高松山は、神奈川県北西部に広がる丹沢山地の南部にある標高801mmの山。2004年ぐらいまでは、山頂は樹木で囲まれており展望のない山として紹介されている。しかし、その後の山頂の樹木伐採により、富士山、箱根の山、相模湾方向の展望が完全に開けました。富士山がいる素晴らしいい大展望です。
今回の山歩きまでは、カメラを持っていかず、写真撮影は相棒さんが担当していた。富士山展望は一期一会であり、その時の感動は心に刻んでおけばよいと思っていた。しかし、心に刻んだはずの感動も2,3年で跡形もなく消えることが多く、感動を定着させるには、再度画像の認識が必要ではないかと思った。しかし、所有のカメラはとても大きく重い一眼レフ、山歩きの快適さを犠牲にはできないと諦めていた。 そんな折、PENTAX Q7が発売された。ミラーレス一眼レフの小型、軽量カメラで、超広角の交換レンズ08がある。山に持っていくカメラとして、自分が想定していた要求にぴったりである。体の前面に装着したケースからすぐに取り出せ、歩きの邪魔にならない。交換レンズ二本が、鉛筆ケースに入る大きさ。画質も、快晴の天気にめぐまれたこともあり、充分満足できた。この時から、PENTAX Q7で富士山を撮りまくり、その後富士山展望のHPを作ろうと、進みました。私にとって記念すべき山歩きです。 今回PENTAX Q7での撮影は、高松山山頂からの富士山だけです。その前後は、相棒さんのカメラです。この時点では山歩き記を書こうとは思っていなかった。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
登山コース&時間 登り:高松山入口バス停-農道終点ービリ堂ー高松山 2時間4分(休憩11分含む) 下り:高松山ー尺里峠ー虫沢分岐ー田代向バス停 1時間45分(休憩6分含む)。 虫沢古道(尺里峠ー虫沢分岐)からの眺め良し。 ![]() 高松山登山コース:赤が今回のコース ![]() |
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■高松山と富士山(鍋割山から) |
■6:08 小田急江ノ島線長後駅発 ■7:19-7:25 小田急線新松田駅からバス出発 ![]() ■7:37 高松山入口バス停到着 少し歩いて公衆トイレまで行き、そこで用を足し、靴紐の締めなおしなど出発準備 ■7:54 高松山登山出発 ハイキングコースの案内図があります。気温0℃。 ![]() ■8:12 農道を進みます。小田原市市街と相模湾が見えています。 ![]() ■8:20 出発から24分で農道終点に到着。ここから登山道に入ります。次の目的地のビリ堂まで1時間、高松山まで1時間30分の表示。 ![]() ■8:39 枝の奥に富士山が見えます。 ![]() ■8:40 相模湾と伊豆大島。 ![]() ■8:49 鉄塔のところの展望場所。休憩11分。「あぶない!! のぼるのはやめましょう」の注意書き。10分程進むとまた鉄塔があり、休憩にはそちらの方がよい。 ![]() ■8:52 登る道の樹木の奥に箱根の明神ヶ岳、その右側で尖っている山は金時山か。 ![]() ■8:59 富士山は枝の奥 ![]() ■9:27 ビリ堂到着。馬頭観音の石仏があります。説明版に「ビリ堂のいわれ由来は、一番びり、最後にある観音堂のためビリ堂といわれる。・・・」 ![]() ■9:37 よく整備されたされた250段以上ある階段を登ります。階段に番号が記載されています。 ![]() ![]() ■9:56 階段上から右に進むと高松山山頂。 ![]() ■9:58 高松山山頂到着。気温4℃。相模湾が見えます、その右側に箱根の山、富士山がいます。 ![]() ■9:58~11:40の間頂上で撮影、休憩、昼食。102分間も山頂広場にいた。 富士山の写真は、時間が交差します。一眼レフカメラPENTAXQ7の富士山初撮りを記念して、少し異なる同じような写真が続きます。今回は富士山だけ撮った。高松山山頂までは、相棒さんが撮った写真です。 ![]() PENTAX Q7による撮影
■10:28 高松山山頂からの富士山がいる大展望 澄み切った青空の下に、富士山、愛鷹山、箱根の山、相模湾、南アルプスのパノラマが広がります。息を呑む絶景です。 ■10:29 高松山山頂からの富士山(1) 富士山と愛鷹山と箱根の山。丹沢の山から見られる典型的景観です。 ■10:29 高松山山頂からの富士山(2) 富士山と愛鷹山 壁紙用。 ■10:28 高松山山頂からの富士山(3) 富士山と愛鷹山 ■10:25 高松山山頂からの富士山(4) 富士山と右側の山なみ 富士山の小御岳の下に三国山、鉄砲木ノ頭、石割山、鹿留山、御正体山。その上に南アルプスの蝙蝠岳と塩見岳の冠雪した山頂部が見えています。 ■11:27 高松山山頂からの富士山(5) 富士山を中央にして。 宝永山と小御岳の両肩を怒らし、吉田大沢が右下に流れている力強い富士山です。