鉄砲木ノ頭からの富士山 2015年12月19日 8:07
鉄砲木ノ頭からの富士山は、三ツ峠、日本平方面から眺めるすそ野と空の境界線がなだらかに伸びる秀麗富士ではありません。
天上の神が手のひらを山頂に当てぐいぐいと力を入れたため、こらえきれずに富士山山腹の両側がプクンと膨れ、その下もプクプクと膨れた押しつぶされたような形をしています。
また、同じ方向の塔ノ岳などから眺める富士山は左のすそ野が愛鷹山まで流れていますが、ここではすそ野が二ツ塚の下で切れていますので、両肩を張った武骨な富士山に見えます。
しかし、武骨で、力強く、美しく、男気を感じる富士山です。その横に山中湖がよき伴侶として控えています