松山(赤岩)は都留市の南東部に位置し、今倉山東峰から二十六夜山と連なる尾根のほぼ中央に位置する山で、都留市駅からバスで登山口の道坂峠まで行きます。しかし、登山用のバスは4月〜11月までの土、休日のみの運行です(8月は運行なし)。これに加えて、富士山が見えそうな晴天の日を選ぶと意外と富士展望の登山日は少ない。バス運行が始まった4月に晴天の予報があった土曜日に出発。
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■今回のコース 道坂峠-67分→今倉山東峰-39分→松山-59分→二十六夜山-99分→芭蕉・月待ちの湯(歩行時間4時間24分) ![]() |
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■5:35 小田急江ノ島線長後駅発 ■7:37 富士急行線都留駅着 ■8:10-8:40 富士急バス。都留駅-道坂峠バス停 ![]() ■8:45 道坂峠から今倉山東峰へ出発。今倉山から右に行くと菜畑山、左に行くと松山・二十六夜山。8℃。風が冷たい。 注意:地図に今倉山→菜畑山が1時間とありますが、書き間違いと思います。今倉山→水喰ノ頭が1時間、水喰ノ頭→菜畑山が45分とすると、今倉山→菜畑山、は1時間45分。 今倉山まで約1時間20分、今倉山-40分→松山-1時間→二十六夜山は、ほぼこの時間どうりでした。 ![]() ■8:59 山道を登ります。 ![]() ■9:03 エイザンスミレ(叡山菫)。 ![]() ■9:03 ヒゴスミレ(肥後菫)。 ![]() ■9:03 アカネスミレ(茜菫)。この山道はスミレが多い。2013年、私はまだカメラを持っていない。写真はすべて相棒さんが撮った写真です。そのため花の写真が多い。 ![]() ■9:05 私は写真は撮らず、ひたすら登ります。長い登りはこの区間だけですが、結構きつい。 ![]() ■9:14 登山口から24分、登っていく途中で、枝の奥に富士山の頭が見えてきます。 ![]() ■9:27 登りながら、振返る、また、登りながら、振返ると、このような立派な富士山を見ることができます。 ![]() ■9:27 振返るたびに、御正体山の上で富士山がだんだん大きくなるところが面白い。富士山を眺めながら7分間休憩。 ![]() ■9:38 登山道の殆どで、富士山は枝に遮られています。 ![]() ■9:47 富士山がよく見えるところがあると喜んで写しています。右すそ野まで見えてきました。 ![]() ■9:52 今倉山東峰山頂です。樹木で囲まれており展望はありません樹木の奥にいる富士山をいれ記念撮影をして、今倉山西峰へ進みます ここの表示板では、今倉山山頂-菜畑山山頂は2時間になっています。 ![]() ■10:05 尾根道を進みます。 ![]() ■10:07 今倉山西峰です。元の山名は御座入山(ごぜりやま)なので、その山名の標識があります。標高は、今倉山東峰より10m高い1480mで、この尾根で最も高い所です。 この尾根で最も高い山で、「御座入山」という立派な山名があったのに、何ゆえ、「今倉山西峰」という今倉山の一部のような山名になったのか。その経過は不明ですが、WEBに次のような記載があります。
![]() ■10:11 今倉山西峰から4分ほど進んだ所に岩場があり、展望が開けます。富士山は御正体山と鹿留山が造る台座の上に鎮座してます。絶景です。 今倉山西峰から、松山、二十六夜山に尾根を進むごとに、富士山は台座の右のほうに移動します。今倉山東峰からの富士山は、台座の上ではなく、御正体山の上にいました。 ■10:11 今倉山西峰の岩場からの富士山。 ![]() ■10:12 今倉山西峰の岩場からの富士山。 ![]() ■10:19 沢コースに行く分岐があります。行先表示板で「赤岩・二十六夜山」とある。これが作られたときには、松山はまだ一般的には通用していなかったようです。 ![]() ■9:42 ハルリンドウです。 ![]() ■10:32 この先の青空の下に松山の山頂があります。きつい山登りの途中で、山頂らしき光景に出会う喜び。山頂らしき光景で山頂でないときも数多くあるので、慎重に喜びます。 ![]() 松山(赤岩)山頂 ■10:33 松山(赤岩)山頂、標高1450m。富士山右側の雲取山、三頭山、大岳山が見えています。 ![]() ■10:33 岩場があり、この上から360度の展望があります。 ![]() ■10:34 松山からの富士山。富士山は御正体山と鹿留山が造る台座の上に鎮座してます。松山からの富士山は今倉山西峰からの富士山より、台座の右側にあり、安定感があります。この台座の上に鎮座する富士山の形が絶妙です。