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3 葛飾北斎画「百人一首宇波か縁説 権中納言定家 」下の職人は材木抱えて何してる。 (1) 葛飾北斎画「百人一首宇波か縁説 権中納言定家」 図19「百人一首宇波か縁説 権中納言定家」でも木材受け渡しを行なっています。この連作は、百人一首を姥が解釈するというものですが、その解釈は難解ということで解説はありませんが、なぜか木材の山に乗った職人と地面にいる職人との間の木材受け渡しが描かれています。当たり前ですが、二人の職人が向かい合って、木材の受け渡しに最適な位置にいます。木材の山の高さもこのぐらいだと実際の高さに近いだろうと納得できます。木材の束が大きくなっていますが筋肉自慢の二人なら大丈夫でしょう。 百人一首は「来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ」権中納言定家。 ( いくら待っても来ない恋人を毎日待っている私は、淡路島の松帆の海辺で夕 なぎどきに焼いている藻塩のように、じりじりと身も焦がれる思いでいます。) ![]() 図19 葛飾北斎 百人一首宇波か縁説 権中納言定家 天保6−7年(1835−36)頃 横大判錦絵
説明:色彩豊かな木版画。藤原定家の詩。海岸での塩作りの風景が比喩に呼応している。 (1) 葛飾北斎画「百人一首宇波か縁説 権中納言定家」をじっくり見る
![]() あ北斎同好会 江戸の庶民は北斎の浮世絵が出版されると、 ここがおかしい、この作品は素晴らしい、ここはでたらめ、色がいいね、富士山最高・・・・ と皆で集まって話し合ったと思います ![]() 完 |
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