。 実はアブラチャンの花には香りがほとんどありません。ダンコウバイはよい香りです。香りもしっかり確認します。 ![]() 、鉄砲木ノ頭と高指山の間の、「アブラチャン純林」 2.アブラチャンの名前の由来 (1)上記した「アブラチャン」についてWikipediaには、名前の由来漢字について次のように書かれています。
油の多い木であることはわかりますが、「チャン」が「瀝青」の漢字であらわす所があいまいです。 (2)横山健三氏は、アブラチャン(油瀝青)の名前の由来と用いた漢字の典拠に関して次ように記載してます。
植物の名前も、山の名前も、その由来については、いろいろな説が出てきます。 更に、この三説について考えた。 1)油瀝青説。◎アブラとチャンが合わさって、できた名前だろうという説。 チャンと瀝青についての研究があります。世の中、いろんなことが真剣に研究されています。それがネットで見られる時代です。 吉野政治:「瀝青の語誌」に、次のように、「瀝青」は「チャン」と呼ばれて、アブラチャンの最初の記録である年代より前に「松脂と油とねり合わせたる者」として使われていた。 また、明治11年に出版されたされた「旧約聖書創世記」では、ノアの箱舟に塗った瀝青(やに)として記載されています。 これから、アブラとチャンが合わさって、できた名前という牧野冨太郎説はかなり妥当性がある。また、アブラチャンに「油瀝青」という漢字を与えたのは牧野冨太郎と思われる。 大正の時代に「瀝青」は意味も読みも「ちゃん」になっています。 「明治時代の例を補足すれば『必携熟字集』(明治十二年〔1879〕刊)に「瀝青(レキセイ) チヤン」、末広鉄腸著『雪中梅』(明治十九年〔1886〕刊)に「房の四方は板張にて、白き脂膠(チ ャ ン)を塗り」(上六)、『新編漢語辞林』(明治三十七年〔1904〕刊)に「瀝青(レキセイ) マツヤニヲネッタモノ。︱チャン」などと見える。以上すべて、チャンは松脂を主な材料として作られたものを言う。 河原萬吉他訳のダンテの『神曲』(万有文庫第1巻、大正十五年〔1926〕刊) 冬、ベネツィア人の船廠に/彼らの康(すこや)かならぬ船を填(う)め塗(ぬ)るため/粘(ねば)り強き瀝青(ち やん)が煮えるやうに(下略) (第二十一曲)」 2)白井光太郎の『樹木和名考』、読解力力不足で読取り不可。この後2頁あります。 3)油茶転訛説◎アブラとちゃ・茶とが合わさって、訛った名前だろうという説 横山氏はアブラチャンの果実と種子がチャの果実種子に酷似しているから」、3)の油茶転訛説を支持している。 筆者は「1)油瀝青説。◎アブラとチャンが合わさって、できた名前だろうという説。」を支持していたが、アブラチャンの果実とお茶の果実を見て、3)油茶転訛説も支持したくなりました。
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