二ツ塚はこれまで3回きている。宝永山経由で2回、御殿場口五合目経由で1回、いずれも8月のみどり豊かな季節で、富士山の懐から富士山を眺めるその景観に感動した。秋の二ツ塚も見なければいけないと、展望の機会を狙っていました。
前日、初冠雪のニュースが流れ翌日は晴れの天気予報ということで、即決断し本日出発。
なお、今年の初冠雪は11日で平年より11日遅く、去年より5日早いという。 二ツ塚のみどりがこがね色に変わり、宝永山の茶紫に富士山山頂の白と山の色彩は更に豊かになり、期待以上の景観に大満足。
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今回のコース![]() |
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今回のコース:このようなところから富士山と宝永山を眺めて歩きました。
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宝永山と二ッ塚 その4:二ツ塚、三辻、水ヶ塚、腰切塚の山歩き記 2015年10月12日(月)■6:49 小田急江ノ島線長後駅発 ■7:56 JR御殿場線新松田駅ホームからの富士山。雲ひとつない快晴です。 ![]() ■8:45 JR御殿場線御殿場駅のバス停からの富士山。 ![]() ■8:55 JR御殿場線御殿場駅のバス停から御殿場口新五合目へ出発。
![]() ■9:23 御殿場口新五合目行きのバスから富士山が見えてきました。 ![]() ■9:25 御殿場口新五合目行きのバスから富士山の右すそ野も見えてきました。 ![]() ■9:26 御殿場駅から31分、御殿場口新五合目バス停到着 ■9:28 御殿場口新五合目バス停横からの富士山と宝永山、雲ひとつない青い空。 ![]() ■9:33 バス道を後戻りして、トイレに行き、駐車場横から富士山を眺める。 ![]() ■9:42 二ツ塚下塚に向けて出発。 ![]() ■9:48 大石茶屋が見えてきました。その上に下塚、上塚、宝永山と富士山が見えてきました。 ![]() ■9:52 大石茶屋を経て二ツ塚下塚に向かいます。それぞれ山肌の異なる四山の並んだこの景観が好きです。ここから眺めると、独立した宝永山があるように見えます。 ![]() ■9:55 富士山と宝永山を眺めるため、いったん右側の富士山下山道のほうに進みます。富士山は前日初冠雪、今日は快晴、幸運の富士山五合目の山歩きです。 ■9:55 宝永山と富士山。 ![]() ■9:55 宝永山と富士山。 ![]() ■10:06 富士山と宝永山。富士山は前日初冠雪があり、山頂は雪化粧しています。 ■10:07 富士山山頂部 ![]() ■10:11 標高は二ツ塚下塚1804m、二ツ塚上塚1920m、宝永山2693m、富士山3776m。撮影地からは、何故か二ツ塚上塚が低く見えます。 ■10:17 振返って下方を眺めます。右側に箱根の山々が見えます。頭一つ高い山は神山、左の三角峰は金時山。 ![]() ■10:17 二ツ塚下塚へ進みます。見事な斑点模様です。 ![]() ■10:23 二ツ塚下塚と二ツ塚上塚との間から登ります。 ![]() ■10:27 二ツ塚下塚に近づきました。進むごとに四山の位置と前景が違ってくるのでそのたびシャッターをきります。 ![]() ■10:35 二ツ塚下塚の登り口に近づきました。。 ![]() ■10:45 左の人影のところから上ります ![]() ■10:49 下塚登り始めの所から、上塚、宝永山、富士山を眺めます。ここから二ツ塚下塚は下塚、二ツ塚上塚は上塚と記載します。 ![]() ■10:51 下塚山腹から、上塚、宝永山、富士山を眺めます。 ■10:52 下塚山腹から 上塚、宝永山、富士山の右のすそ野が競い合うように流れていきます。 ■10:54 二ツ塚下塚の山頂付近に着きました。上塚は黄金色のパイオニア植物群で彩られています。黄金色の斑点の配置が素晴らしい。 ■10:54 三段に並んで、山肌の美しさを競い合います。宝永山は地肌で勝負してます。 ![]() ■10:56 下塚頂上に着くと上塚頂上は宝永山の山体の中に入ります。 ■10:57 下塚頂上からの360度+αの景観です。 ![]() ■10:57 下塚頂上から、山中湖が長く伸びて見えます。 ![]() ■10:58 下塚山頂は平らで広い。石碑には [ 始祖 伊邪那岐命(イザナギノミコト) 伊邪那美命(イザナミノミコト) ] とあります。 ![]() ■10:59 下塚山頂の端のほうから上塚、宝永山、富士山を眺めます。 ■10:59 下塚山頂の下り道から上塚、宝永山、富士山を眺めます。 ![]() ■11:02 上塚山頂部
