山中湖周辺の山歩き記  2015年12月18日(金)-19日(土)



二十曲峠・石割山・平尾山・大平山(18日)

パノラマ台・鉄砲木ノ頭・高指山・富士岬平(19日)

  



これまで数回富士山を眺めるため、早朝に藤沢を出発して鉄砲木ノ頭、高指山に登ったが、山頂にたどり着く前に宝永山周辺からの雲の発生があり、満足する富士山を眺めることができなかった。
天気予報が晴れの日を選び、鉄砲木ノ頭山頂に9時前に到着するスケジュールで、雲のない富士山を眺める確率は高くなる。
そのため、一日目は、二十曲峠・石割山・平尾山、大平山を歩き、山中湖近くで一泊して、二日目にパノラマ台・鉄砲木ノ頭・高指山・富士岬平を歩くことにした。
木花咲耶姫にこの熱意が通じて、なんと二日間とも空は晴渡り雲のない鮮明な富士山を眺めることができ、素晴らしい山中湖周辺の山歩きでした。


富士山と山中湖周辺の山

富士山と山中湖周辺の山の地図


山中湖周辺の山の登山コース。今回は赤線のコース、山中湖周辺の富士山展望の山は全て歩きます。


山中湖周辺の山の登山コース
今回のコース 時刻
ホテル「美富士」
5:45
三国山ハイク入口
 990m
6:01

パノラマ台
 1090m
6:25
7:12
鉄砲木ノ頭
 1291m
7:56
8:43
切通峠
 1050m
9:25

高指山
 1174m
9:58
10:58
富士岬平
1170m
11:12
11:32
道志みち接合部 12:03

石割の湯
 1053m
12:23
14:05
御殿場 14:49
14:51
小田急線
長後駅
16:40


パノラマ台・鉄砲木ノ頭・高指山・富士岬平と富士山 (大平山から)
 





パノラマ台・鉄砲木ノ頭・高指山・富士岬平の山歩き記 2015年12月19日(土)




■5:00 起床。お茶を一杯のみ、身支度をする。


■5:45 ホテル「美富士」出発。



ホテル「美富士」




■5:56 三国山ハイキングコースまで街灯があり明るい。富士山が闇の中でかすかに見える。雲はないようです。



三国山ハイキングコースまでの道



■6:01 三国山ハイキングコースを懐中電灯で照らして進む。
途中パノラマ台に行く道があるが、懐中電灯無しでは確認できない。その後の道も暗闇のため、懐中電灯必携。







山中湖パノラマ台の日の出前後




■6:25 山中湖パノラマ台到着。舗装道路からの富士山。

山中湖の日の出は6:55、富士山頂の日の出は6:36ですが、すでに空が明るくなっている。
右端にすでにカメラを設置して日の出を待っているカメラマンがいる。昨晩のニュースでは、山中湖は日の出頃気温-7℃で、パノラマ台にはカメラマンが40人ほどいた。今日は-5℃でカメラマンは20人ほどか。車で来れるため、カメラマンが集まる。



山中湖パノラマ台の舗装道路からの富士山





■6:26 撮影場所を決めるため移動する途中で一枚。



山中湖パノラマ台からの富士山




■6:27 広場の端の木の下に撮影場所を決める。1分ごとに空が明るく変化していきます。

カメラはPENTAX Q7、レンズは08 WIDE ZOOM で全てAUTOの設定で撮影。三枚の写真をPHOTSHOPで合成し、時間による変化を見るため色の加工はしてません。



