滝子山の山歩き記  2016年4月30日(土)


  

2008.10.18に登ってから、7回目の滝子山登山。この前2回は、寂ショウ尾根コースを予定したが、ぼんやり歩いたためか、相方を信頼したためか、寂ショウ苑入り口を見逃してズミ沢コースを歩いた。今回は、注意深く寂ショウ苑入り口を確認して歩いた。

「南稜は寂惝尾根とも呼ばれ、昭和 59 年(1984 年)に登り口にある山小屋の寂惝庵の人々の手で開拓された。
寂惝庵はオーナーの宮内隆輔さんが 1987 年に男の子三人のための教育の観点と山小屋を持ちたいという昔からの夢を実現させるべくウイークエンドハウスを計画し、無一文から一計を案じて建てたと聞く。」
       
滝子山へのいざない ~ 寂惝尾根を中心にして ~小泉 義彦 より引用

■登山コース&時間  寂ショウ尾根コース

・笹子駅-(1時間2分)-林道交差-(2時間36分:休憩含む)-滝子山   ・滝子山-(3時間7分:休憩含む)-初狩駅

滝子山の登山ルート
コース
時刻
小田急江ノ島線長後駅
5:35
中央本線笹子駅
602m
7:33
7:44
寂ショウ苑入口
 644m
8:16
林道交差
 850m
8:46
8:56
浜立山分岐
 1520m
11:05
11:12
滝子山
 1620m
11:32
12:50
檜平
 1336m
13:24
13:41
最後の水場
 900m
14:32
14:40
林道終点
 620m
15:14
15:21
藤沢子ノ神社
 540m
15:33
中央本線初狩駅
 450m
15:57
16:03
小田急線江ノ島長後駅 18:03




富士山と滝子山(姥子山から)

富士山と滝子山(姥子山から)





