二十曲峠・石割山・平尾山・大平山(18日) |
パノラマ台・鉄砲木ノ頭・高指山・富士岬平(19日) |
これまで数回富士山を眺めるため、早朝に藤沢を出発して鉄砲木ノ頭、高指山に登ったが、山頂にたどり着く前に宝永山周辺からの雲の発生があり、満足する富士山を眺めることができなかった。 天気予報が晴れの日を選び、鉄砲木ノ頭山頂に9時前に到着するスケジュールで、雲のない富士山を眺める確率は高くなる。 そのため、一日目は、二十曲峠・石割山・平尾山、大平山を歩き、山中湖近くで一泊して、二日目にパノラマ台・鉄砲木ノ頭・高指山・富士岬平を歩くことにした。 木花咲耶姫にこの熱意が通じて、なんと二日間とも空は晴渡り雲のない鮮明な富士山を眺めることができ、素晴らしい山中湖周辺の山歩きでした。 富士山と山中湖周辺の山
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山中湖周辺の山の登山コース。今回は赤線のコース、山中湖周辺の富士山展望の山は全て歩きます。![]() |
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■パノラマ台・鉄砲木ノ頭・高指山・富士岬平と富士山 (大平山から)
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■5:00 起床。お茶を一杯のみ、身支度をする。 ■5:45 ホテル「美富士」出発。 ![]() ■5:56 三国山ハイキングコースまで街灯があり明るい。富士山が闇の中でかすかに見える。雲はないようです。 ![]() ■6:01 三国山ハイキングコースを懐中電灯で照らして進む。 途中パノラマ台に行く道があるが、懐中電灯無しでは確認できない。その後の道も暗闇のため、懐中電灯必携。 山中湖パノラマ台の日の出前後■6:25 山中湖パノラマ台到着。舗装道路からの富士山。 山中湖の日の出は6:55、富士山頂の日の出は6:36ですが、すでに空が明るくなっている。 右端にすでにカメラを設置して日の出を待っているカメラマンがいる。昨晩のニュースでは、山中湖は日の出頃気温-7℃で、パノラマ台にはカメラマンが40人ほどいた。今日は-5℃でカメラマンは20人ほどか。車で来れるため、カメラマンが集まる。 ■6:26 撮影場所を決めるため移動する途中で一枚。 ![]() ■6:27 広場の端の木の下に撮影場所を決める。1分ごとに空が明るく変化していきます。 カメラはPENTAX Q7、レンズは08 WIDE ZOOM で全てAUTOの設定で撮影。三枚の写真をPHOTSHOPで合成し、時間による変化を見るため色の加工はしてません。 ![]() ■6:32 日の出前に空が淡い青、赤、灰色に色づきます。 ![]() ■6:34 この時刻は空の変化が面白い。 ![]() ■6:37 富士山山頂の日の出は6:36ですので、富士山には陽が当たり始めているようです。 ![]() ■6:44 空全体が明るくなり、空の低いところの青色が消えていきました。 ■6:46 富士山と低い空が少し黄金色に色づいてきました。 ![]() ■6:48 黄金色が強くなり、富士山の右側の山にも陽が当たってきました。湖面は黄金色を反射してます。 ![]() ■6:50 陽の当たるところが広がります。 ![]() ■6:52 富士山の黄金色はこれからの数分が最も鮮やかでした。 ■6:55 空、富士山、山中湖、周辺の山の色が刻々と変化していく景観は見事です。 ■6:55 黄金色に染まる富士山。 ![]() ■6:55 黄金色に染まる富士山と山中湖。 ![]() ■6:55 山中湖と南アルプス。 ![]() ■6:55 山中湖パノラマ台からの富士山。 壁紙用(1920*1200) ■6:58 富士山の黄金色が徐々に薄くなっていきます。今年は暖かい日が続いたためか、宝永山から下の冠雪はまだ少ない。 ■6:59 カメラレンズを、02 STANDARD ZOOMに変えて撮影。紅富士にはなりませんでしたが、黄金色の富士に満足。 ![]() ■6:59カメラレンズを06 TELEPHOTO ZOOMに変えて、山頂部の山肌を撮影。 ![]() ■7:05 木陰からの富士山。 ![]() ■7:11 空、富士山、湖面の黄金色が薄くなり、日の出後の朝の景観に落ち着いてきたので、鉄砲木ノ頭に向けて出発します。 ![]() 山中湖パノラマ台~鉄砲木ノ頭■7:31 登るにつれて、山中湖が広くなり、また日当りが変化していきます。右側の石割山の山並み全体に陽が当たっています。 ![]() ■7:37 山中湖の青が濃いところは氷結部、青が薄いところはは水面と思います。 ![]() ■7:46 三国山稜と鉄砲木ノ頭が作る影が、山中湖から離れていきます。 ![]() ■7:49 鉄砲木ノ頭頂上まで数分のところです。山中湖の形が良く、パノラマ台-鉄砲木ノ頭では最も良い富士山展望地と思っています。 ■7:50 富士山の周りに山中湖、南アルプス、三国山稜、鉄砲木ノ頭のカヤトが絶妙に配置されています。絶景です。 ■7:50 鉄砲木ノ頭山頂近くからの富士山。壁紙用1。 ■7:55 山中湖パノラマ台~鉄砲木ノ頭からの富士山。 ■7:57 鉄砲木ノ頭山頂近くからの富士山。壁紙用2。 