![]() ■11:16 下塚からの上塚、宝永山、富士山。壁紙用。 これから下塚と上塚の間の道に直行する道を登ります。見事な斑点模様の中を登ります。宝永山が黄金色の衣をまとっているように見えます。 ■11:18 上塚の登りは簡単に登れそうに見えましたが、なかなか手ごわい。地面は細かい火山礫で、踏みしめると靴が埋もれて、一歩上ると半歩下がります。そこで、左足をグイと踏みしめてから、右足を出します。そのため通常の2倍ほど筋力を使います。見事な黄金色の斑点を眺めながら、ゆっくり登ります。 ![]() ■11:19 山頂近くになり、富士山と宝永山は姿を消します。 ![]() ■11:23 振返ると黄金色の衣で飾られた下塚が見えます。その右側に愛鷹山、伊豆の山駿河湾がみえます。色彩豊かで、幻想的な景観です。 ■11:31 下塚後方の箱根の山なみも見えてきました。 ![]() ![]() ■11:39 上と下を眺めながら上塚山頂に到着しました。 ![]() ■11:43 上塚山頂からの宝永山と富士山。宝永山山頂の下方部は、本来富士山の山体の一部ですが、ここから眺めると宝永山の山体の様に見えます。山腹にまばらですが黄金色の斑点が見られます。その宝永山が、富士山と何か語り合っているような姿です。 ■11:44 二ツ塚上塚山頂からの360度+αの景観図。 ![]() ■11:45 二ツ塚上塚山頂から下塚方面。 ![]() ![]() ![]() ■11:48 再び富士山と宝永山を眺めます。 ![]() ■11:48 「宝さんよ、そろそろ衣替えの季節ですよ」富さんが口を開いて宝さんに語りかけています。「富さんはやはり白い衣が似合いますね私ももうすぐ着替えます」 ![]() ■11:48 上塚からの愛鷹山方面の光景が素敵です。駿河湾が白く広がっています。 ![]() ■11:52 上塚から下ります。 ![]() ■11:52 上塚の下り道からの宝永山と富士山 ■11:55 左のすそ野はまだ緑の樹木が多い。 ![]() ■11:56 秋の色彩に溢れた素晴らしい景観を眺めながら下ります。 ■11:58 少し移動すると前景が違ってきます。 ![]() ■12:00 上塚横の少し平坦なところに下りてきました。 ■12:01 上塚の右側に箱根の山と愛鷹山 ![]() ■12:02 上塚の下り道からの宝永山と富士山 ■12:04 二ツ塚上塚、宝永山、富士山。この絶景を眺め昼食。
二ツ塚上塚横に風を遮る窪地を見つけ昼食。 風がなければ、陽射しが暖かく、上下左右の絶景を眺めながらゆったりとおにぎりを食べ、 種無し柿を食べ、トラジャー珈琲を飲み、一服した後、うとうとして70分を過ごす。 (1)二ツ塚は今回で4回目です。宝永山経由で2回、御殿場口五合目経由で2回。 宝永山頂上から眺めた二ツ塚はその形状、色彩から古代遺跡のように思われました。 宝永山山頂から 2014.8.22 11:21
![]() 二ツ塚下塚から眺めた上塚、宝永山、富士山の素晴らしさ。 灰色とみどりの色彩でこれほどまで鮮やかな三山の景観を作る見事さに感服して、すっかり二ツ塚ファンになりました。 二ツ塚下塚から 2014.8.22 14:17 ![]() 二ツ塚ファンとしては秋の二ツ塚も見なければいけないと、展望の機会を狙っていました。
前日、初冠雪のニュースが流れ翌日は晴れの天気予報ということで、即決断し本日出発。
(2)何故か、クリムトの「接吻」が頭によぎる 二ツ塚下塚からの二ツ塚上塚、宝永山、富士山が今回歩いたところで最も好きな景観です。 二ツ塚上塚黄金色の斑点模様に圧倒されます。宝永山が黄金色の衣をまとっているように見えます。 ![]() この黄金色の衣をまとった宝永山と、親しげに寄り添う富士山を眺めていると、 不思議ですが、オ−ストラリアの画家クリムトの「接吻」が頭をよぎります。 「接吻」はクリムト自身と恋人エミーリエ・フレーゲがモデルとされる1907-1908年の油絵です。 「黄金色の衣をもとった二人」が共通のコンセプトのため、頭をよぎるのか。 「接吻」に代表される、クリムトのいわゆる「黄金の時代」の作品には金箔が多用され、琳派の影響を受けたと指摘されています。 「接吻」には、意外にも豊かな装飾性・デザイン性を持つ琳派の日本的感性が漂っているためかもしれません。 ![]() クリムトの「接吻」 ウィキペディアより引用 「接吻」の構図にあわせて、「宝永山と富士山」の横幅を縮小 黄金色の衣をまとった宝永山と白い帽子をかぶった富士山が寄り添っています。 ![]() (3)引率者の相棒さんが写ってしまいます これから下塚と上塚の間の道に直行する道を登ります。見事な黄金色の斑点模様の中を登ります。 二ツ塚のみどりがこがね色に変わり、さらに富士山山頂の白、 富士山のすそ野のみどりと色彩は更に豊かになり、期待以上の景観に大満足。 また、上塚〜ランチ場所までのコースは今回が始めてですが、これがまた良い。
