大観山・芦ノ湖の山下り記  2016年12月2日(金)

  


1大観山

2芦ノ湖・湯坂路






大観山・芦ノ湖の山下り記   2.芦ノ湖・湯坂路    2016年12月2日(金)






■11:15 芦ノ湖の箱根港に到着。箱根港と元箱根港の二ヶ所から富士山を眺める。その間にある恩賜箱根公園は、「関東の富士見百景」にされているが、前回訪れたので今回は省略。



芦ノ湖から富士山展望の地図





■11:15 芦ノ湖湖畔の箱根関所跡の横にある箱根港遊覧船発着場です。富士山が控えめに顔を出しています。




芦ノ湖湖畔の箱根関所跡の横にある箱根港遊覧船発着場




■11:17 芦ノ湖湖畔の箱根関所跡の横にある箱根港遊覧船発着場からの富士山。箱根駅伝の往路のゴ-ル地点です。富士山は箱根外輪山の三国山の左上にいます。

駒ヶ岳のロ-プウェイがある箱根園の少し先まで見えてます。



■11:20 きらびやかな芦ノ湖遊覧船と白一色の富士山が意外と似合います。



きらびやかな芦ノ湖遊覧船と白一色の富士山




■10:20 芦ノ湖湖畔の箱根関所跡の横ににある箱根港遊覧船発着場からの富士山




■箱根港と元箱根港の間にある恩賜箱根公園は、「塔ヶ島」と呼ばれ、芦ノ湖に突出した半島のかたちをなしています。「関東の富士見百景」にされている。前回2011.12.13に訪問。


恩寵箱根公園


恩賜箱根公園からの富士山。三国山の右側に移動しています。(2011.12.13 13:58)


恩寵箱根公園からの富士山








■11:37  元箱根の芦ノ湖湖畔に入ります。



元箱根





■11:38 元箱根港の左側からの富士山 その1。富士山は西の外輪山の三国山と芦ノ湖展望公園の間にいます。そこに東の外輪山の駒ヶ岳の尾根が重なっています。湖上には手漕ぎの貸しボートがたくさん。



元箱根港の左側からの富士山 その1



■11:38 元箱根港からの富士山 その2。右に駒ヶ岳が見えています。元箱根港も遊覧船の発着場になっています。





■11:38 元箱根港からの富士山 その3。湖上には20隻以上貸しボートがあり、その上には桃源台へ行く遊覧船がいます。

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■11:43 元箱根港からの富士山 その4。駒ヶ岳下の箱根神社の水中鳥居を入れて。






■11:44 元箱根港からの富士山 その5。壁紙用1。







■11:45 元箱根港右側からの富士山 その1。富士山は西の外輪山三国山と中央火口丘の駒ヶ岳の尾根が重なるほぼ中央にいます。







■11:45 元箱根港右側からの富士山 その2。富士山と駒ヶ岳と芦ノ湖の水中鳥居。
元箱根の南側にある成川美術館からも同じ構図の富士山が見られます。日本画鑑賞と富士山鑑賞が同時にできます。






■11:47 元箱根港右側からの富士山 その3。

その2より少し右側ノ湖畔から、富士山は西の外輪山三国山と東の外輪山駒ヶ岳の尾根が重なりの中央にいます。





■11:47 元箱根港右側からの富士山 その4。壁紙用2。





■11:48 元箱根港右側からの富士山 その5。



元箱根港右側からの富士山 その5




■111:48 元箱根港右側からの富士山 その6。



元箱根港右側からの富士山 その6




■11:51 カルガモさんに挨拶して、芦ノ湖を離れます。




カルガモ




■112:05-12:14  湯坂路から下山ハイキングするためバスに乗る。




湯坂路から下山ハイキングするためバス



■12:15 湯坂路 

奈良時代から平安時代の官道は、険しい箱根山を避けて足柄峠を越えていましたが、鎌倉に幕府が開かれると、幕府は京都との連絡を早くするため、距離の短い箱根越えを主要街道としました。この道が鎌倉古道と言われる湯坂路です。


湯坂路




■12:31  鷹巣城跡



鷹巣城跡


鷹巣城跡説明板



■12:36 鷹巣城跡-浅間山



鷹巣城跡-浅間山






■12:54 浅間山到着。右が湯本方面。




浅間山到着




浅間山説明板



浅間山ベンチ




 浅間山でおにぎりの時間 12:55-13:58  


 ここからは富士山は見えないが、富士山を祀っていた浅間山で、大観山と芦ノ湖で眺めた富士山をおもいながら、おいしくおにぎりを食べた。珈琲を飲みながら次のことを思った。

 


1.大観山の呼び方と大観の富士山


「大観山」は、各サイトで「たいかんざん」、「だいかんざん」「だいかんやま」、いろいろな呼び方がされている。
サイト「911 Supercars | ポルシェブログ」のRikaさんは「大観山は、たいかんざん?だいかんざん?だいかんやま?」で各サイトを調べ、さらに箱根町役場に電話して、「地元では昔からずっと『たいかんざん』であり、これが正式名称です」という回答を得た、そこで、「大観山の読み方は、たいかんざん」と結論した。

山の名前、どっちでもいいや、とは思わず何の利益も無いのに執拗に追求する姿勢が好きです。
国土地理院のHPに「行政名や居住地名は,各市町村で決めています.」とあるので当サイトでも、「たいかんざん」を採用した。


大観山(たいかんざん)についてさらに探索を行いました。
箱根町観光協会公式サイト「箱根全山」の「大観が愛した箱根の景色」に次の記述が有ります。

みなさん横山大観という画家はご存知でしょうか?明治を生きた日本を代表する画家です。
富士山の好んで描いた大観の絵はいつしか箱根の象徴といわれる、芦ノ湖を囲う箱根外輪山の向こうに富士山が見える景色が箱根のイメージとなりました。
大観が描いた場所が現在の大観山(タイカンザン)となりました。 

