清八山の山歩き記  2011年10月17日(月)



紅葉の清八山に登り、静寂な雰囲気に満ちた山頂でシルエット富士に出会いました。幻想的な美しさです。




■清八山から本社ヶ丸には行かないで、登った道を下りてきました。大月駅-追分バス停でバス使用。2016年時点ではこのバス便はありません。(笹子駅から歩くと約20分)

・登り 追分バス停-清八山:2時間46分  下り:清八山-変電所:1時間41分(この後幸運にも登山者の車に同乗)
・山頂滞在時間:1時間40分 うたた寝時間が長かった。

清八山登山コース
コース 時間
小田急江ノ島線
長後駅
6:40 
JR中央本線
大月駅
8:30
追分バス停
 620m
9:02
9:11
変電所
 880m
9:56

登山ポスト
 980m
10:11
10:24
見晴らしベンチ
 1300m
11:04
11:14
清八峠
 1580m
11:49
10:57
清八山
 1593m
11:57
13:37
見晴らしベンチ 14:11
14:16
変電所 15:04
15:08
登山者の車に
乗せてもらう


笹子駅 15:28
15:38
小田急江ノ島線
長後駅
17:56 





清八山の山歩き記 2011年10月17日(月)




■6:40 小田急江ノ島線長後駅


■8:30 JR中央本線大月駅からバス






■9:02-9:11 追分バス停到着-出発 奥の道がバス道、そこから手前に進みます。



追分バス停付近の曲がり角




■9:14 ナギナタコウジュ(薙刀香需)

ナギナタコウジュは北海道から九州の各地、広くアジアの温帯に分布する1年草。森林の中の小道などに生育する。茎は直立し、やや分枝して軟毛があり高さ50cmほどになる。
 花は9月~10月にかけて咲き、淡紅紫色。山道の片側からだけ光が当たる場所に生育するからであろうか、花は片方だけに向いて咲く。そのような花序(茎に対する花のつき方)の姿をナギナタに例えたのであろう。花序全体に毛が多く、苞の周辺には毛があるが、背面には毛がほとんど無い。(ナギナタコウジュ Elsholtzia ciliataより)




ナギタナコウジュ(薙刀香需)




■9:17 笹子の追分トンネルに入ります。



追分トンネル




■9:29 セキヤノアキチョウジ(関屋の秋丁字)これも面白い名前の花。

 箱根に多く見られることから関屋(関所の番小屋)の名がついた。9〜10月頃、枝先や葉腋から総状花序を作り、同一方向に向かって青紫色の花を咲かせる。花は丁字形の唇形花で、花柄は細くて長い。果実は4分果。(セキヤノアキチョウジ | 植物写真鑑より)


セキヤノアキチョウジ(関屋の秋丁字)




■9:43 変電所に進みます。



変電所に進む道




■9:51 変電所到着。ドウダンツツジは茶色に変色しています。(2012.11.8に来た時は真っ赤でしたので、この後赤くなるのか。)気温15℃、歩くにはちょうど良い。


変電所前のドウダンツツジ




■10:11-10:24 登山ポスト到着、バス停から1時間歩いたので休憩。ここから登りの道に進みます。




登山ポスト




登山ポスト殻の山の眺め




■10:38 真ん中の尖っている山は笹子雁ヶ腹摺山



真ん中の尖っている山は笹子雁ヶ腹摺山




■10:41 コアジサイ(小紫陽花)、色づき始め。



コアジサイ




■11:04-11:14 登山ポストから40分。見晴らしベンチがあるので休憩します。



見晴らしベンチ




■11:34 このあたりからトリカブト(鳥冑)があちこちに咲いていた。



トリカブト(鳥冑)




■11:39 標高1000mをこえて、登山道の紅葉が美しい。



登山道の紅葉




■11:44 紅葉を眺めながら進む



登山道の紅葉




■11:46 紅葉を眺めながら進む



登山道の紅葉




■11:47 トリカブト 。トリカブトはドクウツギ、ドクゼリと並んで日本三大有毒植物の一つ。

トリカブト(鳥冑)

1.舞楽の襲装束 (かさねしょうぞく) に用いるかぶり物。鳳凰 (ほうおう) の頭をかたどり、厚紙に金襴 (きんらん) ・紅絹 (もみ) などをかぶせて作る。
2.キンポウゲ科の多年草。高さ約1メートル。葉は手のひら状に深く裂けている。秋、深紫色の冠状の花が集まって咲く。また、ハナトリカブトなどを含め、トリカブト属の総称。塊根は猛毒であるが、漢方では主根を烏頭 (うず) 、側根を附子 (ぶし) といい、神経痛・リウマチなどの鎮痛薬に用いる(鳥兜/鳥甲(とりかぶと)の意味 - goo国語辞書)

