■5:18 小田急江ノ島線長後駅
■7:39 JR中央本線笹子駅。気温-2℃。
■7:40 笹子駅から、左の道に下りて、左側に進みます。2012年には笹子駅から追分までバスに乗っていたが、2015年にはこの早い時刻のバスがないため歩きます。
■8:01 追分バス停から少し進み、左に曲がったところ。ベンチは霜が降りていて真っ白。笹子駅から清八山まで日陰を歩き、登る。ダウンを着ているが寒い。
■8:36 東山梨変電所が見えてきました。門の横にあるドウダンツツジが10月には深紅になりきれいです。
■8:51-58 橋を渡ったところで休憩し、山道に進みます。
■9:04 この先に登山ポストがあります。
■9:14 日当たりがうらやましい。気温-2℃、寒い。
■9:29 清八山北側斜面の、枯れ木に囲まれた山道を登ります。富士山は清八山山頂まで見えません。上空は晴れているが富士山周辺の雲の状態まではわかりません。
■9:48-57 橋を出発してから69分。ベンチがおいてあるので2回目の休憩。
■10:33 ベンチから36分で清八峠到着。日なたに出ました。日差しが嬉しい。
■10:33 登って突き当たりの表示板、右側が清八山・三ツ峠山。
■10:33 反対側の表示板、左が「至本社ヶ丸約40分・鶴ヶ鳥屋山約190分」右が「至御巣鷹山150分・三ツ峠山160分 都留市」
都留市では御巣鷹山・三ツ峠山・木無山として、開運山はありません。都留市二十一秀峰に入っているのに、案内板では記入されていません。
■10:41 樹木に囲まれた細い山道を抜けると突然、富士山方向の視界が開けた山頂に到着します。
清八山山頂 
■10:41 山頂につき進行方向を見ると、雲ひとつない快晴の空の下にすばらしい富士山がいました。
山頂は樹木が多く、岩場と狭い平坦地からなる広場があります。左に清八山のシンボルツリー「二本の松」があります。
■10:41 三ツ峠山と御坂黒岳の間にある富士山を眺めるのが、清八山での富士山の最も良い眺め方と勝手に思っています。富士山の中腹から大室山まで寄生火山の凸部が続き、右のすそ野が美しい。そのすそ野の前面は足和田山、後方は毛無山などの天子山地が囲んでいます。
■10:41 清八山からの富士山。壁紙用画像(WUXGA 1920×1200)。
(WUXGA 1920×1200)
■10:41 さらに目を右に向けると黒岳の右側には三角の山頂が特徴の釈迦ヶ岳などの御坂山地,、その奥には南アルプスまで見えてきます。
■10:41 さらに適当な場所を選び、首を回すと八ヶ岳まで展望が広がります。しかし、この山頂は、大きな声を出してすごいなーと感嘆する展望地ではありません。大展望はこれから行く造り岩で堪能できます。
■10:43 山頂は静寂に包まれ、三ツ峠山の奥座敷のような雰囲気です。ここでは、安らかな気持ちで静かに一幅の絵画を楽しむように、松の木を配した富士山がいる景色を眺めるのが良いと思います。実際、山頂広場に入るとそのような気持ちになります。
■10:48 岩場にあがると、二本の松の木の間から富士山が見えます。
■10:48 松の枝葉に囲まれた富士山。
■10:48 松の木が額縁となる日本画を見ているようです。静かに鑑賞します。胸の中で「いいね-」と声が漏れます。
■10:50 富士山本体の美しい容姿
■10:50 吉田大沢右上からが左下に流れる秀麗な山頂部。
■10:50 静寂な山頂といっていますが、記念撮影は静寂な雰囲気ではない。撮影担当の相棒さんが、ドタバタとがんばります。
■10:58 本来ならば一時間ほど富士山を眺めていたいのですが、この快晴のもと、日当たりの良い富士山を造り岩、本社ヶ丸でも眺めたいため、17分間の展望で清八山を出発します。表示板の左の細い道をを進み、清八峠に戻ります。表示板は「秀麗富嶽十二景 十二番山頂 清八山 1593m」、大月市の表示板です。
■11:04 清八峠に戻りました。
■11:08 本社ヶ丸方向への尾根道を進みます。
■11:12 岩場を登ります。岩場の上が「造り岩」です。清八山から15分で造り岩です。
清八峠〜本社ヶ丸間の「造り岩」 
■11:14 悔しいですが先達役の相棒さんが先に岩場の上に立ち、富士山を眺めます。3000m級の山に登り、富士山がいる大展望を眺めているような姿です。
■11:14 造り岩からの富士山。造り岩の岩場は広く足元は安定します。
■11:15 造り岩からの富士山がいる大展望。
足元が安定しているためゆっくり体全体を動かし、ほぼ270°の大展望を眺めます。
前面に、三ツ峠山、黒岳などの御坂山地、大沢山、笹子雁ヶ腹山、後方に左から道志の山々、富士山、天子山地と毛無山、南アルプス、八ヶ岳、奥秩父、大菩薩連嶺など、甲斐の山を一堂に集めた見事な展望です。1600mほどの低山ですが、大菩薩嶺-大菩薩峠間の尾根道、白谷丸と匹敵する大展望です。
■11:15 造り岩からの富士山。壁紙用画像(WUXGA 1920×1200)。
