東京都にある高尾山と同じ山名の甲州高尾山に興味を持ち、その横にある棚横手山とともに2015.4.6に登山した。、棚横手山-富士見台-甲州高尾山の尾根道で、富士山を眺めた。しかし、富士山には雲がかかり、途中からほとんど雲の中に隠れてしまった。 今回は快晴の青い空の下で富士山を眺めて尾根道歩きを楽しみました。稜線が幾層にも重なり合う、贅を尽くした逆三角形の台座に鎮座することで、富士山頂部は一層輝きを増していました。甲斐の山々と富士山が造り出した絶景です。 |
■登山コースと時間(休憩含まず) ・大滝不動尊〜棚横手山 84分 ・棚横手山〜甲州高尾山東峰 60分 ・甲州高尾山東峰〜柏尾山 62分 ![]() |
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■5:40 小田急線長後駅出発。日帰りで歩くためには早朝4:50分に起床しなければならない。 ■8:08 勝沼ぶどう郷駅到着。青い、青い空が広がっています。甲府盆地が一望。富士山展望の山歩き、期待できそうです。 北岳、間ノ岳などの南アルプスが見えます。富士山は左端付近にいますが手前の山に遮られており、見えません。 日本の山の標高ベスト3 @富士山(3176m) A北岳(3193m) B間ノ岳(3190m)。 ![]() ![]() ■8:12 JR中央本線勝沼ぶどう郷駅からタクシーに乗る。16分、2270円。 ![]() ■8:28 大滝不動尊入り口に到着。 ![]() ■8:33 大滝不動尊出発準備 ![]() ■8:33 880年草創の大滝不動尊。大滝をはじめとした大小の滝がある。 ![]() ■8:34 山門 ![]() ■8:37 山門をくぐり、滝の流れに沿って階段を登ります ![]() ■8:39 大滝不動尊の本堂。 ![]() ■8:40 本堂で登山の安全祈願。 ![]() ■8:43 下に大滝不動尊の本堂。 ![]() ■8:47 展望台へ進む ![]() ■8:48 大滝不動尊の創設者「金界坊」の名前の板が、表面上部に張られているお堂、金界坊堂。 ![]() ■8:55 「展望台」は右の道 ![]() ■8:56 展望台へ進む。 ![]() ■9:07 展望台。「大滝不動尊景観保存地区 展望台からは甲府盆地が一望できる・・・・」の表示板。 富士山は見えず、樹木の枝が邪魔をして甲府盆地の一部しか見えない。樹木の枝がない時は、甲府盆地が一望できるようです。 ![]() ■9:12 富士見台下の分岐へ進みます。 ![]() ■9:14 道の左側に市街地が見えます。 ![]() ■9:14 道の右側に「←富士見台 甲州高尾山 l 展望台 大滝不動尊→」の表示板があり、坂道を登る。 ![]() ■9:27 尾根道はこの上です。 ![]() ■9:28 尾根道に到着。富士見台下分岐からの富士山。 ![]() ■9:28 富士見台下分岐からの富士山。富士見台の山体を前景にして幾層にも山並みが重なり合い、その最上層の御坂黒岳の左横に富士山がいます。 ![]() ■9:31 富士見台下分岐からの富士山。富士山は山頂部を見せています。昨年は笠雲が山頂にかかっていましたが、今回は左の山体の後ろに少し雲があるだけです。絶好の富士山展望日和です。 ![]() ■9:33 富士見台下分岐からの富士山。御坂黒岳と御坂山の上に富士山山頂部。太陽は富士山の左側の後ろですので、吉田大沢の右側は10時前でも陰になります。下側は少し霞んでいます。 ![]() ■9:43 富士見台には登らず、まず棚横手山に向けて左の尾根道を進みます。その尾根道から振返って眺める富士山の周囲の景観は、刻々と変わります。このあたりの眺めも良い。 ![]() ■9:43 富士見台分岐〜棚横手山からの富士山がいる大展望。緑の山体が作るV字の中に甲府の山々と富士山がいます。 ■9:51 富士見台分岐〜棚横手山からの富士山がいる大展望(2) なだらかな甲州高尾山の山体を前景にして、鋭角な凹凸を持つ稜線が幾層も重なってひとつの山塊を形成し、その右側に甲府盆地と南アルプスが続きます。山稜最上層の御坂黒岳と御坂山の上に富士山がいます。富士山がいることにより、甲斐の山々の緊張感が高まり、一段と見事な景観になっています。また、稜線が幾層にも重なり合う、贅を尽くした逆三角形の台座に鎮座することで、富士山頂部は一層輝きを増しています。甲斐の山々と富士山が造り出した絶景です。 2015.4.にで眺めた右側前面の黄檗色の山は低木のみと思っていましたが、結構高い樹木で覆われています。 重なり合う稜線がいかなる山によって造られている景観の山座同定は2015.4.6の画像で。 ![]() ![]() ■10:01 富士見台下分岐〜棚横手山からの富士山がいる大展望(3) 甲府盆地と富士山 日本の山の標高ベスト3が並んでいます。@富士山(3176m)、B間ノ岳(3190m)、A北岳(3193m) 2014年の山岳標高改定で間ノ岳は3189mから3190mになり奥穂高岳と並んで3位になりました。 ■10:06 林道に出て、階段を登っていくと棚横手山山頂です。その途中で、リンドウ。 ![]() ■10:15 棚横手山山頂。左に「棚横手山 一三〇六m 山梨百名山」の表示板。 ![]() ■10:16 棚横手山山頂からの富士山。 「大富士見台 山梨県勝沼町」」の表示板。甲州高尾山のほうに「富士見台」があるので、「大」を付けて「大富士見台」にしたのでしょうか。 ![]() ■10:16 棚横手山山頂からの富士山。 ![]() ■10:16 棚横手山山頂からの富士山。 ■10:21 棚横手山山頂からの富士山。吉田大沢が右上から左下に流れる、端正で、秀麗な富士山です。 富士山は御坂黒岳と御坂山の上にいます。富士山の左右のすそ野は、黒岳と御坂山の上に薄く見えています。裾野の左側は標高1800m、右側は標高2150mまで見えています。 ■10:37 棚横手山山頂からの富士山。山頂に20分しかいないのはもったいないですが、甲州高尾山に行くために下山します。下山前にもう一枚。 ![]() ■10:44 棚横手山から富士見台下分岐へ下りて行きます。登るときは振り返りながら、富士山を眺めますが、下りて行く時は、下りて行く先に富士山がいます。同じ眺めですが、下りて行く時の眺めのほうが、良いように感じます。とても快適な下山です。 ![]() ■10:49 棚横手山から下りていくときに眺める富士山。幾重にも重なる甲斐の山並みの上に富士山がいます。 ■10:59 富士見台下の分岐に戻ってきました。右側の道を登ると富士見台です。これから、甲州高尾山の領域になります。 ![]() ■11:03 富士見台です。この道を進むと甲州高尾山です。この方向から、左の方へ首を回していくと、富士山が見てきます。 (これは二枚の写真の合成です。合成用に写していなかったので左上と左下が欠けています。次の写真は、合成用に撮った六枚の合成写真) ![]() ■11:03 富士見台から富士山方向の眺めが素晴らしい。御坂山地の山並みが左側から右の方に流れ甲府盆地まで続きます。 ■山歩きのときは気がつきませんでしたが、写真を整理して気がつきました。上の景観は、下の「10:49 棚横手山から下りていくときに眺める富士山。」とほぼ同じです。ほぼ同じ高さから同じ方向の富士山を撮影したことになります。富士見台からの写真は、前景に富士見台の端部がきます。汗を流して上った場所で、前景などが変わると、異なった景観と感じる習性を自宅の部屋で実感しました。 そのため。「富士見台から富士山方向の眺めが素晴らしい。」はそのまま使います。実際、前景の異なった景観でもあり、山歩きのときに感じた気持ちです。 「10:49 棚横手山から下りていくときに眺める富士山。」
