三国山は2009.1.11、2011.4.17と二回登ったが、中腹に雲がある、霞が強いなどでまだ満足する富士山に会えていない。今回は、快晴の天気予報を信じて決行。 ■今回のコース 三国山から陣馬山までの笹尾根の尾根歩きと富士山展望を楽しむコースです。標高差は700mほどだが、歩行時間5時間24分と長い。 ・鎌沢入口-三国山:1時間43分(+休憩27分) ・三国山-(笹尾根)-陣馬山:2時間39分(+休憩12分) ・陣馬山-和田:1時間2分 |
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■5:40 小田急江ノ島線長後駅発 ■7:23 JR 中央本線藤野駅からバス、17分間。 ![]() ■7:40-7:44 鎌沢入口バス停着-出発。 鎌沢休憩所までの道が、単調な坂道のためか、結構きつい。、 ■8:17 鎌沢休憩所到着。空が青い。 ![]() ■8:27 鎌沢休憩所の案内板を見てから出発。今回歩くコースを赤枠で示しています。神奈川県の県境を歩きます。三国山は神奈川県、東京都、山梨県の県境にあります。 ![]() ![]() ■8:39 三国山まで2.5km。距離としては、鎌沢入口から三国山までのほぼ半分の所です。 ![]() ■8:39 見事な山の紅葉と青い空。気持ちが良い山歩きです。 ![]() ■8:53 鳥居があります。「生藤山 桜のプロムナード」の表示板。 ![]() ■8:55 樹木の間から、富士山が見えます。 ![]() ■8:55 11月19日ですので富士山の冠雪は頂上部のみです。 ![]() ■8:58 祠があります。 ![]() ■9:07 佐野川峠です。ここで石楯尾神社前バス停からの登山道と合流します。 前の表示板は「←三国山2.5km 鎌沢バス停2.3km→」。今回は「「←三国山1.5KM 鎌沢1.9KM→」。 鎌沢は鎌沢バス停から1.4km進んだ所にあったか、または、石楯尾神社前バス停の方にある地点か。 ![]() ■9:24 甘草水(かんぞうみず)の入り口です。ここから100m先に湧き水・甘草水があります。飲料は不可のようです。 ![]() ■9:25 「甘草水」の説明板です。 日本武尊は富士山展望の山では、御坂峠、扇山の犬目峠でも登場します。地面を叩くと水が湧き出てくる技は、日本武尊が最初で、その後は空海に継承されたようです。 ここで「尊大に喜び峡野尊(さののみこと)の賜うなりとのたまひ」とありますが、突然出てきた「峡野尊」とは誰か。 峡野尊は初代天皇である神武天皇の幼名です。日本武尊は第十四天皇である景行天皇の息子ですので、峡野尊は日本武尊の十四代前のご先祖様です。 そのため、何故かわからないが、下流を「武尊川」ではなく「佐野川」にしたようです。主語が無いが、日本武尊が名づけたか。 ここで、なぜ湧き水を「甘草水」と名づけたかがわからない。その説明がほしかった。 辞書には「甘草:根や茎の基部が漢方薬で甘草と呼ばれ重用されるマメ科の多年草」とあるが、湧き水との関連、日本武尊との関係は不明。 ![]() ■9:25 甘草水の入り口付近からの富士山。紅葉の枝葉の中からのぞく趣のある富士山です。 ![]() ■9:38 甘草水の入り口付近からの富士山。 ![]() ■9:38 甘草水の入り口付近からの富士山。右の裾野が長く延びた富士山です。 ![]() ■9:47 軍刀利(ぐんだり)神社分岐、三国山頂上手前にある分岐で三国峠の標識があります。 三国峠らしき表示板があります。三国峠は、地図上では三国山の同じ、又は笹尾根の三国山の手前など数カ所あります。三国の境ですので各国で異なったところを三国峠としたかもしれません。 ![]() 三国山山頂
![]() 三国山の表示板 (2009.01.11 12:18 と2011.04.17 10:18撮影) ![]() ■9:56 三国山からの富士山がいる大展望1と山座同定。 富士山と北都留三山(扇山、百蔵山、権現山)が中央本線の平地をはさんで対峙する構図になっています。北都留三山の奥には大蔵高丸などの大菩薩連嶺、更に赤石岳、荒川岳の南アルプスまで見えています。 三国山ではその景観を、左右の樹木で切り取って眺めることができます。 ![]() ■9:57 三国山の富士山は、悠然と右の裾野を長く伸ばして、御正体山、二十六夜山、鹿留山、倉見山の上にいます。 ■10:00 三国山からの富士山がいる大展望2。 ![]() ■10:01 三国山からの富士山がいる大展望3。 ■10:01 三国山からの富士山 扇山と対峙する富士山。 ■10:01 三国山からの富士山。 壁紙用(1920*1200) ■10:05 三国山からの富士山。 ![]() ■10:18 三国山からの富士山に満足して記念撮影。 ![]() ■10:21 もう一回三国山からの富士山を眺めて出発します。この富士山が樹木の間にある景色が、実際の山頂の景色です。宝永山付近に雲が出てきました。生藤山まで急ぎます。 ![]() ■10:25 「←生藤山-0.2km、醍醐丸-3.6km l 三国山-0.1km、熊倉山−1.1km→」の標識があります。 三国山と生藤山の間は、0.3kmしかありません。三国山の標示板では生藤山-0.2kmでした。 ![]() ■10:31 三国山から9分で生藤山到着。富士山と扇山の間に立派な松があります。松が無ければ、三国山とほぼ同じ富士山がいる景色になります。 ■10:34 生藤山からの富士山。少し前に進んで、二本の松に囲まれた富士山を眺めます。趣のある富士山です。 ■10:34 生藤山からの富士山。 ![]() ■10:34 生藤山山頂部。標高990.6mの山頂標識を撮り出発。 生藤山は現在「しょうとうさん」と呼びます。 昔は国境の木は伐らないルールがあり、生藤山は二国国境のため「切り止め山」と呼び、これが「きっと山」「生藤山」となり、「しょうとうさん」と呼ぶようになった、という。 「標高九九〇・六米」となっていますが、地理院地図などでは990.3mになっているため、ここでは990mで表示。 ![]() ■10:49 生藤山−茅丸間からの富士山。生藤山から陣馬山までは笹尾根の尾根歩きで、位置的にはどこからでも富士山が見えますが、枝葉が邪魔をして、富士山展望地といえる場所はありません。 ![]() ■10:57 茅丸(かやまる)、標高1019mで今回コースの最高峰です。樹木で富士山の展望はありません。 ![]() ■10:58 茅丸から。 ![]() ■11:13 連行峰(れんぎょうほう)標高1016m。 ![]() ■11:13 連行峰から。 ![]() ■11:19 紅葉が見事です。 ![]() ■11:29 枝葉の奥に富士山。 ![]() ■11:32 紅葉の道を進みます。 ![]() ■11:43-11:55 山の神で休憩。右横の石に「山の神」と彫られている。左を下りていくと和田バス停にいけます。地図上では「(四角い石)山の神」、その東側にもうひとつ「山の神」がある。 ![]() ■12:03 尾根道を進みます。 ![]() ■12:29 醍醐峠。和田峠まで1.1km。 ![]() ■13:12 和田峠を通り陣馬山山頂下まで着ました。ここからの最後の階段がきつい。背後には歩いてきた緑の笹尾根があり、その奥に大岳山が見え、その右横に平らな山並みが続きます。 ![]() ■13:14 陣馬山の清水茶屋からの富士山。 ![]() ■13:16 左側が山頂で、そこにあるのは富士見茶屋です。右に道を下ると、草地の広場。 ![]() ■13:17 陣馬山山頂下の草地の広場から、富士山がいる大展望。三国山からの視界の左右を拡張した景色で、更に雄大な景色になっています。 ■13:17 山頂下の草地の広場から、富士山がいる大展望2。 ■13:35 陣馬山山頂。青い空の下の白馬が見事です。馬の台に「陣場高原山頂標高857m」。 関東山地(秩父山地)の東縁に位置する山で、広く平坦な頂上のため陣馬高原とも呼ばれる。東京都立高尾陣場自然公園、および神奈川県立陣馬相模湖自然公園に指定されており、関東の富士見百景、かながわの景勝50選および八王子八十八景に選ばれている。また奥高尾縦走路、桜の名所の山としても知られる。 名前の由来は、北条氏の滝山城を攻めた武田氏が陣を張った「陣場」説、カヤ刈場であったことから「茅(チガヤ)場」から音が変化したとの説、馬の陣を張ったことから「陣馬」の文字が使われた説とがある。 1960年代後半に京王帝都電鉄(現:京王電鉄)が、観光地として売り出すために山頂に白馬の像を建てて象徴化した。 (ウィキペディア) ![]() ■13:36 陣馬山から大岳山。手前の山は、今回歩いてきた連行峰、醍醐丸。 ![]()
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