富士山が最も見えるコースで登りました。駿河小山駅から、「不老の活路」(富士箱根トレイルコース)を登り、生土山分岐を経由して不老山南峰-不老山北峰(山頂)に到達します。 この不老の活路は昭文社の地図では、2011年版にはなく、2014年版から記載されています。富士山展望地は生土山分岐上の伐採地に鉄塔のある所と不老山南峰です。その他、部分的に見えるところは数箇所有ります。 |
不老山と富士山 ![]() 不老山登山コース 赤線が今回のコース。世附峠から丹沢湖の浅瀬橋に下る道、駿河小山駅に下る道は通行止め(2015年)。 ![]() |
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不老山と富士山(大野山休憩舎から) 不老山の富士山展望地は大野山休憩舎と富士山からの方位角がほぼ同じです。 |
■8:03 御殿場線駿河小山駅前。 ここのバス停から「明神峠行き」のバスも出ます。明神峠行きのバスは2015/4/25(土)〜11/29(日)の間の土・日・祝日のみ朝8:45発のみ運行し、明神峠から駿河小山駅へのバスは有りません。 ![]() ■8:03 おやま観光マップの上にクマにまたがった金太郎さんがいます。金太郎さんの左に白く冠雪した富士山山頂が見えます。左の道を進みます。 ![]() ■8:07 大きい富士山が見えてきました。標高3776mとは思えないほど、低く見えます。近くなのに低く見える。山に登るにつれて、富士山も高く見えてくる。面白い現象です。 ![]() ■8:11 鮎沢川(下流で酒匂川になる)の富士見橋の上からの富士山。空が青いので、白一色の富士山が鮮やかです。 ![]() ■8:13 富士見橋を渡ったところの歩道橋の上から。富士山を眺めるために高いところに上がりましたが、富士山の見え方は変わりませんでした。 ![]() ■8:16 富士見橋を渡り右に曲がり進み、後ろを振り返ると富士山が見えます。 ![]() ■8:20 左に道にはいります。この道に入る前に左側に入る道があり、そこからの方が近道ですが、こちらの道がわかりやすい。 ![]() ■8:22 川沿いの道を進みます。 ![]() ■8:24 東名高速道路が見えてきます。その下まで行きます。 ![]() ■8:25 「入山門あり」の表示板。不老山の入山門です。 ![]() ■8:25 「富士箱根トレイル 富士箱根登山入口」の表示板。どちらにも「不老山」が出てきませんが登山口に向けて進みます。 富士箱根トレイルは、静岡県と山梨県、神奈川県の県境に位置し、富士山五合目から西丹沢と呼ばれる三国山稜・湯船山・不老山を経て、足柄山系の金時山までを縦走する総延長約43kmの区間です。 ![]() ■8:27 不老山登山口。 「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」の表示板。六根(眼・耳・鼻・舌・身・意)をきれいにして、聖域の不老山を登りなさい、と言ってます。 この六根清浄は、かっては登山の際に掛け声として用いられていました。身延山を登った時、団体さんがこの掛け声で登っていました。高尾山薬王院の仁王門をくぐると、六根清浄の六個の石車が有ります。これを回すと六根が清浄されます。ここには石車がないので、「六根よきれいになれ」と胸のうちで念じます。 また、「六根清浄」が「六根浄」になり「どっこいしょ」になったという説があります。「どっこいしょ」と声をだして登山道にはいります。 ![]() ■8:33 階段の道を進みます。 ![]() ■8:38 けっこう急な階段です。 ![]() ■8:44 一番目の鉄塔 ![]() ■8:53 気持ちの良い山道です。 ![]() ■8:54 「不老山の仙人」が出てきます。 表示板の製作者岩田たに泉さんは文才、画才があり、遊び心に富んだ方のようです。山道歩きを楽しませてくれる、このような表示板が数多く出てきますが、全て読んでいるとなかなか山頂に着きませんのでこれからは省略します。 ((不老山に千回登らにゃ不老不死の仙人にはなれんわい))とおっしゃる。 