![]() ■11:05 富士見台から富士山。緑色の三角形の器に甲斐の山並みと富士山を盛り付けたように見えます。壁紙用(WUXGA1920-1200) ■11:09 富士見台〜甲州高尾山東峰からの富士山(1) ![]() ■11:10 富士見台〜甲州高尾山東峰からの富士山(2) ■11:11 富士見台〜甲州高尾山東峰からの富士山(3) ![]() ■11:17 富士見台〜甲州高尾山東峰からの富士山(4) ![]() ■11:24 登山道の先に富士山がいます。 ![]() ■11:27 展望台・大滝不動尊に下りる二つ目の分岐です。 ![]() ■11:31 展望台・大滝不動尊に下りる二つ目の分岐〜甲州高尾山東峰からの富士山。 ![]() ■11:44 甲州高尾山東峰からの富士山のいる大展望 地形図などには載っていませんが、参考にした案内書に甲州高尾山(東峰1120m-中央峰1106m-剣ヶ峰1092m)とありました。最も標高が高く、景観も良いので東峰の表記を採用しました。 甲州高尾山を前景に御坂山地、甲府盆地、南アルプスと富士山、それらが最も配置の良い状態で眺めることのできる展望地です。昼飯もここでとりました。 ■11:44 甲州高尾山東峰からの富士山のいる大展望。甲府盆地と富士山。 ■11:47 甲州高尾山東峰からの富士山 達沢山の尾根の上に富士山。 ![]() ■11:47 甲州高尾山東峰からの富士山 山頂部だけですが形の良い富士山です。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() この山域は、なんと過去に4回の山火事が発生してます。そのため。火気使用禁止ですので、コーヒータイムはありません。 ![]()
■13:11 おにぎりを食べて出発。甲州高尾山山頂です。 ![]() ■13:11 甲州高尾山山頂からの富士山。樹木が伸びて視界が狭くなっています。 ![]() ■13:16 甲州高尾山剣ヶ峰。 ![]() ■13:22 下りていくときに富士山が見えます。甲州高尾山での富士山の見納め、下部に雲が出てきて、全体もかなり霞んできました。
![]() ■14:14 ここら辺が柏尾山山頂か、大善寺に下ります。 ![]() ■14:37 太陽光発電用のパネル。 ![]() ■14:43 昨年4月6日のときは満開のサクラ。その紅葉。少し下りると、五所大神社があり、更に下るとぶどう寺大善寺があります。 ![]() ■ 15:04 エナガ エナガ(柄長、学名:Aegithalos caudatus)は、スズメ目エナガ科エナガ属に分類される鳥類の一種。エナガ科は世界で7種類が知られる。 学名は、長い尾をもつカラ類を意味する。和名は極端に長い尾(全長14 cmに対して尾の長さが7-8 cm)を柄の長い柄杓に例えたこと由来し、江戸時代には「柄長柄杓(えながひしゃく)」、「柄柄杓(えびしゃく)」、「尾長柄杓(おながひしゃく)」、「柄長鳥(えながどり)」などとも呼ばれていた。(エナガ - Wikipedia) ![]() ■15:13 眺めを楽しみながら、勝沼ぶどう郷駅に進みます。 ![]() ■15:56 勝沼ぶどう郷駅 ![]() ■16;00 勝沼ぶどう郷駅ホームから勝沼ぶどうの丘。 ![]() ■16;01 勝沼ぶどう郷駅ホームから、甲州高尾山方面。 ![]() ■15:56 勝沼ぶどう郷駅出発 ■18:44 小田急線、藤沢の長後駅到着 END |