山中湖パノラマ台からの富士山




■6:32 日の出前に空が淡い青、赤、灰色に色づきます。



山中湖パノラマ台からの富士山




■6:34 この時刻は空の変化が面白い。



山中湖パノラマ台からの富士山




■6:37 富士山山頂の日の出は6:36ですので、富士山には陽が当たり始めているようです。



山中湖パノラマ台からの富士山




■6:44 空全体が明るくなり、空の低いところの青色が消えていきました。



山中湖パノラマ台からの富士山






■6:46 富士山と低い空が少し黄金色に色づいてきました。



山中湖パノラマ台からの富士山




■6:48 黄金色が強くなり、富士山の右側の山にも陽が当たってきました。湖面は黄金色を反射してます。



山中湖パノラマ台からの富士山




■6:50 陽の当たるところが広がります。



山中湖パノラマ台からの富士山




■6:52 富士山の黄金色はこれからの数分が最も鮮やかでした。



山中湖パノラマ台からの富士山





■6:55 空、富士山、山中湖、周辺の山の色が刻々と変化していく景観は見事です。
 




山中湖パノラマ台からの富士山





■6:55 黄金色に染まる富士山。



山中湖パノラマ台からの富士山





■6:55 黄金色に染まる富士山と山中湖。



山中湖パノラマ台からの富士山





■6:55 山中湖と南アルプス。



山中湖と南アルプス



■6:55 山中湖パノラマ台からの富士山。  壁紙用(1920*1200)
 









■6:58 富士山の黄金色が徐々に薄くなっていきます。今年は暖かい日が続いたためか、宝永山から下の冠雪はまだ少ない。



パノラマ台からの富士山





■6:59 カメラレンズを、02 STANDARD ZOOMに変えて撮影。紅富士にはなりませんでしたが、黄金色の富士に満足。



パノラマ台からの富士山




■6:59カメラレンズを06 TELEPHOTO ZOOMに変えて、山頂部の山肌を撮影。



パノラマ台からの富士山




■7:05 木陰からの富士山。



パノラマ台木陰からの富士山





■7:11 空、富士山、湖面の黄金色が薄くなり、日の出後の朝の景観に落ち着いてきたので、鉄砲木ノ頭に向けて出発します。



パノラマ台からの富士山









山中湖パノラマ台~鉄砲木ノ頭





■7:31 登るにつれて、山中湖が広くなり、また日当りが変化していきます。右側の石割山の山並み全体に陽が当たっています。



山中湖パノラマ台~鉄砲木ノ頭からの富士山




■7:37 山中湖の青が濃いところは氷結部、青が薄いところはは水面と思います。



山中湖パノラマ台~鉄砲木ノ頭からの富士山




■7:46 三国山稜と鉄砲木ノ頭が作る影が、山中湖から離れていきます。



山中湖パノラマ台~鉄砲木ノ頭からの富士山





■7:49 鉄砲木ノ頭頂上まで数分のところです。山中湖の形が良く、パノラマ台-鉄砲木ノ頭では最も良い富士山展望地と思っています。




山中湖パノラマ台~鉄砲木ノ頭からの富士山













■7:50 富士山の周りに山中湖、南アルプス、三国山稜、鉄砲木ノ頭のカヤトが絶妙に配置されています。絶景です。



山中湖パノラマ台~鉄砲木ノ頭からの富士山





■7:50 鉄砲木ノ頭山頂近くからの富士山。壁紙用1。



パノラマ台-鉄砲木ノ頭からの富士山と山中湖 壁紙用1 2015年12月19日 7:50






■7:55  山中湖パノラマ台~鉄砲木ノ頭からの富士山。




山中湖パノラマ台~鉄砲木ノ頭からの富士山






■7:57 鉄砲木ノ頭山頂近くからの富士山。壁紙用2。



鉄砲木ノ頭山頂近くからの富士山。壁紙用1













鉄砲木ノ頭





■7:59 鉄砲木ノ頭の山頂が見えてきました。相棒さんはもう到着してます。


鉄砲木ノ頭の山頂







■8:01 鉄砲木ノ頭の山頂からの富士山がいる大展望。

鉄砲木ノ頭山頂では、残念ながら山中湖全体は見えませんが、四方の景観が拡がり、大きな広場でゆったりと富士山を眺めることができます。



鉄砲木ノ頭山頂からの富士山





■8:02 山中湖が頭をせり出して富士山と対峙しているように見えます。



鉄砲木ノ頭山頂からの富士山




■8:02 鉄砲木ノ頭山頂からの絶景。富士山から下りて来ましたという雰囲気の人が上ってきます。



鉄砲木ノ頭山頂からの富士山






■8:03 鉄砲木ノ頭山頂からの富士山。











■8:07 鉄砲木ノ頭からの富士山は、三ツ峠、日本平方面から眺めるすそ野と空の境界線がなだらかに伸びる秀麗富士ではありません。

天上の神が手のひらを山頂に当てぐいぐいと力を入れたため、こらえきれずに富士山山腹の両側がプクンと膨れ、その下もプクプクと膨れて、押しつぶされたような形をしています。また、同じ方向の塔ノ岳などから眺める富士山は左のすそ野が愛鷹山まで流れていますが、ここではすそ野が二ツ塚の下で切れていますので、両肩を張った武骨な富士山に見えます。しかし、武骨で、力強く、美しく男気を感じる富士山です。その横に山中湖がよき伴侶として控えています。



