1.タマゴダケ 愛好家になる |
2.「タマゴタケ」の 和名と学名の変遷 |
4.タマゴタケ 鑑賞室 |
2014.7.23に下吉田-新倉山-霜山-三ツ峠山と登りました。新倉山と三ツ峠山では雲が多く富士山を見ることができませんでしたが、この暑い時期によくぞ登ってくれたといって、新倉山~三ツ峠山分岐の間で、新倉山浅間神社の木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)が素晴らしいご褒美をくれました。
![]() 今まで山で見かけたキノコで、最も美しく、可愛らしく、かつ、その神妙な成長過程に驚きました。また、こんなに美しいのに、食用となり、美味です。これにより、すっかりタマゴタケ愛好者になってしまいました。
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【幼菌】 卵です。山の中なので蛇かトカゲの卵か。表面が繊維状になっているので、二匹の蚕が共同で作る玉繭にも似ている。楕円形の長径は4-6cmほど。
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![]() 卵が6個並んでいます。この卵も土の中から突き出してくるのか。 |
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【幼菌1】 白い殻が破れて、中身が顔を出しました。赤い楕円形。可愛らしい謎の物体。 | ||
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![]() 二人雛 産着の双子 寄り添うカップル |
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【幼菌2】私は茸です。 白の着物を羽織ったおしゃれな姿が、美しく、可愛らしく、かつ品があります。 | ||
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![]() 兄弟そろって元気に育っています。 |
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【幼菌3】 かさと柄が伸びていきます。 | ||
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![]() オイオイそんなに頬をくっつけるなよ いいじゃない、親が許した仲ですもの
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【成菌】 成熟した姿です。 | ||
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【老菌】 老成した姿。 | ||
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白、黄色、赤の色彩と艶と形の見事な姿を、もう一度ご覧ください
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はじまり | 3時間後 | 3時間後 | 6時間後 | 数時間後 | ||
幼菌1 殻が破れる | 幼菌1 赤の部分が広がります |
幼菌2 赤の笠がから脱出 |
幼菌3 赤の笠が広がります |
成菌 笠が完全に広がる |
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すっかりタマゴタケ愛好家になった私は、三ツ峠山を登る間、地面とにらめっこしながら山路を登りました。そして、山路を登りながら、こう考えた。このタマゴタケは富士山の木花咲耶姫命からの御褒美であるから、お返しにタマゴタケの感動から生まれた歌と画を、捧げなければならない。
富士山の 姿麗し 卵茸
![]() 富士山にはタマゴダケがよく似合う
お気づきとは思いますが、タマゴダケの笠の上部は、赤富士の山頂部をを連想させる色、形をしており、その関連性を込めて作品を作りました。
![]() (注1)
画は、富士山の見える草地に生えたタマゴダケを、カメラを地面に接して撮った写真・・・・・・
ではなく、二枚の写真(新倉山のキノコダケと三ツ峠山・御巣鷹山からの富士山)を合成したものです。しかし、いつの日か、奇跡的な出会いでこのような写真を撮るという願望が生まれました。
俳句は、夏井いつき先生が、「才能無し」の評価を与える出来ばえです。 (注2)
夏目漱石と太宰治の文章を一部盗用しております。夏目漱石は「三四郎」、太宰治は「富嶽百景」で富士山を扱っています。
「富士山にはタマゴダケがよく似合う」は「富士山には月見草がよく似合う」の盗用 しかし、太宰治の月見草は富士山を見る人の背中の方に有り、上記画のような構図にはなりません。 |
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