・・・などなど思いながらうとうとしているうちに出発の時間。水ヶ塚からのバスの時刻に間に合わないよと相棒さんがせかせる。
引率者の相棒さんは私の前を歩くので写真の多くに写ってしまいます。 3−5枚の写真を合成してパノラマ写真を作るため、避けようとしても避けられず写ってしまいます。 登山者としてその画面に効果的な場合と、いないほうが良いかなと思うのがと半々ぐらいです。 今回の山歩き記では、頻繁に登場してます。掲載しなかった写真も含め、その一部を拡大して提示。 ![]() ![]() 上塚からおりるところ ![]() 記念撮影して出発 ![]() ■13:14 四辻の方へ進みます。 ![]() ■13:20 下塚も見えてきました。冠雪した富士山の山頂がかすかに見えます。朝方の反対側(西側)から下塚、上塚、富士山、宝永山を眺めています。 ![]() ■13:26 三辻付近からの宝永山。山肌のグラデーションとその上に絶妙に配置された配置された黄金色の斑点、富士山山頂は見えませんが、お気に入りの展望地です。 ■13:31 三辻。さっきまで宝永山の右側にいた富士山が宝永山の左側から山頂を覗かしています。少し歩くと風景が変わります。 ![]() ■13:31 三辻。森林限界の境目です。左上の道を行くと御殿庭入口-御殿庭上-宝永第二火口-宝永第一火口で、見晴らしも良さそうです。今回は下に進み、幕岩上-水ヶ塚に行きます。 ![]() ■13:32 ここからカラマツ林に入ります。カラマツは色づき始めです。 ![]() ■13:33 カラマツ林を進みます。 ![]() ■13:35 気持ちの良い散策路です。 ![]() ■13:32 これは、ミヤマハナゴケのようです。 御中道で出合い、ミヤマハナゴケ愛好家になりましたが、ここのミヤマハナゴケは新鮮さが失われています。土の違いか、季節のためか。 ![]() ![]() (この一週間後に御中道で見たミヤマハナゴケは、次の様に新鮮さがありとても美しかった) ![]() ■13:39 幕岩上 ![]() ■13:51 水ヶ塚まで70分の標識。。 ![]() ■13:56 「須走り下り一合五勺」。
![]() ■14:02 自然林の中を歩き、ここで休憩。 ![]() ■14:40 南山林道分岐、水ヶ塚まで20分。 ![]() ■14:40 富士山須山口登山歩道。
![]() ![]() ■15:02 水ヶ塚バス停に到着。白い帽子をかぶって大きな口をあけた富士山です。宝永山第一、二、三火口による山腹形状の変化が面白い。 ![]() ■15:02 水ヶ塚からの富士山です。
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15:02 水ヶ塚からの富士山です。
■14:40 水ヶ塚公園案内図。水ヶ塚公園から15分で腰切塚展望台へ行けます。
![]() ■15:15 水ヶ塚駐車場から坂道を10数分登ると、腰切塚展望台に着きました。
![]() ![]() ![]() ■15:15 腰切塚展望台からの富士山。宝永山を抱えた見事な富士山です。樹木が成長したためか、二ツ塚は上塚の一部しか見えません。 ■15:18 腰切塚展望台からの富士山。宝永山を抱えた見事な富士山です。樹木が成長したためか、二ツ塚は上塚の一部しか見えません。
■15:18 腰切塚展望台からの富士山。壁紙用1.
宝永山第一、二、三火口の形状が変化に富み、色彩が豊かです。とても良い富士山展望台です。 ■15:18 腰切塚展望台からの富士山。 壁紙用2. ■15:18 腰切塚展望台からの富士山。 ![]() ■15:42 水ヶ塚駐車場の後方に行くと、二ツ塚まで見えてきます。宝永山第一火口あたりから雲が発生してきました。 ■15:43 水ヶ塚駐車場からの二ツ塚。
![]() ■15:55 雲は右側に流れていきますが、それ以上早く第一火口から雲が発生してます。午前中10時頃の雲の発生はいつも見ていますが、この時間にこのような雲が発生するとは意外でした。 ![]() ■16:00 御殿場口新五合目のバス停からJR御殿場線御殿場駅へ
![]() ■17:10 御殿場駅到着
■18:50 小田急江ノ島線長後駅着
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