毒性は非常に強く全草や特に根っこに多くの毒性があります。採取時期や地域によって毒性の強さは変わりますが、強さに関係せず摂食は非常に危険な毒草です。最強の毒草がもつ主な毒はアコニチンと呼ばれるもので、口にすると呼吸困難や嘔吐、臓器不全を引き起こします。最悪の場合死に至ります。口にしてから数十秒で死に至る即効性もあります。半数致死量は0.2g~1gです。また芽吹きの頃には、ニリンソウやヨモギにも似ているため間違って口にして、中毒になった事故もあります。蜜や花粉にも毒があります。(毒草図鑑!毒性最強の日本三大有毒植物&身近に潜む危険な植物12選 | 暮らし~の[クラシーノ])



トリカブト




■11:47 紅葉を眺めながら進む



登山道の紅葉




■11:49 清八峠到着



清八峠




■11:56 清八山山頂に到着。樹木に囲まれた細い尾根道を抜けると、突然富士山が現れます。



清八山山頂




■11:58 清八山からの富士山。

三ツ峠山と御坂黒岳の間にいる富士山は霞のためシルエット状になっています。山頂の静寂な雰囲気には、このシルエットの富士山が最適と思ってしまいます。

低木に囲まれた山頂、そこからの景観が静寂な世界を作っています。登山の疲れだけでなく、日々の生活の疲れを癒してくれる山頂です。心を安らかにして、静かに一幅の日本画のような富士山がいる景観を眺めま
す。



清八山からの富士山




■11:58 清八山からの富士山



清八山からの富士山




■12:00 左の岩場に上がり二本の松の間から富士山を眺めます。松の枝葉が額縁を作ります。三ツ峠山の奥座敷に通されて、庭越しの富士山を眺めている気持ちになります。



清八山の二本の松の間から富士山




■12:00 清八山山頂の二本の松の間からの富士山



清八山山頂の二本の松の間からの富士山




■12:02 御坂黒岳と釈迦ヶ岳。


御坂黒岳と釈迦ヶ岳




■12:02 御坂黒岳と釈迦ヶ岳の右奥には、南アルプス、八ヶ岳まで見えます。



御坂黒岳と釈迦ヶ岳の右奥には、南アルプス、八ヶ岳




■12:03 清八峠から行く造り岩と本社ヶ丸。



清八山からの造り岩と本社ヶ丸




■12:03 清八山の紅葉



清八山の紅葉




■12:16 雲が変化したので富士山をもう一枚



清八山からの富士山




■12:22 さらに雲が変化したので富士山をもう一枚。山頂の紅葉した枝葉の奥にシルエット富士。



清八山山頂の紅葉した枝葉の奥にシルエット富士





■12:22-13:37 山頂の奥座敷に通されてから他の登山者はなく、貸しきり状態。富士山を眺めながらおにぎりを食べ、珈琲を飲む。横になり少しうとうととすごす。そのため、山頂滞在時間が1時間40分、いつもは1時間ほどですが、いつまでも居たくなる心休まる山頂です。




うたた寝時に出てくるシルエット富士






うたた寝時に出てくるシルエット富士







■13:34 記念撮影一枚







■13:37 清八山から下山。大月市の秀麗富嶽12景の12番山頂という表示板。



清八山表示板




■13:39 樹木の間から三ツ峠山

清八峠から10分ほどで富士山と山梨の山々の展望地「造り岩」がある。この時はそれを知らなかったので清八峠からそのまま下山。



樹木の間から三ツ峠山




■14:11-14:16 見晴らしベンチで休憩


■14:40 登山口ポストの上の坂から



登山口ポストの上の坂からの景色




■14:50 ノコンギク(野紺菊)



ノコンギク




■15:08 幸運にも、登山者の車に乗せてもらい車道歩き無し。優しさに感謝。







■15:28 笹子駅到着


■15:35 笹子駅出発


■17:56 小田急江ノ島線長後駅




END







清八山・本社ヶ丸の山歩き記 2015.12.9  富士山展望地三ヶ所


清八山の山歩き記 2012.11.8     紅葉と7分の雪化粧富士


三ツ峠山-茶臼山-大幡山-清八山-造り岩 2014.7.24    夏、三つ峠山から清八山へ


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