「不老山に千回登山したら、不老不死になれるとは言えませんが、十回も登れば、肥満や糖尿病の予防には効果が覿面(てきめん)に現れるとはいえます」 「仙人-やまにはいって不老不死の術を得、神通力(じんつうりき)を持つとされる人。道教における理想の人間。 「不老なるやまのいぶきに触れもせでさびしからずや金(かね)を説く君-平成野晶子-」 ![]() ■8:55 新緑が美しい。 ![]() ■9:01 尾根の並木道を進みます。 ![]() ■9:15 「奈良尾山入口」 富士山が見えるかなと思い入っていきましたが、富士山はいませんでした。 ![]() ■9:17 「←生土 りんどう峠 不老山→」の表示板。登山地図には出ていない峠です。 ![]() ■9:18 杉の林を進みます。 ![]() ■9:22 谷ヶ山辺りに来ましたが、山頂の左側を通るので山頂の表示はない。道の右上が山頂かなと眺めています。 ![]() ■9:34 富士山が木々の間から見えてきます。 ![]() ■9:41 二番目の鉄塔が見えてきました。最初の富士山展望地点です。登山道から左に入ります。 ![]() ■9:42 二番目の鉄塔からの富士山。電線が富士山に向かって進んでいきます。 ![]() ■9:43 富士山が狼煙を上げています。面白い雲です。 ![]() ■9:52 登山地図で登山道の右側に614mと記入されている山が大久保山のようです。 ![]() ■9:52 不老山に向けて進みます。 ![]() ■9:53 木々の間から富士山が見えます。 ![]() ■9:57 左側の富士山を眺めながら進みます。 ![]() ■9:59 生土山分岐到着。半次郎さんが笑顔で迎えてくれます。 ![]() ■9:59 岩田さんの標識では今回の登山道は「不老の活路」とよんでいる。「不老山を愛する会」が平成17年に開拓した。全て山道です。この「不老の活路」が富士箱根トレイルのルートになっている。この分岐は「半次郎」。 ![]() ■10:09 鉄塔が富士山の真正面にあります。不老山の富士山の象徴となる景観です。 ![]() ■10:10 登山道と平行して林道がある。 ![]() ■10:12 三番目の鉄塔がある伐採地。鉄塔は右上にあります。ここが不老山の中で最も見晴らしの良い富士山展望地。 ![]() ■10:12 富士山と電線が重なっています。 ![]() ■10:14 富士山周辺の全貌です。見事に富士山と愛鷹山の中央に鉄塔と電線が位置してます。電線が富士山の景観を邪魔しているとは思わず、富士山と鉄塔・電線のコラボとして眺める景観です。春霞で愛鷹山が定かに見えません。 ![]() (2014.12.14 10:28撮影 富士山山頂部は雲の中ですが、愛鷹山が鮮明に見えています。 ![]() ■10:14 明神山からは富士山と金時山が対峙している景観、滝子山からは富士山と三ツ峠が対峙している景観が見られますが、不老山では富士山と鉄塔が対峙している景観が見られます。 ![]() ■10:20 富士山と三国山稜。この場所と大野山の休憩舎は富士山からの方位角がほぼ同じですので、周辺の山名はは大野山からの山座同定で。 ![]() ■10:23 春の雰囲気が薄れますが、画像処理で鮮明度を高めて。 ![]() ■10:24 望遠レンズを用いて。視野角が狭くなりますが、雪肌がより鮮明に写ります。 ![]() ■10:25 伐採地と富士山 ![]() ■10:44 30分程富士山鑑賞を楽しみ、不老山に向けて進みます。 ![]() ■11:08 林道に出ます。中央の山道を進みます。 ![]() ■11:16 不老山南峰に到着。 登山地図では場所の記載がなく、表示板にも記載がない。山頂付近で唯一の富士山展望地ですから、何か場所の呼称があったほうが良い。 不老山は北峰(928m)と南峰(926m)から成る双耳峰であるという記載が有りますので、それを採用して不老山南峰。0.2kmいくと不老山頂上(不老山北峰)ですが、そこは展望がないため、ここで昼食休憩。 ![]() ■11:16 不老山南峰からの富士山 樹木の間から富士山が見えます。