滝子山の山歩き記   2016.4.30



■5:35 小田急江ノ島線長後駅出発


■7:44 中央本線笹子駅出発。快晴。







■7:58 この先吉久保バス停で左に曲がります。



この先吉久保バス停




■8:09 橋を渡ります。



橋を渡る




■8:12 右側に桜公園があり、テントを張っていました。



右側に桜公園




■8:16 右側に寂ショウ庵への道があり、水色の相棒さんが見つけたと言っています。橋を渡ってから10分も歩かない所です。何故、2回も見逃したか不思議です。



右側に寂ショウ庵への道




■8:16 右の道に入ると「苑」(ジャクショウエン)の木札があります。字がかすれて一部判読不能ですが。



「苑」(ジャクショウエン)の木札




■8:21 右側に寂ショウ苑、現在は使われていないようです。まっすぐの道がありますが、「←滝子山」の表示板があるので、左の細い道に進みます。



右側に寂ショウ苑




■8:29 山道を進みます。



 山道を進む




■8:39 送電鉄塔があります。



送電鉄塔




■8:46-56 林道交差点に到着。笹子駅から62分。ここで休憩10分。



林道交差点




■9:04 新緑の尾根道を進みます。



新緑の尾根道




■9:21 林道交差から26分ほどで樹木の奥に富士山が見えてきました。



林道交差から26分ほどで樹木の奥に富士山




■9:42 巨木があります。



巨木




■9:52 登るに連れて富士山が大きくなっていきます。振り返って眺めています。登るにつれて富士山が大きくなるのも寂ショウ尾根登山の楽しみの一つです。



富士山




■9:52 登山道に石が多くなってきました。



寂ショウ尾根の登山道




■9:55-10:05 ここから岩に囲われた急坂を上るので、ミツバツツジが咲いている所で休憩。



ミツバツツジ




■10:12 富士山も左のすそ野が見えてきましたが、常に枝が前面にあります。



樹木の奥の富士山




■10:12 岩と樹木に囲まれた急坂の登山道。ここを登るために寂ショウ尾根コースを選びました。



岩と樹木に囲まれた急坂の登山道




■10:15 岩につかまり、木の幹をつかんでぐいと体を持ち上げます。腕力が必要です。腕力のない相棒さんはこの時だけ気合を入れて腕力を使います。



岩に囲まれた登山道




■10:16 急坂ですが岩と木をつかんで登れるので、気持ちを集中していれば、それほど危険な道ではありません。滑り止めが付いた手袋が必要です。



急坂の登山道




■10:19 振り返って富士山を眺めて呼吸を整えます。



振返ると富士山




■10:27 樹木と岩に囲まれた道が続きます。



樹木と岩に囲まれた道




■10:29 岩にしがみついて、三点確保を心がけて登ります。



岩にしがみついて登る





■10:31 滝子山寂ショウ尾根からの富士山。富士山の右側下の山は三ツ峠山、開運山と御巣鷹山の鉄塔が見えています。この後、雲が富士山にかかってきますので拡大画像を載せます。





 




■10:39 「愛妻の尻見て登る滝子山息はゼイゼイ足はガクガク」  二人とも懸命に登ります。



寂ショウ尾根の登山道




■10:42 南アルプスも眺めます。



寂ショウ尾根からの南アルプス




■10:54 足元のコイワカガミ。咲き始め。



コイワカガミ




■11:02 ミツバツツジ



ミツバツツジ




■11:05-12 岩場の急坂を50分ほど登り、浜立山の分岐に到着。少し休憩。

「浜立山」の表示板の下の地面に「滑落多発!危険(寂ショウ尾根)大月市」の表示板がありました。前は「浜立山」の横にあったが、はずれたようです。表示板のように、下山道としては、相当危険な道だと思います。初心者はここから下山しないほうが良いと思います


浜立山の分岐




■11:06 3年前には、ここから富士山が見えたのですが枝が伸びたようです。



浜立山分岐からの富士山




■11;17 コガラ。この頃、相棒さんが花だけでなく鳥も写すようになりました。



コガラ




■11:21 浜立山分岐から滝子山に行く間に富士山が良く見えるところが数箇所あります。



浜立山分岐から滝子山に行く間の富士山




■11:21 浜立山分岐から滝子山に行く登山道からの富士山。ここからの富士山-三ツ峠山-鶴ヶ鳥屋山・本社ヶ丸の景観が好きです。

三ツ峠山が鶴ヶ鳥屋山・本社ヶ丸の山並みが造る背もたれに収まり、真正面の富士山と向かい合い何か話し合っているところを、後ろから眺めている気持ちになります。「富士さん、また、美しい姿を隠し始めたね」「三さんがジーと眺めるから恥ずかしいのですよ」
富士山は両性具有の山といわれていますが、この方向からの富士山はみめ麗しく佇む女性です。



 浜立山分岐から滝子山に行く登山道からの富士山




■11:27 ここまでくると、三ツ峠山と鶴ヶ鳥屋山の尾根が合わさり、滝子山山頂とほぼ同じ眺めになります



 浜立山分岐から滝子山に行く登山道からの富士山




■11:32 滝子山山頂が見えてきました。今日は土曜日なので多くの登山者がいます。



滝子山山頂







滝子山山頂




■11:33 滝子山山頂からの富士山



滝子山山頂からの富士山




■11:34 滝子山山頂からの富士山がいる大展望

富士山の前面に広がる低山の、新緑に覆われた山並みが美しい。同じ眺めでも季節によりその印象は異なってきます。4-5月は、新緑の山並みと富士山が見られる季節です。




滝子山山頂からの富士山がいる大展望






■11:34 滝子山からの富士山(1) 周囲の山々に取り囲まれた富士山



滝子山からの富士山






■11:34 滝子山からの富士山(2) 新緑の山々と踊る雲に囲まれて機嫌がよさそうな富士山です。



滝子山からの富士山




■11:34 滝子山からの富士山(3)



滝子山からの富士山







■11:34 滝子山からの三つ峠山と富士山



滝子山からの三つ峠山と富士山






■11:34 滝子山からのふじ道と富士山(1)
滝子山は、大月市から富士吉田市に通じるふじ道を横から眺めることができる山です。


滝子山からのふじ道と富士山






■11:34 滝子山からのふじ道と富士山(2)