鉄砲木ノ頭山頂からの富士山






■8:07 鉄砲木ノ頭からの富士山。



鉄砲木ノ頭山頂からの富士山




■8:07 岩肌が見える、このぐらいの冠雪も趣があります。



鉄砲木ノ頭山頂からの富士山山頂




                  8:08-8:43 富士山眺めて朝ごはん。納豆巻きと蜆の味噌汁。 



整腸作用抜群と信じているので納豆は毎朝食べることにしている。寒中で飲む蜆の味噌汁が実においしい。気温マイナス5℃ですが、完全防寒装備にしており、陽が当たってきたので、寒さはさほど感じない。富士山を眺めて、贅沢な朝ごはんです。

富士山を眺めながら、諏訪神社と山中湖について、いろいろと思い巡らす。


鉄砲木ノ頭山頂の神社



鉄砲木ノ頭山頂にある石碑には、「山中諏訪神社 奥宮」。

この山中諏訪神社があるので、明神山と呼ばれたようです。

富士山周辺に多くある浅間神社ではありません。なぜ「「山中諏訪神社」がこの山頂にあるかは不明です。





(1)山中諏訪神社について

御祭神 - 建御名方命(たけみなかたのみこと)、豊玉姫命(とよたまひめのみこと)
由緒
山中諏訪神社の奥宮は山中湖東岸に位置する1291mの明神山(鉄砲木ノ頭)の頂上、山中湖パノラマ台から30分ほど登った地に鎮座しています。
古文書では、往昔、明神山頂に小祠を祀るとあり、これが現在の御所に鎮座する諏訪神社奥宮とされています。 天保12年(1841)、甲斐国都留郡平野村の名主であった長田勝之進は、相模国小田原城主の大久保加賀守と検地の際、甲斐国の為に土地拡張を企画して、現存の明神山頂より山北町の明神峠に奥宮を変遷しました。後、神社関係者及び山中の有志諸彦が、鎮座地の真相を認めて、現在地に諏訪神社奥宮として再建されました。
「山中明神安産祭り」として知られる山中湖畔の里宮の例大祭の前、9月1日に例祭「奥宮祭」が執り行われています。
 (富士山の神社:山中諏訪神社・奥宮より引用




(2)諏訪明神と建御名方命について

起源としては、二説あるが、その一説。

一、「古事記」「日本書紀」に語られている伝説によると、大国主命と越の国の沼河姫との間に生まれた建御名方命は、大国主命の国譲りの時、容易に承知せず天照大神の遣わされたタケミカヅチの神とアメノトリフネの神と力競べをすることになった。しかし、建御名方命はこの二神に簡単に負けて、逃げ出してしまう。天照大神の遣いの二神はそれを追って信濃の国諏訪の池のほとりに追い詰めて殺そうとした。そこで建御名方命は国を譲ることにして、自身は諏訪湖のほとりに止まった。それが諏訪明神のはじまりであるとされている。
(『日本奇説逸話伝説大事典』より引用)



(3)明神について

中世から近世にかけて、神が本来の名前で呼ばれることは少なく、神社名を冠した「明神」や「権現」で呼ばれる事が通常であった(「鹿島大明神」「香取大明神」など)。また中世以降に成立した吉田神道では、神に対して「明神号」を授ける事が行われるようになった。
明治元年(1868年)3月28日の神仏判然令により、神号における仏教由来の言語は取り除かれるよう指令された。この法令では明神号自体は取り払うべき言葉としては示されていなかったものの、明神号はこの頃には仏教関連用語であると見られており、使用する神社は減少していった。ただし現在でも「稲荷大明神」など明神号・大明神号を使用している神社は存在する(ウィキペディアより引用)



