
■富士山と宝永山と二ツ塚(玄岳から)

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コース |
時刻 |
小田急江ノ島線
長後駅 |
5:18 |
JR御殿場線御殿場
(御殿場口経由バス往復1750円:往復料金の方が安い) |
7:23 |
7:35 |
水ヶ塚
(バス1150円) |
8:30 |
8:40 |
富士宮口五合目
(2400m) |
9:00 |
9:20 |
宝永第一火口縁
(2420m) |
9:56 |
10:02 |
宝永第一火口 |
10:11 |
10:19 |
宝永山(2693m) |
11:13 |
11:20 |
気象庁非難小屋跡
(昼食) |
12:20 |
13:11 |
二ッ塚上塚(1920m) |
13:41 |
13:59 |
二ッ塚下塚(1804m) |
14:14 |
14:18 |
大石茶屋(1520m) |
14:48 |
15:06 |
御殿場口新五合目
(1440m) (バス) |
15:14 |
15:35 |
JR御殿場線御殿場 |
16:05
16:25 |
小田急江ノ島線
長後駅 |
18:10
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宝永山と二ッ塚 その1:富士宮口五合目から宝永山山頂 2014年8月22日(金)
■5:18 小田急江ノ島線長後駅
■7:35 御殿場駅前からバスで水ヶ塚公園へ向けて出発。
朝は晴れていたが、御殿場でバスに乗るときは全天雲、雲、雲・・・・・。写真を撮る元気もない。
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昨年の8月も宝永山は雲の中、目の前5mほどしか見えない道を登り、下った。
今日は、予定を変更して五合目から登りのない散歩コースでも歩こうかと
思いながらうとうと眠りに落ちて・・・・・・・
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昨年の山小屋付近、雲の中
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ところが、なんと、なんと、水ヶ塚公園について目がさめると全天雲ひとつもない快晴!!!!
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目がパッチリと開き、カメラを構え、富士宮口行きのバスに乗る前から撮影開始。
富士山展望は、目的地の展望場所に着くまで諦めてはいけないことを、再確認。
特に富士山中腹の天気はわからない。雲より高い所です。
■8:28 水ヶ塚公園駐車場にて。
ここで富士宮口五合目行きのシャトルバスに乗り換える。時間がないので、バス停前から富士山を撮影。通常の富士山展望地で、宝永火山口が最も大きく見える場所です。
■8:28 夏の八月でも、青い空の中にこんなに鮮明な富士山がいました。
ジーーーーと眺めると、富士山が大きな口をあけて寝ぼけ眼でアクビをしているように見えます。白い右目と半開きの左目とスケスケの歯までついてます。
■8:51 富士宮口五合目行きのバスの窓から 富士山山頂とは思えない平たい山頂
■8:59 富士宮口五合目の駐車場の階段上から 小高い山が日本最高峰富士山 3776m。
■9:19 富士宮口五合目レストハウス屋上から。標高2400mからみた富士山、すぐに登れそうです。 3776m-2400m=1376mの高さの山と思えば、それほど不思議ではないか。
●注:
富士山山頂部があまりにも近いため、広角のレンズを使っても、一枚の写真では全貌を写すことができません。そのため、「宝永山と二ッ塚」では3-6枚の画像を合成して一枚のパノラマ写真にしていることがあります。180度近くの範囲を平面に合成するため、画像に変形、歪みが生じます。合成の方法により変形、歪みは異なりますが、ここで用いた方法では、中央部が上下に広がる画像になります。上二枚の写真の場合、富士山本体のすそ野の角度が大きくなります。肉眼ではより平坦にみえました。以上を了解してこれからの画像をご覧ください。
・カメラ:ペンタックスQ7
・レンズ:広角ズーム 08 WIDE ZOOM 、焦点距離 3.8mm〜5.9mm(35ミリ判換算 17.5〜27mm相当)、画角 77−102°
・画像合成:Adobe Photoshopの自動パノラマ合成機能「photomerge」、レイアウトは主に円筒法。 |