ほかの山で、このような見事な形の富士山を見ることはできません。 ![]() ■(11:06) 更に素晴らしいのは、台座の左右に広がる大展望です。 御正体山の左側には道志山塊、箱根の山、丹沢山地が続きます。鹿留山の右側には御坂山地、南アルプス。 ■10:36 松山からの富士山 ■11:10 松山からの富士山。富士山を中央において。 ■11:10 松山からの富士山。壁紙用01(1920*1200) ■11:10 松山からの富士山。壁紙用02(1920*1200) ■11:10 松山からの富士山。 ■11:20 松山山頂の岩場と富士山 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
■11:54 松山からの富士山を満喫して、二十六夜山へ向かいます。 ![]() ■11:58 尾根道を下ります。 ![]() ■12:10 二十六夜山の手前まで下りです。 ![]() ■12:18 枝の奥に見える富士山を眺めながら進みます。 ![]() ■12:22 山道のハルリンドウが心を和ませてくれます。 ![]() ■12:28 ミツバツツジも鮮やかに咲いています。 ![]() ■12:29 二十六夜山が見えてきました。 ![]() ■12:33 林道に下ります。二十六夜山下の林道からの富士山。 ![]() ■12:35 尾根に上がるところの表示板。 ![]() ■12:44 登る途中のミツバツツジ ![]() ■12:53 二十六夜山について真っ先に記念撮影。富士山との記念撮影、花の写真が相棒さんの登山の目的とわかります。 ![]() ■12:55 二十六夜山からの富士山。御正体山と鹿留山が造る台座の右端にいます。富士山の左の裾野が長くなっており、御正体山と対峙する構図になっています。 ![]() ■12:56 二十六夜山からの富士山。宝永山の下側に二ツ塚が見えています。この組み合わせが見られる富士山が好きです。 ![]() ■13:04 二十六夜山から赤鞍岳方面。 ![]() ■13:04 二十六夜山からの景観。どっちのほうかわからない。たぶん北西方面。 ![]() ■13:06 最初に富士山と記念撮影をするので、下山するときに山頂付近を写すことになる。「廿六夜」と彫られた石碑。嘉永七年(1854年)七月の銘がある。
この月の満ち欠けを担当している月の神様が「月読命(月夜見尊)」。太陽の神様の「天照大神」の弟です。
これで、太陽が昼、月が夜に分かれて出るようになった原因がわかりました。「月読命」に殺された「保食神」が富士山展望の八重山コースの虎丸山山頂にある虎丸神社に祭られています。 二十六夜山(にじゅうろくやさん)は 日本に三座あるので、この山は道志二十六夜山とも呼ばれています。 ![]() ■13:32 4月の新緑の道を進みます。 ![]() ■13:46 ゲンジスミレ(源氏菫)。 道志二十六夜山は田中澄江の「新花の百名山」に選ばれた山で、多くのスミレ、特にエイザンスミレが咲く山として有名です。今倉山の上り坂でも、多くのスミレがあり、エイザンスミレも咲いていた。二十六夜山では、エイザンスミレの写真を撮り忘れたか。 ![]() ■13:47 山道を下ります。 ![]() ■13:55 湧き水の、仙人水です。飲めるようです。 ![]() ![]() ■14:04 かっちゃ坊というお坊さんが生活した跡という大きな石「かっちゃ石」。 ![]() ■14:08 ミヤマエンレイソウ ![]() ■14:10 ヒトリシズカ ![]() ■14:24 芭蕉・月待ちの湯まで約20分 ![]() ■14:32 ミツバツチグリ。 ![]() ■14:43 都留市の案内板。二十六夜山に登ったら、芭蕉・月待ちの湯に入らないと都留市駅に帰れません。 ![]() ■14:44 芭蕉・月待ちの湯に入ります。 芭蕉・月待ちの湯は都留市中心部から5km東の山合いに位置しています。昔、この三吉戸沢地域には四方を山に囲まれ、あたり一面に満々の水を湛え涸れることがない池があったそうです。 建立時期:平成12年(2000年)揮亳:宮沢正明 (注意)句碑は露天風呂敷地内に設置してあります。 名月の夜やさぞかしの宝池山 (芭蕉) 天和三年(1683年)谷村に流寓した芭蕉が、戸澤の宝池山正蓮寺を訪れた際に詠んだ句と伝えられています。「この宝池山の月はなかなかすばらしい。これが名月の晩だったら、さぞかし見事な眺めになるだろう」という句意です。 松尾芭蕉句碑/都留市)より引用 ![]() ![]() 名月の夜やさぞかしの宝池山![]() ■15:54-16:27 芭蕉・月待ちの湯からバスで都留市駅へ ![]() ■16:27 都留市駅着 ■16:34 富士急行線都留市駅発 ■18:38 小田急江ノ島線長後駅着 END |