(WUXGA 1920×1200)
■11:15 甲府盆地を囲む山並みだけでも見ごたえがあります。
■11:15 釈迦ヶ岳の奥に南アルプス
■11:15 再び、富士山を眺めます。造り岩の横にも岩場があり、変化に富んだ景観になっています。
■11:21 三ツ峠山と並んで聳える富士山。
■11:20 三ツ峠山と御坂黒岳が構成する台座の上に富士山が鎮座してます。
■11:20 ポコ、ポコ、ポコと続く寄生火山の凸部が面白い。
■11:21 造り岩からの富士山山頂部
■11:28 ここでも1時間ほど眺めていたいのですが、14分で切り上げて本社ヶ丸に進みます
■11:30 岩場を登り、振返って造り岩を眺めます。平らな部分が多い岩場です。その後ろが清八峠、清八山への尾根道。その奥に御坂黒岳と釈迦ヶ岳。富士山は左側にいます。
■11:31 造り岩から本社ヶ丸の尾根道で富士山方向の展望が良いところが数箇所あります。
■11:38 造り岩から本社ヶ丸の尾根道からの富士山
■11:48 造り岩から本社ヶ丸の尾根道、樹木の間からの富士山
■11:49 数箇所のこぶを越えて最後の岩場です。この岩場の上が本社ヶ丸。
本社ヶ丸山頂 
■11:52 造り岩から24分、本社ヶ丸山頂に到着。12時前に着きました。都留市の表示板、「至鶴ヶ鳥屋山約150分 至清八山約35分 (横に本社ヶ丸1630m)」 本社ヶ丸は都留市二十一秀峰のひとつです。他の表示板に比べ標高が1m低い。
■11:54 本社ヶ丸山頂からの甲府盆地
「秀麗富嶽十二景 十二番山頂 本社ヶ丸 1631m」大月市の表示板、清八山も十二番山頂。本社ヶ丸は大月市と都留市の境界線上にあるようです。
「本社ヶ丸 一六三一m 山梨百名山」
■11:54 造り岩と同様の富士山がいる大展望があります。しかし、山頂の低木の枝葉が少し邪魔になります。
■11:54 本社ヶ丸からの富士山。凛とした雰囲気のもと、対峙する三ツ峠山と富士山。
■11:54 本社ヶ丸からの富士山。清八山、造り岩に比べ富士山が三ツ峠山に近づき、左の斜面が多く隠れています。また、河口湖の一部が見えています。
■11:54 本社ヶ丸からの富士山。壁紙用画像(WUXGA 1920×1200)。
(WUXGA 1920×1200)
■11:55 本社ヶ丸から眺めると、富士山と三ツ峠山が対峙しているように見えます。山頂の高さは富士山が少し高いが、送電鉄塔を加えると三ツ峠山(御巣鷹山)のほうが高くなります。富士山は意識しませんが、三ツ峠山が背筋を伸ばして富士山と対等の気持ちで向かい合っているようです。
■12:00 霞が強くなってきましたが、山頂部は日当りがよく、まだ鮮明です。
  ランチタイム   
■三地三様
今回のコースは40分の尾根歩きで、清八山、造り岩、本社ヶ丸の三ヶ所の展望地から富士山を眺めることができる贅沢なコースだ。
ほぼ同じ方向からの富士山なので一箇所から見れば充分と思っていたが間違いであった。
富士山を眺める展望地が、このように見てくださいと環境つくりが行われていた。
{清八山}
潅木に囲まれ、静寂に満ちた三ツ峠山の奥座敷のような雰囲気です。
山登りの疲れだけではなく、日々の生活の疲れを癒すしてくれます。
心安らかに静かに一幅の富士山がいる絵画を鑑賞します。
{造り岩}
視界を遮るものがない広い岩場から、甲斐の山すべてを集めたような大展望を堪能できます。
元気が体に満ちて、両腕を上げすごいなと相棒さんに声をかけます。
{本社ヶ丸}
山頂らしき岩場の山頂で、本日の登りはここまでという達成感を持っておにぎりを食べながら富士山を眺めます。
背筋を伸ばして富士山と対峙している三ツ峠山を眺めます。二山は何を話しているのかと思いながら珈琲を飲みます。
■気まぐれな富士山の雲管理人
富士山には雲の管理人がいる。曇天の時はその周辺の雲の動きに任せているが、雲ひとつない快晴の時仕事を始める。
10時ごろおもむろに宝永山付近にすこし雲を発生させる。それからの仕事が速い。10分もたたないうちに雲を膨らませて宝永山を隠し、更に山腹を伝って吉田大沢あたりまで雲を伸ばそうとする。そのままの状態を保つときもあり、更に雲を膨らませて、中腹、山頂全体を覆ってしまこともある。
そのためできるだけ10時前に展望地に到着しようとするが、雲の管理人は気まぐれで8時過ぎから仕事をはじめ9時頃には富士山を雲で隠すときもある。時には12時まで仕事をしない時もあり、年に何回かは休日もあるようです。
いつも展望地に着く山道で、雲の管理人にまだ仕事を始めないようにとお願いしながら登ります。今日はその願いが通じ12時まで、寝ててくれたようです。
昨年(2014.5.7)本社ヶ丸の登ったときは、雲管理人の気まぐれな仕事に感謝しました。 |
■富士山の雲の変化の早さ: 90分ほどの短い時間で
全く見えない状態→20%富士山→ 80%富士山(100%を期待) →全く見えない |