伐採地の鉄塔のところからは見えなかった右側の山が見えます。富士山の右下が三国山で、その右に鉄砲木ノ頭。それらの手前に、湯船山、白クラノ頭が有りその尾根が不老山につながります。 ![]() ■11:19 不老山南峰からの富士山 ![]() ■11:20 不老山南峰からの富士山 山頂部 ![]() ■11:44 富士山を眺めながらおにぎりを食べる。登山者は少なく南峯は貸切状態。 ![]() ■11:47 富士山を眺めながら、南蛮屋のトラジャコーヒーを味わう。富士山展望の山を登る楽しみの一つです。 ![]() ■11:47 不老山南峰からの富士山をもう一度 ![]() ■12:38 昼食を終えて下山する前に、0.2km先の不老山山頂(北峰)に行きました。向河原から番ヶ平を経由して登ると直接この山頂に着きます。 標識の後ろ側の木々がサンショウバラの木です。 ![]() ■12:38 広場になっており、ベンチが有ります。 ![]() 2013.6.9に登った時は、富士山展望がなく、サンショウバラがほぼ満開でしたので、不老山頂上で昼食。 サンショウバラの時期は登山者満杯ですので片隅に座っています。 ![]() ■12:39 不老山南峰に戻る途中で、大蛙。 ![]() ■12:39 その横の水溜りに蠢くものが有りました。 ![]() ■12:39 直径3cmほどの筒状のなかに黒く丸いタマゴのようなものが詰まっている。透明な腸詰ウインナーが動いているような不気味さで、つついてみる元気はなかった。蛙の卵なのか。 ネットで調べてみると、蛙の卵でした。知らなかった。一粒づつ分かれていると思っていた。この後、一粒ごとに分かれるのか。 ![]() ■12:46 不老山南峰に戻りました。丹沢山地では12時を過ぎると一気に富士山方面は霞んできます。通常、丹沢山地ではできれば10時前、ぎりぎり12時までが富士山展望時間です。年に何回か一日中鮮明に見える日がありますが。 ![]() ■12:50 案内板の和歌に下る喜びをもらい出発します。 ![]() ■13:13 伐採地の鉄塔から富士山 ![]() ■13:28 生土山分岐真っすぐ行くと登ってきた不老の活路(トレイル道)、右に行くと生土不老山林道。途中に神縄断層が見えるところが有ります。半次郎さんに挨拶して、生土不老山林道に行くため右に下ります。 ![]() ■13:28 キケマンの花 ![]() ■13:29 下ると太い道があります。(注意!!)前回はその道を左の方に進みましたが行き止まりになりました。真っすぐ細い道を進むと林道がでてきます。 ![]() ■13:32 林道を進みます ![]() 林道を下っていく途中で樹木の切れ目から富士山が見えます。今回は見えませんでしたが。 20134.12..14 13:31 ![]() 2014.2.14 13:54 二番目の鉄塔の電線かと思い、上の方を見ています。 ![]() ■14:00 途中で一緒に歩いた地元のとても元気な八十翁が金時コースにつながる脇道を教えてくれ、そちらの方に行きました。案内板は出ていません。 ![]() ■14:12 キランソウ ![]() ■14:13 林道を進みます ![]() ■14:18 神縄断層です。1500万年にあった島が、100-50万年前に本州に衝突して伊豆半島になり、更に北上して、丹沢山地を隆起させた。 その日本列島の歴史の痕跡を直接見ることができます。今も、地球は動いています。 ![]() ■14:18 この看板が昔の位置と異なっているようで、はっきりしませんが、看板左横の垂直の線が神縄断層だと思います。 ![]() ■14:54 富士見橋の上から。朝にはなかった20-30匹の鯉のぼりが空を泳いでいました。すっかり見えませんが、その上に富士山がいます。五月の晴れた日には良い光景になりそうです。 ![]() ■15:01 不老山の山歩きで、六根が少し清浄された気持ちになって、御殿場線駿河小山駅到着。 END
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