滝子山からのふじ道と富士山






■11:39 富士山の反対側には大菩薩連嶺



富士山の反対側には大菩薩連嶺




■11:40 滝子山山頂。登山道が頂上を通り、富士山川に狭い休憩場所があります。右側には大月市の表示板「秀麗富嶽十二景 四番山頂 滝子山 Mt.takigoyama 1610m」、左側には「滝子山 一六二〇m 山梨百名山」。山頂の標高が異なります。

滝子山(たきごやま)は、山梨県大月市にある山。二等三角点が置かれた山頂の標高は1,590m。最高峰はこの山頂の西側にある別の山頂で1,620mという標識が立っている。通常、滝子山の山頂といえば、この最高峰を指している。ウィキペディア
国土地理院の地図では1615.2m。


2022年大月市の表示板は「秀麗富嶽十二景 四番山頂 滝子山 Mt.takigoyama 1620m」













    おにぎりの時間 11:40-12:50    



青い空で雲がない鮮明な富士山を見たいため、滝子山には今まで6回登った。富士山が見えたのは2回ありますが、青空の下に鮮明な富士山ではない。今回も山頂では富士山中腹に雲がかかっていた。滝子山山頂で、鮮明で雲がない富士山を眺めることは意外と難しい。その理由は

①10時ごろから宝永山あたりから雲が発生することが多い。
②11時ごろから霞が強くなり富士山の鮮明度がなくなる。
③登りに3時間ほどかかるため山頂に着く時間は11時過ぎになる。

一月、二月に一日中鮮明な富士山が見える日が数回あるので、その日にめぐり合うことを期待して又登ります。

しかし、青空でなくとも、霞んでいてもそれなりに美しい富士山です



2013.11.24 11:11 滝子山寂ショウ尾根ルートの浜立山分岐からの富士山


滝子山寂ショウ尾根ルートの浜立山分岐からの富士山





2015.10.8 11:59 滝子山からのシルエット富士


滝子山からのシルエット富士






■12:24 おにぎりを食べ、珈琲を飲んでいる間に雲が動き、この日一番雲のかかりが少ない富士山。


この日一番雲のかかりが少ない富士山












■12:34 お気に入りの場所から富士山を眺めて、出発。



滝子山からの富士山




■13:04 マメサクラが咲いていました。



マメサクラ




■13:08 登山道の周りはミツバツツジ



登山道の周りはミツバツツジ




■13:10 ミツバツツジ



 ミツバツツジ




■13:24 檜平到着



檜平




■13:29 富士山頂部は雲に覆われていました。



富士山頂部は雲




■14:11 ギンリョウソウ


ギンリョウソウ



■14:11 分岐。まっすぐ進む表示板「初狩駅(立河原 65分) 90分」、こちらからも初狩駅に行けそうです。ですが、いつも行っている左側に進みます。



分岐




■14:17 急斜面に杉林。この急坂を斜めにジグザク下りていきます。



急斜面の杉林




■14:18 大好きな「ヒトリシズカ」が道の周りにたくさん咲いていました。その名前は白拍子の静御前が舞う姿になぞらえてたものといいます。凛とした立ち姿がとても良い。登山中でこの花を見るとこちらも凛として歩きたくなります。



ヒトリシズカ





ヒトリシズカ




ヒトリシズカ




■14:32 最後の水場



最後の水場




■14:38 ベンチで休憩して、横の大きいイチョウの木を眺めます。



大きいイチョウ




■15:03 沢に沿って進みます



沢に沿って進みます




■15:14 林道終点に到着



林道終点




■15:37 下り坂から富士山



下り坂から富士山




■15:43 富士山を眺めながら進みます。



下り坂から富士山




■15:47 左側に曲がると初狩駅。



左側に曲がると初狩駅




■15:57-16:03 初狩駅到着-発


■18:03 小田急江ノ島線長後駅着 


END








滝子山の山歩き記 2015.10.08 ズミ沢ルート

滝子山の山歩き記 2018.05.05 寂ショウ尾根ルート(イワカガミ鑑賞)










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