(4)なぜ「「山中諏訪神社」がこの山頂にあるか

鉄砲木の頭は別名を明神山という。恐らく、諏訪神社を祭ってあるからであろう。それにしても、こんな所にお諏訪様が勧請してあるのが不思議である。
富士山麓に散在する神社は、ほとんどが浅間神社である。調べてみると、南北都留郡内に諏訪神社は八社しかない。ここから北西に甲府盆地の北部、釜無川沿いに直線距離でちょうど100キロ、全国規模でたくさんの本社を持つ諏訪大社がある。遠くこれを望んで建てたのか。住吉の人がそこまで計算したとしたら驚きの一語に尽きる。

(山村正光著「富士山を眺める山歩き」毎日新聞社刊2001年より引用)




山中湖の別称



山中湖は、三日月湖、臥牛湖とも呼ばれています。また、その昔は宇津湖と呼ばれていた。

   



(1)その昔は宇津湖と呼ばれていた。

山中湖は富士五湖の中で最も大きく(6.57km2)、最も水深が浅く(13.3m)、湖面の標高が最も高い位置(980.5m)にある湖です。

富士五湖
山梨県南部,富士山北麓にある山中湖,河口湖,西(さい)湖,精進(しようじ)湖,本栖(もとす)湖の5湖の総称。富士山から噴出した溶岩流によって北側の御坂山地との間の谷がせき止められてできた。まず,猿橋溶岩流によって宇津湖,剗海(せのうみ)の2湖が形成された。
宇津湖はさらに溶岩流によって山中湖,忍野(おしの)湖,河口湖に分けられ,忍野湖は埋積して忍野盆地となった。剗海からはまず本栖湖が分かれ,さらに864年(貞観6)の噴火による青木ヶ原溶岩流で西湖と精進湖に分離した。
世界大百科事典 第2版より引用)


「宇津湖はさらに溶岩流によって山中湖,忍野(おしの)湖,河口湖に分けられ,忍野湖は埋積して忍野盆地となった」、とありますが、標高差の地形的観点および山梨県環境科学研究所のボーリング調査により、この大きな宇津湖湖の存在は否定されているようです。

富士山北麓の湖底堆積物から湖形成史を探る 参照)

(2)別称は三日月湖

山中湖の北東にある、高指山、富士岬平から山中湖を眺めると、文句の付けようが無い立派なな三日月湖です。



(3)別称は臥牛湖

湖の形が牛に似ているので臥牛湖とありますが、三日月湖のように地元の人が、実際の展望地から眺めて牛の形に見えるところは無いようです。

   
南側の大洞山からの山中湖   北側の大平山からの山中湖

昔の人が地図を見て下図のように「寝ている牛の形に似ているぞ」と思い、臥牛湖としたか。

牛よりも鯨のように見えます。鯨が酒を飲み寝ている姿から名づけると「鯨飲湖」、しかし山中湖には鯨がいないので無理。


   
南側の大洞山からの山中湖   


また、牛の形だけではなく、次の赤牛の由来から、山中湖を「臥牛湖」と呼ぶようになったとも伝えられています。

喉が渇いた赤牛を、首まで湖の水に浸すと、空の向こうのほうが、にわかにかき曇り、ザーっと雨が降り始めたのです。まさに恵みの雨でした。赤牛が湖に浸って喜び、その感謝の気持ちが神様に通じたんだ。それで恵みの雨がもたらされたのだ…
村人たちは、いつともなくこんなふうに信じるようになりました。それから後は、日照りがつづくようなことがあると、村では赤牛を湖水に引き込んで水浴びをさせるようになりました。そうすれば、不思議と恵みの雨がもたらされたそうです。
赤牛の由来から、山中湖を「臥牛湖」と呼ぶようになったとも伝えられています。
山中湖の昔話 | 山中湖村公式観光ガイドより)


