王岳の山歩き記    2016年5月12日(木)


  

根場-王岳

 王岳-鍵掛峠-根場












登山コース
時刻
王岳
昼飯
 1623m
12:31

14:02
 吉沢山(標識見ず)
 1600m
 
鍵掛(表示板は見ていない、憶測) 1589m 15:00
 
鍵掛峠 
 1512m 
15:19
15:34
登山口

16:40

根場入口バス停

17:02
17:11
河口湖駅
17:51
17:53
大月駅
 駅前の寿司店で夕食
小田急江ノ島線
長後駅
21:10


最高温度 25℃ 湿度 48%



王岳と富士山 (パノラマ台から)











王岳の山歩き記  王岳-鍵掛-根場   2017年5月12日(木)




■13:57 おにぎりの時間を過ごし、王岳山頂からの出発前に、展望地から富士山撮影。14:00でも富士山の鮮明度は殆ど落ちていません。丹沢山地からの富士山はこの時刻ではシルエット富士になっています。春に御坂山地に登る最高の利点です。






■14:00 王岳山頂から鍵掛峠に向けて出発。


■14:06 道端にツルキンバイ。和名は「蔓金梅」、地上近くを這って伸びる茎をもち、キンポウゲ科のキンバイソウのような黄色で梅のような花を咲かせるのが名の由来。



ツルキンバイ




■14:06 尾根道を進みます。



尾根道を進みます




■14:08 この辺りに標高1599mの吉沢山山頂があるようですが、標識も見えずわかりませんでした。王岳は標高1623mですのでその差は小さいです。


■14:13 尾根道の右側に富士山が見えています。



尾根道の右側に富士山
>



■14:21 見事な富士山が見えてきました。王岳から19分です。




■14:28 尾根道の右側にに樹木が無く、富士山の全貌が見えています。左側の山は、鍵掛峠を超えていく鬼ヶ岳と雪頭ヶ岳で、その右下に西湖があります。






■14:34 王岳-鍵掛間からの富士山。右と左の尾根がV字になり、水面ではなく陸上の逆さ富士を形成しています。






■14:34 王岳-鍵掛間からの富士山。上図の西湖と青木ヶ原樹海を拡大。壁紙用。






■14:37 尾根道を進みます。




■14:37 相棒さんは日焼け対策をして尾根道を進みます。



相棒さんが尾根道を進みます




■14:38 右側の樹木の間から富士山が見えます。木の枝が額縁を作っています。




右側の樹木の間から富士山





■14:38 ミツバツツジは殆ど蕾です。



ミツバツツジは殆ど蕾



ミツバツツジは殆ど蕾



■14:44 オオカメノキ。

オオカメノキ(大亀の木)は、ガマズミ科ガマズミ属の落葉低木。
和名「オオカメノキ」は、葉の形をカメの甲羅に見立てたことからきている。別名でムシカリ(虫刈)ともよばれ、葉が虫に喰われやすいことからといわれる
オオカメノキ - Wikipedia







オオカメノキ





オオカメノキ




■14:49 フデリンドウ。

リンドウの花期は9-11月ですが、フデリンドウの花期は4~5月。春に咲くリンドウです。漏斗状の青紫色の花 を、茎の上部に1~10数個、上向きにつける。
花は日があたっている時だけ開き、曇天、雨天時は、筆先の形をした蕾状態になって閉じている。



フデリンドウ




■14:56 王岳-鍵掛間からの富士山。富士山右側のすそ野が伸びて、青木ヶ原樹海がほぼ見えています。




王岳-鍵掛間からの富士山






■14:59 樹木の間から富士山。



樹木の間から富士山
      



■15:00 切株のような岩石二個。



岩石二個




■15:05 木の幹に付けてある鍵山山頂の表示板を見逃したが、この辺りが鍵掛山頂か。




この辺りが鍵掛山頂か



>

■15:14 この辺りのミツバツツジは三分咲き。



ミツバツツジは三分咲き





■15:19  「鬼ヶ岳←鍵掛峠→王岳  芦川村」の標識からの富士山。


「鬼ヶ岳←鍵掛峠→王岳  芦川村」の標識からの富士山。



■15:22 「鍵掛峠」付近からの富士山。



■15:23 「鍵掛峠」付近からの富士山。





「鍵掛峠」付近からの富士山




■15:26 「鍵掛峠山頂」の標識。



「鍵掛峠山頂」の標識







 富士山眺めてお茶の時間 13:10-14:00  




 御坂山地の鍵掛と鬼ヶ岳の間の尾根道に、①「鬼ヶ岳←鍵掛峠→王岳  芦川村」の標識と②「鍵掛峠山頂」の標識がある.。

どちらが本当の鍵掛峠かを検討した。
まず「峠」定義を調べると、次の二つがある。「尾根越えの道路が通じている所を峠」と「山の坂道を登りつめた最も高い所を峠」。

日本大百科全書(ニッポニカ)「峠」の解説
峠 とうげ:山地の尾根の峰と峰との間の低い鞍をいい、尾根越えの道路が通じている所を峠という。峠とは - コトバンク (kotobank.jp)

精選版 日本国語大辞典「峠」の解説
とうげ たうげ【峠】:① 山の坂道を登りつめた最も高い所。山の上り下りの境目。転じて、山。峠とは - コトバンク (kotobank.jp)
 