11:33 アヘ〜 |

11:49 オヤ! |

12:18 オォ〜 |

12:29 オォ〜 |

12:41 ヤ--!! |

13:00 ヤ--!! |

13.13 ウ〜ム |
富士山展望の教訓
・諦めてはいけない
・写真は見えてるときに撮る
・雲管理人に祈り、運を信じる
今回は頂上について、食事中に見え始めました。そのため今日は良い日だったねと話しながら、気持ちよく下山。 |
2014.5.7 12:41 本社ヶ丸からの富士山
■見つけてしまった者の悲しみ
秀麗、神峰と称される富士山の山頂部。しかし、三日前に登った三ツ峠山で吉田大沢の下に「瞑想する犬」を見つけてしまった。
三ヶ所の展望地で純粋に山頂部の美しさを鑑賞したいと思うのですが、最初に「瞑想する犬」が目に飛び込んでしまう。
清八山、造り岩、本社ヶ丸からの富士山山頂部
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愚か者め
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古人はワシの姿を含めて秀麗、神峰と讃えておるのじゃ |
■13:24 12:00を過ぎてから霞が強くなり、13:00頃から太陽は富士山の後方に移動するため、富士山はシルエット状になってきました。角研山に向けて出発。

■13:35 尾根道歩きです。
■13:36 からかさ岩-宝鉱山バス停行きの分岐
■14:12 鉄塔があり、その下に二つ目の宝鉱山バス停行きの分岐があります。
■14:15 宝鉱山バス停行きの分岐。宝の山ふれあいの里にあるようです。
■14:35 角研山で11分休憩
■14:51 ぐんぐん下り坂を進みます。
■15:17 大きな鉄塔があります。
■15:41 笹子駅行きの表示板。
■15:41 ここから林道を進みます。
■16:09 鉄塔があります
■16:09 周りの景色を眺めながら進みます
■16:21 車道に出ます。
■16:27 笹子駅が見えてきました。
■16:44 5時前なのに笹子駅のホームは黄昏の雰囲気。
■16:48 笹子駅発。
■19:02 小田急江ノ島線長後駅着。
END
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