(4)私は山中湖を鉄砲木ノ頭で眺めるとき「なまず湖」と呼んでいる。

鉄砲木ノ頭の少し下側から眺める山中湖は、湖全体が見えて、実に優雅な形で、心が和みます。武骨な富士山と柔和な山中湖が夫婦のようです。


鉄砲木ノ頭の少し下側からの富士山と山中湖



なぜ心が和むのかと考えると、頭の中に「なまず」が浮かんできました。私の「なまず」は下図のように「イラスト化されたなまず」です。





この「イラスト化されたなまず」が、山中湖に変身して富士山を眺めている。「武骨な富士山となまず湖の対峙」です。なお、山中湖にはなまずはいるようです。




「武骨な富士山となまず湖の対峙」




おにぎりを食べながら富士山を眺めるとき、こんなことをして楽しんでいます。
 



■8:39 頂上からのパノラマ。頂上到着時に撮った写真は何故か右側が合成不可だったが、この場所からの写真の合成はできた。




鉄砲木ノ頭からの富士山






■8:39 富士山右側の山並みと組み合わせて



鉄砲木ノ頭からの富士山






■8:40 山中湖と南アルプス


山中湖と南アルプス





■8:44 快晴の下、鉄砲木ノ頭からの雲のない富士山展望を記念して思っていた以上の絶景を眺めて、腹も膨れて、とても満足という雰囲気です。



鉄砲木ノ頭















■8:43 高指山に向けて出発。


■9:15 枯れ木の間を進みます。




枯れ木の間を進みます




■9:25 切通峠



切通峠




■9:38 平野に下る道の分岐。高指山までの道は東海自然歩道になってます。



平野に下る道の分岐




■9:42 アブラチャン純林を進みます



アブラチャン純林を進みます




■9:44 この前から富士山が木々の間から見えていた。例の雲が宝永山あたりに出てきた。この雲は出始めると成長が早く富士山山腹を覆い隠す。

そこで、案内人の相棒さんをおいて、急ぎ足で進んだ。

看板の右横に標識があるにもかかわらず、それを見ずに、何も考えず看板がある左の道を進んだ。これが間違い。標識の示す看板の右側を進むと、4分ぐらいで高指山山頂に到着する。左の道は平野への下り道で、途中で高指山登山道と合流して、頂上に進む。合流したから良かったが、急いだにもかかわらず、10分程回り道をした。(相棒さんの撮った下の写真をみて書いてます。)


分岐









高指山





■9:57  高指山頂上手前の展望地からの富士山。頂上まで5分程のところだが、このあたりが木に邪魔されず周辺の山々が見渡せる。雲は思ったほど成長していない。



高指山山頂上まで5分程からの富士山







■9:57  高指山頂上手前の展望地からの富士山。しかし、富士山と山中湖を眺めるには、真ん中の木が邪魔になる



高指山頂上まで5分程からの富士山




■9:59  高指山頂上手前の展望地からの富士山。2分程上に登ると富士山と山中湖を眺めるには絶好の展望地がある。



高指山山頂付近からの富士山




■9:59  高指山頂上手前の展望地からの富士山。鉄砲木ノ頭とは趣の異なる絶景です。

天上の神が、富士山と山中湖を中央に置き、三国山稜、石割山の山並みを左右に整然と配置した、と思わせる美しい景観です。



高指山山頂付近からの富士山




■9:59  高指山頂上手前の展望地からの富士山。壁紙用(1920*1200)








■9:59  高指山頂上手前の展望地からの富士山。美しい三日月形の山中湖の上に富士山がいます。

山中湖は宇津湖・臥牛湖・三日月湖とも呼ばれていますが、高指山からの山中湖はまさに三日月湖です。
本来、三日月湖とは、蛇行する河川が長期の侵食などの影響により河道を変えた際、旧河道が取り残されて池や湖となったものをいうようですが、山中湖は延暦の大噴火により流出した溶岩流が桂川を堰止めして形成されました。そのため、山中湖を地図で見ると三日月状の形状ではないのですが、、この高指山から眺めると立派な三日月湖になります。








■9:59 高指山山頂付近からの富士山










9:59-


  珈琲タイム  



富士山の絶景を見ながら珈琲を飲む。その間富士山の雲を観察した。

上の写真に見られるように宝永山右横の富士山の中腹に雲がある。風が右から左に吹いているため、この雲は左上に移動して、中腹全部に雲がない状態になるのではと期待される。しかし、その雲が富士山から離れようとする前に、中腹から新たな雲がじわじわと発生してくる。今日の雲の発生源は宝永山右横の中腹のようだ。いつもだと、この雲が中腹にとどまり、みるみるうちに左側の中腹を覆ってしまう。しかし、今日は風が強いために左側に流れ、更に宝永山から左に流れていく。9:30頃に雲の発生が見られたのに、10:00まで上の写真の状態を保っている、幸運な日である。