標識の有った場所を示す。王岳から鬼ヶ岳に行く道を進むと、①「鬼ヶ岳←鍵掛峠→王岳  芦川村」の標識がある。その標識の北側に地図にある道を確認していないので、地図上に示した位置は当方の推察です。
①から少し進むと②「鍵掛峠山頂」の標識がある.。この南側に根場に行く道があり分岐点です。

本来「峠」は尾根道の鞍部を越す一点又は山道の最高点で点で表わされるが、下図に示した青い線の山道と御坂山地の尾根道の合わさった道から一点を「峠」とすることは難しい。合わさった道すべてを峠とすることも一法です。

そこで、次のように推察しました。

芦川村から山道を登った人々は、御坂山地の尾根道に到達した地点の周辺で富士山展望のあるところを「鍵掛峠」としたので、芦川村で「鍵掛峠」の標識を設置した。

富士河口湖町根場から登った人々は御坂山地の尾根道に到達した地点を「鍵掛峠」と考えた。しかし、すでに芦川村が設置した「鍵掛峠」の標識がある。富士河口湖町は、青い線の山道と御坂山地の尾根道の合わさった道全体を「鍵掛峠」として、その道の最も高い右端部の分岐を「鍵掛峠山頂」として標識を設置した。
設置したのは富士
河口湖町ではなく山梨県かもしれません。




鍵掛峠の断面図と地図



番号 標識 設置場所  設置した県市町村
;鍵掛峠の標識 分岐の手前
王岳側

御坂山地の尾根道と峠道が
合わさった道の最も低い所
芦川村


2006年8月1日、
笛吹市への編入合併
山梨県笛吹市芦川町

富士河口湖町と笛吹市芦川町
との境界に位置
;② 鍵掛峠山頂の標識 分岐

峠道の最も高い所
富士河口湖町
又は山梨県

 富士河口湖町と笛吹市芦川町
との境界に位置

雪頭ヶ岳山頂の標識と
同じ構造、表記のため。
Y 雪頭ヶ岳山頂」の標識 雪頭ヶ岳
山頂
富士河口湖町
又は山梨県

富士河口湖町
にある山



御坂山地の尾根道、山頂、峠は、笛吹市と富士河口湖が共同で管理していると思いますが。地理院地図では「鍵掛峠」の住所は山梨県笛吹市になっています。


御坂峠は「山梨県富士河口湖町」です。御坂山地の代表的峠を下図に示します。

御坂峠と新道峠は御坂山地を点で通過しますが、すずらん峠は線で通過します。
地理院地図では御坂峠、御坂山、黒岳、破風山の住所は「山梨県富士河口湖町」、すずらん峠、新道峠の住所は「山梨県笛吹市」です。

富士山剣ヶ峰は静岡県と山梨県の県境にあり、「境界未定地」になっているが、地理院の電子地図では「静岡県富士宮市」と表示されていた。しかし、2014年に
その住所は削除されました。御坂山地の尾根道にある山頂、峠の住所も変わるかもしれません。




御坂山地尾根の地図









■15:34 「鍵掛峠山頂」から、右の山は鍵掛か。根場民宿村へ下りていきます。



「鍵掛峠山頂」から





■15:45 「鍵掛峠山頂」からの下り道で、樹木の間から富士山。



樹木の間から富士山







■15:49 この辺りのミツバツツジは満開状態です。 「■14:38 ミツバツツジは殆ど蕾」とかなり異なる、日当たり条件の違いか。



この辺りのミツバツツジは満開状態




■15:53 ブナ原生林の標識。雪頭ヶ岳の登山道でもありました。



ブナ原生林の標識

ブナ原生林の標識




■15:56 緑に囲まれた登山道を下りていきます。



緑に囲まれた登山道



■16:10 緑が鮮やかです。



緑が鮮やか



■16:34 垂直に伸びる杉の並木道。



垂直に伸びる杉の並木道




■16:40 鍵掛峠の登山口か。



鍵掛峠の登山口




■16:51 西湖湖畔に茅葺屋根の家々が立ち並ぶ「西湖いやしの里根場」が見えてきました。この施設の外側に沿って進みます。



西湖いやしの里根場




■16:51 富士山と茅葺屋根と鯉のぼり。



富士山と茅葺屋根と鯉のぼり



■16:52 江戸時代の山村から眺める富士山。勝新太郎の座頭市が出てきそうな雰囲気です。



江戸時代の山村から眺める富士山




■16:55 「王岳、鍵掛峠・十二ヶ岳登山道入口」の標識。



「王岳、鍵掛峠・十二ヶ岳登山道入口」の標識




■16:55 富士山が見えます。



富士山が見えます




■16:56 この入口から「西湖いやしの里根場」に入ると、入場料360円です。



「西湖いやしの里根場」




■17:04 西湖展望台からの富士山。西湖からの富士山は、午後5時になってもかなり鮮明です。



西湖展望台からの富士山



■17:05 西湖からの富士山。




■17:11 富士山を眺めた後、西湖付近の根場入口バス停から河口湖駅バス停へ



河口湖駅バス停へ



■17:11 富士急行線河口湖駅駅から小田急線長後駅へ



小田急線長後駅へ


大月駅前の食堂で夕食



■ 21:10 小田急江ノ島線長後駅着。

       自宅に到着して、風呂に入り、即就寝、熟睡。






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