鉄砲木ノ頭■7:59 鉄砲木ノ頭の山頂が見えてきました。相棒さんはもう到着してます。 ![]() ■8:01 鉄砲木ノ頭の山頂からの富士山がいる大展望。 鉄砲木ノ頭山頂では、残念ながら山中湖全体は見えませんが、四方の景観が拡がり、大きな広場でゆったりと富士山を眺めることができます。 ■8:02 山中湖が頭をせり出して富士山と対峙しているように見えます。 ![]() ■8:02 鉄砲木ノ頭山頂からの絶景。富士山から下りて来ましたという雰囲気の人が上ってきます。 ■8:03 鉄砲木ノ頭山頂からの富士山。 ■8:07 鉄砲木ノ頭からの富士山は、三ツ峠、日本平方面から眺めるすそ野と空の境界線がなだらかに伸びる秀麗富士ではありません。 天上の神が手のひらを山頂に当てぐいぐいと力を入れたため、こらえきれずに富士山山腹の両側がプクンと膨れ、その下もプクプクと膨れて、押しつぶされたような形をしています。また、同じ方向の塔ノ岳などから眺める富士山は左のすそ野が愛鷹山まで流れていますが、ここではすそ野が二ツ塚の下で切れていますので、両肩を張った武骨な富士山に見えます。しかし、武骨で、力強く、美しく男気を感じる富士山です。その横に山中湖がよき伴侶として控えています。 ■8:07 鉄砲木ノ頭からの富士山。 ![]() ■8:07 岩肌が見える、このぐらいの冠雪も趣があります。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
■8:39 頂上からのパノラマ。頂上到着時に撮った写真は何故か右側が合成不可だったが、この場所からの写真の合成はできた。 ■8:39 富士山右側の山並みと組み合わせて ■8:40 山中湖と南アルプス ![]() ■8:44 快晴の下、鉄砲木ノ頭からの雲のない富士山展望を記念して。思っていた以上の絶景を眺めて、腹も膨れて、とても満足という雰囲気です。 ![]() ■8:43 高指山に向けて出発。 ■9:15 枯れ木の間を進みます。 ![]() ■9:25 切通峠。 ![]() ■9:38 平野に下る道の分岐。高指山までの道は東海自然歩道になってます。 ![]() ■9:42 アブラチャン純林を進みます ![]() ■9:44 この前から富士山が木々の間から見えていた。例の雲が宝永山あたりに出てきた。この雲は出始めると成長が早く富士山山腹を覆い隠す。 そこで、案内人の相棒さんをおいて、急ぎ足で進んだ。 看板の右横に標識があるにもかかわらず、それを見ずに、何も考えず看板がある左の道を進んだ。これが間違い。標識の示す看板の右側を進むと、4分ぐらいで高指山山頂に到着する。左の道は平野への下り道で、途中で高指山登山道と合流して、頂上に進む。合流したから良かったが、急いだにもかかわらず、10分程回り道をした。(相棒さんの撮った下の写真をみて書いてます。) ![]() ![]() 高指山■9:57 高指山頂上手前の展望地からの富士山。頂上まで5分程のところだが、このあたりが木に邪魔されず周辺の山々が見渡せる。雲は思ったほど成長していない。 ■9:57 高指山頂上手前の展望地からの富士山。しかし、富士山と山中湖を眺めるには、真ん中の木が邪魔になる ![]() ■9:59 高指山頂上手前の展望地からの富士山。2分程上に登ると富士山と山中湖を眺めるには絶好の展望地がある。 ![]() ■9:59 高指山頂上手前の展望地からの富士山。鉄砲木ノ頭とは趣の異なる絶景です。 天上の神が、富士山と山中湖を中央に置き、三国山稜、石割山の山並みを左右に整然と配置した、と思わせる美しい景観です。 ■9:59 高指山頂上手前の展望地からの富士山。壁紙用(1920*1200) ■9:59 高指山頂上手前の展望地からの富士山。美しい三日月形の山中湖の上に富士山がいます。 山中湖は宇津湖・臥牛湖・三日月湖とも呼ばれていますが、高指山からの山中湖はまさに三日月湖です。 本来、三日月湖とは、蛇行する河川が長期の侵食などの影響により河道を変えた際、旧河道が取り残されて池や湖となったものをいうようですが、山中湖は延暦の大噴火により流出した溶岩流が桂川を堰止めして形成されました。そのため、山中湖を地図で見ると三日月状の形状ではないのですが、、この高指山から眺めると立派な三日月湖になります。 ■9:59 高指山山頂付近からの富士山 ![]()
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富士山の絶景を見ながら珈琲を飲む。その間富士山の雲を観察した。 上の写真に見られるように宝永山右横の富士山の中腹に雲がある。風が右から左に吹いているため、この雲は左上に移動して、中腹全部に雲がない状態になるのではと期待される。しかし、その雲が富士山から離れようとする前に、中腹から新たな雲がじわじわと発生してくる。今日の雲の発生源は宝永山右横の中腹のようだ。いつもだと、この雲が中腹にとどまり、みるみるうちに左側の中腹を覆ってしまう。しかし、今日は風が強いために左側に流れ、更に宝永山から左に流れていく。9:30頃に雲の発生が見られたのに、10:00まで上の写真の状態を保っている、幸運な日である。 充分眺めた後、徐々に雲の量が多くなり宝永山を隠してしまいました。 天気予報のように、富士山周辺の雲発生予報があればと思っています。 |