充分眺めた後、徐々に雲の量が多くなり宝永山を隠してしまいました。


天気予報のように、富士山周辺の雲発生予報があればと思っています。







■10:36 雲が宝永山を隠す。



高指山山頂付近からの富士山




■10:38 宝永山の左側の雲がだんだん大きくなる。



高指山山頂付近からの富士山





■10:51 高指山山頂の標識。左にベンチがあります。



高指山山頂の標識




■10:51 山頂からは草木が視界を遮ります。これ以上、雲が多くならないうちに富士岬平に向かいます。



高指山山頂からの富士山







富士岬平





■11:07 15分歩程で富士岬平に到着。



富士岬平




■11:11 富士岬平からの富士山。高指山からの景観に比べ、山中湖が左側に移動し、左右対称の端正さを若干崩した景観です。
高指山のすぐ横にあるためか知名度は低いですが、富士山展望の山としては第一級の山です。




富士岬平からの富士山






■11:30 富士岬平からの富士山。雲も景観の一部として変化を与えています。



富士岬平からの富士山




■11:30 富士岬平からの富士山と三日月湖.。








■11:30 富士岬平からの富士山と三日月湖








■11:30 富士岬平からの富士山と三日月湖。壁紙用(1920*1200)。









■11:36 この時刻、富士山全体に陽が当たっています。



富士岬平からの富士山





■11:38 富士岬平から下山。なんと、一直線の下り道です。



富士岬平からの下り道




■11:43 階段を下りると、舗道。



階段




■11:45 舗道からの富士山



舗道からの富士山




■12:01 この先で道志みちのバス通りに出ます



補導からの富士山




■12:01 バス通りからの富士岬平。頂上からの一直線の登山道が見えます。



バス通りからの富士岬平




■12:06 反対側には日向峰の尾根、その左後が昨日歩いた石割山か



石割山




■12:11 道の途中で富士山が見えます。富士山を見るとカメラのシャッターをきる習性が身についてしまった。



道の途中で富士山




■12:16 お城のようなドールハウス美術館とレストラン



お城のようなドールハウス美術館とレストラン




■12:20 大きな富士山の右側に「石割の湯」今日は見事な富士山を充分眺めたので、風呂に入り早々と帰路に着く予定。



大きな富士山の右側に「石割の湯」




■山歩きしたあとの風呂は、極楽。






■風呂上りにざるそば。山歩きして、風呂に入った後のざるそばが極旨。











■14:02 石割の湯の入口横のバス停で旭日丘行きのバスを待つ。

そこで、静岡富士市から山中湖の富士山を見に来たという同年輩の男性二人と話がはずんだ。
「富士市からは1時間半ほどで来れちゃうよ」と富士市の住民、「鉄砲木ノ頭と高指山に登ってきました。車でいけるパノラマ台もいいですよ」とおこがましくも、美しい富士山が最もよく見える富士市の住民に対して山中湖周辺の富士山をほめる。



石割の湯の入口横のバス停




山中湖周辺の富士山を褒めたにもかかわらず、「朝日丘まで車に乗っていきなさい」とのおさそい、図々しくもお言葉に甘えて相棒さんと共に乗車。

二人の苗字は佐藤と鈴木、こちらは佐藤二人、苗字の全国ランキングベスト1、2の四人で富士山の話が弾む。「御殿場駅まで乗っていきなさい。御殿場プレミアム・アウトレットでボーズのスピーカを見に行こうと思うから。」ということで御殿場駅まで乗せていただいた。








石割の湯から藤沢の長後駅まで、旭丘、御殿場、松田、町田で4回乗換えが必要となり、待ち時間をいれると5時間ほどかかってしまう。さらに幸運にも御殿場駅から一分後に発車する電車に乗れて、予定した時刻の2時間ほど早く長後駅に到着。



■14:49-14:51 御殿場駅



■16:40 小田急江ノ島線長後駅

END










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