宝永山の右下に冠雪部が広がっています。その冠雪の不均衡を補正するように飛ぶ鳥の形で小富士が冠雪しています。左のすそ野にあるポコポコと盛り上がった二ツ塚が可愛らしい。弟分の大野山が前景にいます。カヤトの山頂に雪が少し残っています。この大野山からの富士山も、とても素晴らしいです。富士山からの方向角が我が家とほぼ同じになるので、富士八峰を含めて、周辺の山の同定を行いました。 ■10:45 高松山山頂からの富士山(6) 富士山を中央にして。 壁紙用(1920*1200) ■11:27 高松山山頂からの富士山(7) 富士山を中央にして。 雪肌が美しい。 PENTAX Q7、06 TELEPHOTO ZOOM(焦点距離15-45mm)レンズの「AUTOモード」で撮影した画像に満足。 ■11:28 高松山山頂からの富士山(8) 富士山山頂部。 ![]() ■10:06 小田原市街地と相模湾。大島が大きく見えています。 ![]() PENTAX Q7による撮影終了
■11:40 下山。尺里峠(ひさりとうげ)に向けて出発。ヒネゴ沢乗越-高松山から沢里峠までの道は「第六天古道」と呼ばれているようです。 ![]() ■11:45 左側の大山から鷹取山の山なみ ![]() ■12:07 真弓の丘到着。 落葉低木のマユミの木がある広場。マユミの木は材質が強く、よくしなる為、古来より弓の材料として使われ、名前の由来になっています。 ![]() ■12:09 桜平到着。大島桜や山桜が多いようですです。富士山も少し見えて、お花見には良い場所です。 ![]() ■12:13 富士見台。富士山山頂から愛鷹山まで見えます。沢里峠から登ると、まずここで富士山を眺めることになります。 ■12:13 左側は丹沢の山。冠雪している山は不動ノ峰、鬼ヶ岩ノ頭か。 ![]() ■12:14 尺里峠手前の道を進む。 ![]() ■12:16 尺里峠の上に到着、ここから階段を下ると尺里峠。 ![]() ■12:16 尺里峠の上の「他化自在天」の石碑。 他化自在天(たけじざいてん、梵: Para-nirmita-vaśa-vartin)は、三界における欲界の最高位、且つ六道の天道(天上界)の最下部である、六欲天の第六天。欲界の天主大魔王である第六天魔王波旬(はじゅん、Pāpīyas)の住処。 この天は、他人の変現する楽事をかけて自由に己が快楽とするからこの名がある。この天の男女は互いに相視るのみにて淫事を満足し得、子を欲する時はその欲念に随って膝の上に化現するという。天人の身長は三里、寿命は1万6千歳という。ただし、その一尽夜は人間の1600年に相当するという。 天人としての他化自在天は、弓を持った姿で描かれる。( 他化自在天 - Wikipediaより) ![]() ■12:17 尺里峠。尺里・山北駅に進むと高松山登山口に着きます。最明寺の方へ進むと、松田山まで行けます。 ![]() ■12:22 沢里峠から虫沢古道を進み田代バス停に行きます。沢里峠(第六天)とありますが、地図では第六天は沢里峠の少し東側にある569.5mの山です。 「第六天」は峠の上の石碑「他化自在天」からの地名と思われますが、詳細は不明。さらに織田信長は「第六天魔王」と名乗ったともいわれています。 ![]() ■12:28 丹沢山地の山なみが相模湾まで続きます。画面中央に大山、その左に塔ノ岳表尾根コースの尾根。二ノ塔、三ノ塔、烏尾山、行者ヶ岳、新大日、塔ノ岳。塔ノ岳の左側に小丸、鍋割山、雨山と続きます。 ![]() ■12:30 拡大。塔ノ岳の左側に小丸、鍋割山雨山と続きます。奥の冠雪下山は丹沢主脈の不動ノ峰、鬼ヶ岩ノ頭、少し離れて蛭ヶ岳。その手前は震旦郷山。 ![]() ■12:29 相模湾の手前に高麗山、湘南平。平塚市街、藤沢市街と江ノ島、その奥に三浦半島、霞んでいますが房総半島まで見えます。 ![]() ■12:31 舗装道路にでます。 ![]() ■12:38 また、虫沢古道に入ります。 ![]() ■12:50 里山のおだややかな景観を楽しみながら進みます。 ![]() ■12:50 舗装された道です ![]() ■13:01 竜王寺の墓手前を左に下ると近道があります。 ![]() ■13:22 橋を渡ると田代向バス停。 ![]() ■13:25 田代向バス停。寄(やどりき)-新松田駅のバス路線。 ![]() ■13:26 田代向バス停内。「ようこそ『はなじょろ道』へ」 「おしらせ ニホンジカの管理捕獲を実施中」 「全国一斉 女性の人権ホットライン強化週間一人で悩まず電話してください」 ![]() ■13:26 はなじょろ道の説明版 ここには書いてませんが、ヒネゴ沢乗越から35分程で高松山山頂にいけます。田代向バス停から、はなじょろ道を通り2時間30分程で高松山に行くコースとなります。 ![]() ■13:45 バス出発 ■14:10 小田急小田原線新松田駅到着。 ■15:18 小田急江ノ島線長後駅着 END |