■9:22 五合目レストハウス屋上からの愛鷹山(愛鷹連峰の総称として)と雲海。この雲海の下に御殿場駅があり、雲だらけだったのか?。
■9:31 五合目〜六合目からの富士山。
■9:41 六合目到着。山小屋の間から富士山山頂への登山道が見えます。
■9:42 宝永山荘の看板 標高2500m。
■9:48 イタドリと愛鷹山。今回のコ−スでは愛鷹山が常に見えています.。
■9:50 富士山山頂には行かず、宝永山に向けて出発します。宝永第一火口はもうすぐです。
■9:53 宝永山山頂が見えてきました。
■9:55 宝永第一火口縁手前からの富士山と宝永山。火口の底はまだ見えません。
■9:58 宝永第一火口縁からの富士山と宝永山
富士山山頂と宝永第一火口と宝永山山頂が作りだす造形美、多彩な色彩、見事です。遠くの山から眺める景観とは全く異なります。
■9:58 宝永第一火口縁から 富士山と宝永山拡大 富士山山頂は左の奥です。 壁紙用。
火口の左右からのなだらか曲面が絶妙に交差してます
■9:58 荒々しい火口上部も美しい
■9:58 「宝永第一火口」は優れた色彩感覚の持ち主です。
■10:08 宝永第一火口に向けて進みます。右側奥に愛鷹山が見える雄大な展望です。
■10:11 宝永第一火口横の道を進みます
■10:12 宝永第一火口の標識手前からの火口全体。絶景です。道の横にあるベンチに座りしばらく眺めていました。
目の前の巨大な光景ですので、首を右から左にゆっくり動かすとこのように見えます。画角105°のレンズで撮った6枚の写真を合成。
■10:12 宝永第一火口の標識 「宝永山第1火口 標高2420メートル」。標識では「山」がついているが、他の標識、地図及び他のサイトでは「宝永第一火口」と書いてあるのが多い。
■10:18 スコリアの間にムラサキモメンヅルが咲いていました。見つけたのはこの場所だけです。
ムラサキモメンヅル(紫木綿蔓):マメ科の多年草で,アジア東部や北アメリカの亜寒帯に分布する。
日本では北海道や中部山岳の高山の砂礫地に生える高山植物で富士山に特に多い。(ブリタニカ国際大百科事典)
スコリアとは、火山噴出物の一種で、塊状で多孔質のもののうち暗色のもの。岩滓ともいう。 主に玄武岩質のマグマが噴火の際に地下深部から上昇し、減圧することによってマグマに溶解していた水などの揮発成分が発泡したため多孔質となったものである。(ウィキペディア)
■10:22 宝永山山頂に向けて進みます。火山噴出物スコリアの黒紫の地に、パイオニア植物の緑の斑点が美しい。
パイオニア植物(先駆植物):荒れ地に真っ先に現れる植物。富士山の森林限界に生きる植物。
■今回のコースは登りが少なく、気軽な高原散歩と思いましたが、この第一火口から宝永山までの登りが難所です。登り道にスコリアがいっぱい。靴を載せるとズボズボと沈みます。靴が下に流れます。宝永山2693m-第一火口2420m=標高差270mですが、その二倍の労力が必要です。
■10:47 登り途中で火口を振り返りました。眺める場所が少し変わると、火口の景観が変化して、とても面白い。団体さんが列をなして登っています。夏の宝永山は、訪問者が多いようです。
■11:09 馬の背横の尾根にたどり着きました。5合目を出発してから、ようやく富士山らしい富士山が見えました。大きな傷を負っても、堂々とした姿が美しい。
それにしても、宝永第一火口が大きい。山体の殆どが宝永第一火口で占められている。そこで、高さ確認。宝永第一火口上部は3200mほどですの宝永第一火口下部との標高差3200m-2400m=800m、火口上部から富士山山頂との標高差 3776m-3200m=576m、1.5倍ほどであるが4倍以上の長さがあるように見える。宝永火口がこれほど大きく見えるのは、宝永第一火口に接した位置から眺めたためか。
山頂部拡大
■11:09 宝永山の馬の背からの富士山山頂部。壁紙用。
■11:12 宝永山山頂付近からの富士山。

■11:14 宝永山山頂・標高2693mからの富士山。
■11:16 宝永山山頂からの展望 箱根と愛鷹山。
■11:17 宝永山山頂から、南西から南東の展望。 山中湖、箱根、愛鷹山が見えます。これから、画面左の大砂走りを下って、画面中央右に見える二ッ塚に登ります
宝永山と二ッ塚 その1:富士宮口五合目から宝永山山頂 2014年8月22日(金) END
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