記述が曖昧ですが、大観が描いた場所が大観山になったと書いています。


大観は富士山の絵を1500点ほど描いたといわれていますが、インターネットのサイトでみる大観が描いた富士山は、大観山からの富士山ではありません。大観山からの富士山と思われるところがほとんどありません。

大観山展望台からの富士山の特徴を次の示します。


大観山展望台からの富士山その特徴



①富士山の下、横に外輪山。三国山、駒ヶ岳

②富士山下の外輪山の下に芦ノ湖

③富士山左すそ野の上に愛鷹山

④富士山左すそ野の上に南アルプス。

⑤富士山山体左中腹に宝永火口と宝永山

⑥冠雪がある場合、宝永山右下に広く低いところまで冠雪部

⑦頂上部は平坦、凸部7個、左凸部は剣ヶ峯で▲の形状。
大観山からの富士山

富士山山頂部


横山大観の富士山は雲の中の富士山が多く富士山下の景観が描かれている作品は少ないが、その中に箱根外輪山、芦ノ湖と思われるものはない。

富士山本体だけの作品では、インターネットでの作品(富士山絵の天才・横山大観の代表的な富士山絵13点を解説等)で調べると、
⑤富士山山体左中腹に宝永火口と宝永山がある富士山は有りません。
⑥冠雪がある場合、宝永山右下に広く低いところまでの冠雪部がある富士山は有りません
⑦山頂部の中央部に凸部が有り三峰構造の富士山が多い、山頂部が平坦のものがあるが、剣ヶ峰の▲が描かれている山頂部はない。

そのなかの一作品を示します。




一作品だけ⑤、⑥,⑦に合致するような作品として次の作品が有ります。しかし、①、②、③、④が無いので大観山からの富士山としては認めにくい。


六曲一双屛風の富士「神州第一峰」

六曲一双屛風の富士「神州第一峰」足立美術館所蔵
富士山絵の天才・横山大観の代表的な富士山絵13点を解説から引用


平塚美術館 2014年刊の「企画展横山大観の富士」では山頂部が平坦な富士があるが、 ⑦頂上部は平坦、凸部7個、左凸部は剣ヶ峯で▲の形状。⑤富士山山体左中腹に宝永火口と宝永山②富士山下の外輪山の下に芦ノ湖がないため大観山からの富士山ではない。
どちらかというと、吉田大沢が右側に来る、杓子山足りからの富士山が多いように思える。
*2014.11.7の湘南平登山の時に高麗山から歩いて平塚美術館まで行き、鑑賞、購入。


本当に大観山の由来は、横山大観なのでしょうか。
横山大観(よこやま たいかん、正字体:大觀、1868年〈慶応4年 / 明治元年〉- 1958年〈昭和33年〉2月26日)が大観山の由来とすると、その前は何と呼ばれていたのでしょうか。

誰か教えてください。



  2 芦ノ湖の湖上にある箱根神社の水中鳥居は、「平和の鳥居」と呼ばれている。
 

 1952年(昭和27年)、今上天皇の立太子礼とアメリカ合衆国をはじめとする連合国との講和条約締結を記念して建てられたもの。
 1964年(昭和39年)には、御鎮座1200年と東京オリンピック開催を記念して、講和条約に調印した吉田茂によって揮毫された「平和」の額が掲げられている。

      

       文は箱根神社の水中鳥居~平和の鳥居~ (yoritomo-japan.com)より引用




箱根神社

箱根神社の創祀は、当社の縁起『筥根山縁起并序』(1191 年成立)によると、第5代孝昭天皇の御代、聖占仙人が箱根山の駒ヶ岳に神仙宮を開き、同主峰の神山を神体山としてお祀りされて以来、関東における山岳信仰の一大霊場となりました。
奈良時代の天平宝字元年(757)、箱根山に入峰した万巻上人が、箱根大神の御神託を授かり勅願をもって現在の地に社殿を建立しました。この箱根大神を奉斎する社は「箱根三所権現(箱根権現)」と号し、仏教とりわけ修験道と習合し朝野の信仰をあつめました。

御祭神
箱根大神(瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)、木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)、彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと))

鎌倉時代、源頼朝は当社を深く信仰し、二所詣(当社と伊豆走湯権現への将軍家参詣)を創始しました。

箱根元宮(奥宮)について
箱根外輪山は駒ヶ岳山頂に鎮座し、箱根大神(はこねのおおかみ)の神体山「神山」を拝する、箱根神社 の奥宮です。

      

       文は箱根神社・九頭龍神社・箱根元宮の由緒並に宝物と文化財 | 箱根神社(九頭龍神社)公式ホームページ より引用





■14:32 浅間山-湯坂城跡 ここからは下り道の紅葉を楽しみながら進む。



浅間山-湯坂城跡




■15:02 浅間山-湯坂城跡



浅間山-湯坂城跡






浅間山-湯坂城跡






浅間山-湯坂城跡





■10:53 



浅間山-湯坂城跡





■15:26 湯坂城跡。城跡(じょうし)は間違いか。もしくは湯坂城跡特有の読みかたか。

「城跡」は「じょうせき」又は「しろあと」。「城址」は「じょうし」、意味は城跡。



湯坂城跡



■15:50 湯本 新旭橋 旭橋



湯本




■10:53-16:00 箱根湯本駅到着-出発


■16:24-16:46 JR東海道線小田原駅


■17:33 小田急江ノ島線湘南台駅


END
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