富士山展望の山

百 蔵 山

読み方:ももくらやま、
     ももくらさん
富士山からの方向角:37度
富士山からの距離:38km
標高:1003m
標高差:678m 
基点:JR中央本線
   大月駅



百蔵山からの富士みちと富士山


百蔵山からの富士みちと富士山 2016.1.15 9:15





百蔵山は、大月駅の北東部にある1003mの山で、扇山と権現山とあわせて北都留三山と呼ばれています。大月秀麗富嶽12景の7番山頂です。 

百蔵山山頂から、大月から富士吉田まで続く富士みちの平坦部を見渡す事ができます。その富士みちに三ツ峠山、高川山、倉見山、御正体山、九鬼山などの山すそが重なり合う変化に富んだ景観を前景にして、富士山が聳え立っています。
富士山山頂のほぼ真ん中に吉田大沢の大きな窪みがあり、それを両側および下部からがっちり支えて均衡を保っている印象を与える、力強く、美しい富士山です。富士山からの方向角37度近辺の山でしか見れない絶景です。

百蔵山中腹に富士山展望台があり、猿橋駅からタクシーを利用すれば40分程で到着するので、午前中の早い時間に鮮明な富士山が見られます。

富士みちの入口と富士山の景観を見る低山としては、百蔵山の前方に菊花山、岩殿山、大洞岩、御前山が有り、こちらも素晴らしい眺めを楽しめます。


尚、百蔵山がある大月市には「大月桃太郎伝説」があります。「桃太郎」に出てくる登場者が見事に地名として存在します。

お婆さんが「桂川」で洗濯をしていると、桃がなることで知られている桃倉山(現在の百蔵山)から大きな桃が流れてきた。
桃を持ち帰ると中から男の子が生まれ、その子を桃太郎と名付けた。「鶴島」にて成長した桃太郎は、「岩殿山」に住む悪い鬼の退治に出かけました。
道中、腰につけたきび団子をあげ、「犬目」でイヌを、「鳥沢」でキジを、「猿橋」 でサルを家来にしました。(大月桃太郎伝説を徹底解説| 大月ラボ )





参考コース&時間

・富士山展望楽ちんコース:早い時刻に富士見台、山頂に到着します。タクシーの予約必要。
 猿橋駅-(タクシー9分)-山の神-30分-富士山展望台-26分-百蔵山山頂-85分-福泉寺-64分-岩殿山-56分-大月駅

・福泉寺経由
 猿橋駅-(バス10分)-福泉寺-68分-金比羅宮-62分-百蔵山-56分-浄水場-57分-猿橋駅

登山コース案内 「秀麗富嶽十二景・七番山頂 百蔵山


 百蔵山登山コース



北都留三山:百蔵山と扇山と権現山 (高畑山と倉岳山の間にある天神山から富士山は左側)

天神山からの扇山と百蔵山の山座同定



百蔵山と富士山(白谷ノ丸から)








富士山展望





■10:59 百蔵山山頂からの富士山がいる大展望。 (2012.1.31 10:59)

前方に九鬼山、高畑山、倉岳山の中央沿線沿いの山々、その後ろに御正体山、今倉山、赤鞍ヶ岳など道志の山々、更にその左奥に大室山、加入道山、蛭ヶ岳などの丹沢の山が見えます。それらの山並みの手前にある平坦部を中央本線が走り、大月市から左に曲がり、富士みち(富士急行線)に入ります。その富士みちの先に富士吉田市街があり、その上に冠雪した富士山がいます。



百蔵山山頂からの富士山がいる大展望


拡大画像と山座同定



■百蔵山山頂からの富士みちと富士山  (2016.1.15 9:15)

大月市街から富士吉田までの富士みちが最もよく眺望できる山が百蔵山です。「この富士みちの平坦部を進むと富士の裾野にたどり着き、そこから山頂を目指すことができるよ」と富士山が招いているような景観です。
しかし、3年前までは、菊花山とむすび山の間の富士みちの入口が見えたのですが、手前の樹木が生長してその入口を隠しているのが残念です。


百蔵山山頂からの富士みちと富士山




■百蔵山山頂からの富士山。壁紙用 1920*1200。 (2016.1.15 9:15)





(1920*1200)




■百蔵山山頂からの富士山。絶景です。 菊花山とむすび山の間の富士みちの入口が見えます。 (2012.1.31 11:03)



百蔵山山頂からの富士山




■百蔵山山頂からの富士山  (2016.1.15 9:21)

富士みちは富士吉田に入り、その町並みが富士のすそ野に広がります。 
山頂のほぼ真ん中に吉田大沢の大きな窪みがあり、それを両側および下部からがっちり支えて均衡を保っている印象を与える、力強く、美しい富士山です。




百蔵山山頂からの富士山




■百蔵山山頂からの冠雪が豊かな富士山  (2013.2.26 11:00)

晴れていますが薄い雲があり、地表近くは霞が多く、風景全体が優雅な雰囲気を持っています。富士山も陰影が浅いためか、悠然と鎮座している感じです。同じ場所から見ても、その時の様々な条件によって印象が異なります。そのため飽きずに、何回も訪れてしまいます。



百蔵山山頂からの冠雪が豊かな富士山




■百蔵山中腹の富士山展望台から  (2016.1.15 8:34)
百蔵山は1003m、ここの富士山展望台は約800m、百蔵山より200m低いところから眺める富士山です。ここからは、菊花山とむすび山の間の富士みちの入口が見えます。冨士みちの平坦部は山すそに隠れてしまいます。



百蔵山中腹の富士山展望台から






詳細はこちらでご覧ください












リンク




充分に冠雪した富士山と紅葉、晴天。恵まれた日の百蔵山登山記、紅葉がとても鮮やかで、綺麗です。

新鮮な木々の緑にヤマツツジ、気持ちよい山歩きを楽しむにはこの季節が良い。
百蔵山からの夜景、と朝焼けの富士山


   






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